お客様(業者様、個人様)がメッキ加工依頼されたパーツへの治具取り付け穴が必要な状態のご説明。

今回の商品は、三菱キャンター(2トン車)用のSUS304片面400番研磨を使用したドアガーニッシュにメッキ加工を施し光沢感を出し

見栄えのクオリティを上げる前の状態の写真です。

ステンレスの厚みは1.6ミリ程でご覧の様に曲げ加工をし強度を高めています。

メッキ加工を行う為には、必ずパーツに引っかかりが必要なのですが、その理由は当社の様な本物のメッキ加工を行う工程にはパーツを電気に

よる通電効果によって、銅メッキ加工やニッケルメッキ加工、クロムメッキ加工致しますので電気を通す治具を引っ掛ける穴が必要になりま

す。

その為に、パーツの形状や大きさによって穴を開けて治具を通しメッキ加工を行うのです。

この様な小さくて素材の厚みが薄いと写真の箇所に穴を開けると一番見栄えも良くなります。

ホイルであろうが、ドアであろうが、バンパーであろうが必ず治具を使いますので裏面や見栄えが悪くならない場所に治具をかけれる場所があ

るか、職人が判断しなければ、はんだ付け等によって治具を付ける事も有ります。

よく治具をかける場所は、スチール製バンパーの場合、バンパー裏面には必ずステーやボルトが付いています。

その場合、そこに治具をかけてメッキ加工したり再メッキ加工(リクローム)致します。

スチール製グリルも、スチール製バンパーの様にステーが付いていたり、ボルトが付いていますので、その部分を治具をかけメッキ加工を

致します。まれに、無い場合ははんだ等で治具を付けてしまいメッキ加工を行います。

ホイルなどは、形状が丸いですので専用の特殊な治具が有り、それを使用する事でメッキ加工や再メッキ加工が出来ますので

治具で悩む事は御座いません。

もっとも大きなパーツの一つに、ドアが御座います。

どのメーカーのどの車種にも裏面に治具がかけやすい個所が有り、治具をかける細工を行う必要が御座いません。

分かりやすく治具を引っ掛ける箇所をご説明させて頂くと、ネジやボルトを通す穴であったり魚を釣る時に使う針の様な物が引っかかる

所が有ればその部分に治具をかけるとイメージして下さい。

今までの経験上、小さくて素材が薄いパーツには治具をかけれる箇所が無い様に感じますが、案外大きなパーツには治具をかけれる所が

沢山ある様に思います。

当社の代理店様の殆どが、治具がかからないパーツには穴を開けられて送って頂く事が有りますが、初めての業者様や個人様は

難しいと思いますので、当社で治具に必要な細工をさせて頂いておりますので、ご安心ください。