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旧車フェラーリディーノ再メッキ打ち合わせ

昨日の夜1970年代に製造されたディーノのフロントガラスの枠(モール)とリアガラスの枠(モール)を町のメッキ屋さんでメッキしたのですが、ピンホールが沢山残っていてお客さんに何とか助けて欲しいと業者さんよりご相談が御座いました。時価3500万円位の価値があるのになぜ町のメッキ屋さんに出したのですかと思わず、本音で言ってしまいました。そうすると業者さんは細かいボルトやナットもやってもらっているのでついでにメッキ加工してもらいましたと、お答えになられました。大体のレストアに携わる業者さんの殆どが何回かは、この様な痛い思いにを経験されているはずです。皆さんはこのお話を聞いてどう感じましたか?答えは同じメッキ屋さんにも色んな考え方で加工の仕方が違うのです。例えば、装飾クロムメッキの会社と言っても椅子とか机、金物をメッキ加工している会社なのか?当社の様にバイクや車、トラック、モニュメント、製作物を専門にメッキ加工をしているのか、そこが大事なのです。

いすゞトラック用ワイパーパネル

いすゞ2トン車ワイパーパネルで新品、塗装付き、素材はスチールです。ディーラー様からのご依頼でメーカーオプションが無い為
当社にご依頼して頂きました。お客様が以前からいすゞのトラックを購入されていて前型にはメッキパーツがあったのに、新車には無いのを
トラックを買うので何として欲しいと言う内容です。現在、自動車、バイク、トラック、昔に比べるとメッキパーツは確かに減りました。
その時々の流行りに左右されている感じが致しますが、メッキが好きなお客様は流行には左右されません。マニア様の多くがご自分の車や
バイク、トラックに新しい部分にメッキをかけたら人とは違った車になると車種は一緒でも違うとオンリーワンをイメージに持たれています。
服で言うファッションセンスと言いましょうか、拘りでしょうか、日々私たち専門業者も大変に勉強させて頂いております。
考えられないパーツをメッキ加工されたり、さり気無い又目立たない部分をメッキ加工したり。

ヤンキーホーン用エアータンクメッキ加工研磨

小型用エアータンクをメッキ加工する前に研磨した状態です。しっかり顔が見える状態です。元々数年使用していて少し錆が有り塗装が施してありましたので、まず塗装剥離しバフ研磨になります。大きい人の手の平位に乗るサイズで研磨はしやすい部類にはいります。磨き方は同じ方向に磨くのが一番綺麗にメッキがのります。エアータンク取り付け部分ステーは角度がかなりきつい為ルーターも入りずらいですのでバフ研磨でしっかりと磨けてる場所との差が分かってしまうのが残念なところです。しかし見えるところの殆どがピカピカに磨けてますので
メッキ加工しなくてもそのままでもすごく綺麗に仕上がっています。写真が写っている状態がメッキ加工前の下地作業が完成となります。
次に銅メッキを分厚く更に分厚くニッケルメッキ加工しクロムメッキ加工でメッキは完成になります。このような丸い筒状の製品は電気がまんべんなく流れるのでメッキの均一感は良い感じなので最後に青粉で磨いて出来上がりです。

旧車用グリル再メッキバフ研磨

このパーツは50数年前のトラック用スチール製グリルです。ご覧の様にもう錆がメッキの光沢が無くなっています。生地の大変薄いので
あまりきつめにバフ研磨が出来ませんのでゆっくり丁寧に少しずつ加工するしか御座いません。メッキをシアンで剥離しこの状態まで
磨きます。顔が映るレベルです。細かく入り組んだ箇所はルーターで磨きます。しかしなかなか腐食痕は無くなりませんので、お客様の
ご予算と納期の範囲が御座いますので気になるところはご連絡させて頂いて指示を仰ぎます。板金加工の場合、真鍮を用いた楊板金をいたします。真鍮を溶かして行う為かなりの技術が必要になります。現在板金で使われる様なパテではありません。結構な手間がかかります。
スチール製グリルやバンパーは大きさがあり、長年走行していると錆びやすいく腐食しやすいので大がかりなお仕事になり加工日数が小物パーツより数倍日かかりますので再メッキを考えて頂いているお客様は納期の余裕をもってお願い致します。

樹脂製グリルメッキ加工

樹脂製グリルメッキです。素材はABSで塗装無しの新品です。メーカーさんの純正よりも数段クオリティが良いです。
樹脂製品のパーツでABSが一番メッキとの相性が良いです。だからディーラーの車やバイク、トラックのメッキ製品の殆どが
ABS樹脂を使っています。パチンコの台に付いているメッキパーツもABSです。メッキの分厚さが全く違いますが・・・
ですのでメッキがかかっている世の中の製品がABSとも言えます。カスタムのマニアさんの殆どのお客様はABS以外のポリプロピレン(PP)、レジン、FRP、合成樹脂等、メッキがかかっている純正パーツやメーカーオプションでは無いこの様な樹脂にメッキ加工をしてほしいと言うご依頼が圧倒的に多いです。当然、形状や大きさによってメッキ加工が出来ない事も御座います。基本、電気メッキは約75℃の温度が樹脂にかかりますので変形しそうな樹脂や薄過ぎる樹脂はやめておかれた方がいいと思います。

30Z用ワイパーカバーメッキ加工

このパーツは30Z用ワイパーカバーです。車屋さんでしたらこのパーツ何なのか?お分かりだと思います。名称が間違っていましたらごめんなさい。
このパーツの中に永久磁石が両側に入っています。パーツがボンネットのワイパーの付け根付近に付いていたせいか、あまり錆びている感じでは有りませんでした。表裏とも黒染め(パーカー処理)していますので塗装用の剥離剤で剥離し、表面のみをメッキ加工したいのでまずバフ研磨で丁寧に磨きます。下地作業は終了で分厚く銅メッキ加工で更に分厚くニッケルメッキ加工、クロムメッキ加工致します。しかしこのままでは、筒の中が直ぐ錆びてしまうので裏だけを黒染め(パーカー処理)を施し錆びない状態にしなくてはなりません。この状態まで加工する事が出来るのが光沢屋の強みです。メッキ加工について、バイクメッキについて、メッキ塗装について、クロムメッキについて、クロムメッキ処理について、バイクメッキ加工について、車メッキ加工についてお気軽にご相談ください。

樹脂製グリルメッキ加工

この商品は、業者様からのご依頼だったのですが、グリルを全てメッキ加工では無く一部をそのままにして欲しいとの事でした。
素材は純正の新品品をご用意して頂きまして、塗装が付いています。まず塗装を剥離して全体を脱脂致します。
物理的には樹脂も部分メッキ加工は出来るのですが、メッキがかかっている箇所とかかっていない箇所で段差が生じてしまうので
その部分をぶつけたりすると絶対では御座いませんが、剥がれの原因になる事があります。ですのでこう言う場合は全面をメッキ加工します。
その後に塗装をするのです。ディーラーさんのメッキパーツを思い出して下さい。メッキがかかっている部分と、メッキがかかっていない部分
必ず塗装を使って部分メッキにしています。因みに塗装部分を剥離剤で剥離するとメッキが出てきますよ。余談ですがメッキがかかっている場所に直接塗装をしても駄目ですよ。すぐ剥がれますので業者さんにやってもらってください。

オリジナルステンレス製バッテリーカバーメッキ加工

この商品はステンレス片面400番の板を、レーザー加工で形成し仕上げたパーツです。取り付ける場所はバッテリーを上から押えるカバーになります。ステンレスの400番は顔が映る程度にはあるので、そのままバッテリーカバーとして使用できるのですが、数か月経つと研磨面が汚れと傷で番手が落ちてくるのです。このデメリット、にもっとも効果が有るのがクロムメッキ加工です。クロムメッキは強度が強く錆とめ効果もある為万能なのです。特にアートトラックのトップレベルの、お客様が好むくらい素晴らしい物なのです。メッキ加工やバイクメッキ、メッキ塗装、クロムメッキ、クロムメッキ処理、バイクメッキ加工、車メッキ、で検索されてお困りの方お気軽にお問い合わせ下さい。親切丁寧にお答えいたします。ボディーパーツやオリジナルパーツにメッキ加工、店舗や会社にインパクトが欲しい時のご相談。付加価値で他社や他店に圧倒的に差をつけて下さい。

金色メッキ加工看板

この商品は本金メッキではありません。楊金メッキと言います。馴染みの看板屋さんからのご依頼なのですが店舗の内装用に使われるみたいです。大きさは3メートル程あります。素材はスチール製のアングルで加工されていて少し薄目の生地を使われています。特に業者様は見栄えよりもコストを考えより安くしたい為、本金メッキに似た楊金メッキをご希望されます。色合いは本金メッキより少し薄目の感じで素人様には分かりにくいと思います。クロムメッキ加工のバフ研磨と同様に綺麗に磨きますとやはり楊金メッキも大変綺麗に仕上がります。楊金メッキよりも24金メッキの方が高いですが深みがある金メッキをお勧めいたします。注文住宅のお客様にはポスト部分や内装のある部分を楊金メッキで仕上げたり、又金メッキ加工でオリジナルで製作されたり楽しんでいらっしゃいます。リフォーム業者様からはもう古すぎてドアノブや内装パーツが手に入らないので再メッキして欲しいとのご要望も大変多く頂いております。

旧車ラビットエンブレム再メッキ加工

このエンブレムは大昔のバイクラビットでそ。素材は亜鉛ダイカスト(アンチモニ)です。このエンブレムはまず手にはいりません。
業者様からのご依頼で二つラビットエンブレムの再メッキ加工させて頂きました。戦後初めて日本にバイクが誕生したそのバイクこそラビットらしです。素材の表面にメッキの光沢は全く有らず、腐食痕が少し見えます。まずはメッキを剥離致します。次にバフ研磨である程度表面を整えます。細かい粒子のアルミニウム金属パテで表面を補修致します。サフ、プライマーで生地を整え磨きます。ここでやっとメッキ前の下処理が出来、電気が通る様に無電解メッキ加工しエンブレムの表面に通電効果を出る様にします。表面に電気が通る様になったところで、分厚く銅メッキ、更に分厚くニッケルメッキ加工、クロムメッキ加工しメッキ加工は完了です。分厚くなって白くなったところを青粉で表面を磨いて納品になります。納品後、業者様よりピカピカで綺麗ですと喜んで頂きました。