業者様が旧車のバンパーを再メッキ加工する為に凹み部分を板金加工された状態のご説明。
2017年11月19日
この写真は、旧車のバンパー再メッキ加工の為に業者さんが板金されて送って頂いたバンパー板金の裏面と表面のアップ写真と全体写真です。
バンパーのコーナー部分に傷が付いているのは皆さんお分かりになると思いますが、その部分が凹みが有ったようです。
裏から綺麗に表にかけて面を出されています。
たたき出す板金技術としては中々の物だと私は思います。
しかし、再メッキ加工(メッキ加工)するにおいて、板金をする前に必ずしなければいけない事があります。
それは、メッキを剥離する事です。その理由は、写真を見て頂くとお分かりの様にサンダー痕の様に傷が付いていますが
この傷にメッキが入ってしまいクオリティが下がる他、もう一度、シアン剥離し板金をしなければいけないのです。
業者様は良かれと思って板金をして頂いたのですが、残念ながら全てが無駄になってしまっていると言う痛ましい事に。
板金加工する前に、シアン剥離していればお値段もお安く手間も無駄ではなかったのに。
そんな事、再メッキ加工の専門業者に聞かなければ分からないので仕方がないのですが・・・
お客様(業者様)が無駄な手間を省き、お得になる為にまず、再メッキ加工(メッキ加工)の専門業者にご相談されてからにした方が良いと言
いと言う事が答えです。
当社にバンパーやグリル、ホイル等様々な再メッキ加工のご依頼の際は、板金などをせずに送って頂いて全て当社にお任せして頂く事になって
います。
間違え無く、その方がクオリティが上がり、お値段もお安く、納期も早くなるのは間違いないからです。
メッキ加工(再メッキ加工)したいパーツを当社に送って頂く前にお客様で作業をして頂きたいのは、中性洗剤などで汚れを取って頂いたり
それに、付随する物(ボルトやナット、ワッシャ等)メッキ加工に関係ない物は取り除いて発送して頂くと大変にありがたいです。
この作業を行うと、他社様でも喜ばれると思いますよ。
板金の際、アドバイスとしてメッキ加工する前の作業は完全なるたたき出し板金をしてしまうと、その後の真鍮を溶かした楊板金をした時に
山盛りになり、面が平らにするのが反対に難しくなる訳です。
この様な事にしても、普通の塗装板金とは違う事が分かって頂いたと思いますので覚えておいて損はありません。
どの仕事でも一緒だと思いますが、その道の専門業者に相談する事がクオリティを上げ、お安くなり依頼した側が得になると言う事です。
少し、熱く語ってしまいました。
皆様も、得をして頂く為に当社(メッキ工房光沢屋)等の専門業者にご相談を。
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