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クロムメッキ(メッキ加工)の種類と用途のご説明

湿式メッキと乾式メッキ

湿式メッキのクロムメッキ(メッキ加工)で装飾クロムメッキ(メッキ加工)と硬質クロムメッキ(メッキ加工)があります。

装飾クロムメッキ(メッキ加工)は装飾に適した用途に使います。
例えば、自動車部品(外装パーツや内装パーツ)、バイク(シリンダー以外のパーツ)、トラック(外装パーツ、内装パーツ)
家電用品の一部品、店舗の内装品や外装品、スチール製テーブルやスチール製椅子等、皆さんの周りにある沢山のクロムメッキ商品が装飾クロムメッキ(メッキ加工)です。

硬質クロムメッキ(メッキ加工)は硬度が高く大変耐摩耗性に優れています。
例えば、工業用シリンダーや歯車、バルブ、シャフト、クランクシャフト、エンジン用排気弁、ベアリング等、工業用品に用いられます。

3価クロムメッキ(メッキ加工)と6価クロムメッキが有り、3価クロムメッキは環境を配慮した6価クロムメッキの代替品になります。

この様に湿式メッキ(電気メッキ)によるクロムメッキ(メッキ加工)にも装飾クロムメッキ(3価クロムメッキと6価クロムメッキ)と
硬質クロムメッキ(メッキ加工)が有り、お客様が装飾を重視せれるのか、硬度が高く耐摩耗性を重視せれるのかによって選択しなくてはいけません。

高品質、ハイクオリティのクロムメッキ(装飾クロムメッキと硬質クロムメッキ)のご相談は、メッキ工房光沢屋にお問い合わせ下さい。

自動車(車)、バイク(単車)、トラック、旧車や現行車のメッキパーツ自体の役割とクオリティ。

自動車(車)の外装パーツや内装パーツに施されているメッキパーツには、殆どメッキと相性が良いABS樹脂が使用されております。
但し、樹脂パーツの寿命は金属パーツより短い為、永く自動車(車)、バイク(単車)、トラックに乗る場合は、この様なメッキパーツのクオリティ(見栄え)が落ちてしまう為、メーカー在庫で補わなくてはなりません。

しかし、メーカー在庫は基本、永くて10年程で生産中止の為パーツは無くなります。
(外国製自動車と一部の国産車は在庫が有ります。)

もし、今乗られている自動車(車)、バイク(単車)、トラックを永く使用される方はパーツが生産中止でメーカー在庫がなくなる前にご購入される事が望ましい。

既に、メッキパーツがメーカー在庫に無い場合は、当社(メッキ工房光沢屋)等のメッキ加工会社に依頼をする以外に方法はありません。

バイク(単車)のメッキパーツも永くても10年程でメーカー在庫が生産中止によって無くなります。
メーカー在庫が無くなる前にメッキパーツをご購入される事が望ましいと思います。
(トラックの同上です。)

万が一、メッキパーツの在庫が無い場合にそのパーツを3Dスキャンし、3Dプリンターで複製出来た物を電気メッキ(湿式メッキ)によって
クロムメッキ加工される事が望ましい。

その理由としては、経年劣化したパーツはメッキ加工の薬品に大変もろく、割れやヒビが入りやすくその状態でメッキ加工を施したとしても
十分なクオリティが得られない為です。

金属のパーツ(スチール、アルミニウム、ステンレス、アンチモニ、等)は経年劣化しても薬品による割れやヒビが入らない為、メーカー在庫が無くなったとしても再メッキ加工が可能な為、3Dスキャン、3Dプリンターによる複製の必要はありません。

経年劣化した金属パーツの素材や腐食の具合によって、上メッキ(表面補修メッキ)、中メッキ(厚メッキ)下メッキ(町のメッキ屋さんのレベル)から選んでメッキ加工(電気メッキ)を施す事が出来ます。

この事から経年劣化したパーツにメッキ加工を施しやすいのは、金属パーツ(スチール、アルミニウム、ステンレス、アンチモニ)と言う事になります。

経年劣化したパーツをハイクオリティのメッキにしたい時のご相談は、メッキ工房光沢屋にご相談ください。

自動車(車)、バイク(単車)、トラックに対して蒸着メッキ(アルミニウム蒸着メッキ)は通用するのか?

自動車(車)、バイク(単車)、トラックのパーツに対して蒸着メッキ(アルミニウム蒸着メッキ)は通用するのか?

皆さんは、蒸着メッキ(アルミニウム蒸着メッキ)をご存じでしょうか?

簡単にご紹介致しますと、約2メートルの真空管(2メートル超える真空装置もある)に下地作業を終えたメッキをしたいパーツに治具をかけ
真空管の中に入れアルミニウムを蒸着させる加工方法です。

下地作業は素材によって変わってきますが、一つの例として蒸着メッキ加工(アルミニウム蒸着メッキ)でよく使う素材、ABS樹脂にします。
ABSの表面は2500番手から3000番手程の綺麗さにアンダーコートを付着させます。(ホコリは厳禁)
真空装置(真空管)の中でメッキ加工したい対象物を治具にかけ、その対象物を真空によって蒸着させる事でアルミニウムの膜がクロムメッキに似た風合いなる。
その強度を高める為にトップコートを施し、ABS製蒸着メッキ(アルミニウム蒸着メッキ)が完成します。

かなり簡単にご説明させて頂きましたが、皆さんが家でよく目にする物で家電製品や自動車の内装パーツが多いです。
ですので日ごろから目にしています。
蒸着メッキ(アルミニウム蒸着メッキ)のメリットは個人様には御座いません。
メーカー様にメリットがあるのは、電気メッキ加工(湿式メッキ)より一個単価が安いと言う事と環境対策としてもあります。
大量生産も可能です。

デメリットは、見栄えは電気メッキ加工によるクロムメッキよりも劣ります。(クロムを利用せず代わりにアルミニウムを使用する為)
後、電気メッキ加工によるクロムメッキよりも長持ちしない。(膜厚が薄い為強度が弱い)

蒸着メッキ(アルミニウム蒸着メッキ)は膜厚が薄くトップコートで保護している状態ですので強度が電気メッキ(クロムメッキ)より自動車(車)やバイク(単車)、トラックの外装パーツには適さない。

しかし、メーカー様は皆さんがご承知の様にコスト削減で一部、蒸着メッキ加工(アルミニウム蒸着メッキ)のパーツも御座います。
一昔前よりも現在、蒸着メッキ(アルミニウム蒸着メッキ)はレベルが上がっています。

内装パーツでしたら、雨や風、飛び石にさらされないので、光沢や深みが少し足りませんが有りだと思います。

真空蒸着メッキ(アルミニウム真空蒸着メッキ)加工の会社にも電気メッキの加工会社と同様にクオリティが良い会社とクオリティが悪い会社との差が御座います。

自動車(車)、バイク(単車)、トラック、旧車に銀鏡メッキは通用するのか?

自動車(車)、バイク(単車)、トラックは雨や汚れ、砂、ホコリ、風、飛び石、季節による温度変化等によって過酷な環境で
特に外装パーツ及び、内装パーツ(エンジンパーツも含む)何年もの負荷がかかります。
外装パーツは見栄えの良さ(高級感)、どれだけ見栄えの良さが長持ちするのか(品質)このクオリティが一番良いのはどのメッキ加工か?

これを検証してみたいと思います。

皆さん一度、銀鏡メッキと検索をしてみて下さい。
まずはその加工方法を見ると凄く簡単なと思われるかと思います。

私たちは、昔から長い間世界中で電気メッキ(装飾クロムメッキ加工)の歴史の中でどうメッキ加工をすればより綺麗さが長持ちするのか、

どうすれば、アンチモニ(鋳物、ダイカスト)に再メッキが新品以上に仕上がり、その綺麗さが長持ちするのか、

失敗に失敗を重ね上メッキ(補修メッキ)が誕生し、外装パーツや内装パーツをお客様に画期的なクオリティをご提供させて頂ける様になりました。
旧車を扱う業者様や個人様でトップレベルのメッキ加工専門業者に依頼された事がある方はご存じの方が多いと思いますが、まだまだメッキ加工と銀鏡メッキ、メッキ塗装の見栄えのクオリティとその見栄えがどれだけ長持ちするのか分からない方が沢山おられます。

お客様が選ばれるわけですから、それで良いのですが当社の問い合わせで銀鏡メッキ、メッキ塗装の業者さんにパーツを加工してもらったのですが思っていた綺麗さでない。汚いと・・・
そちらで(当社)で何とか綺麗になりませんか、困って電話やメールのお問い合わせがよくあります。
当社は今まで他社様(銀鏡メッキ、メッキ塗装)の批判は致しませんしこれからも致しません。
しかし、批判では無く皆様にもっとメッキ加工は色んな種類が有りますが、見栄えとその見栄えが長持ちするメッキ加工の方法は
昔ながらの電気メッキ加工(装飾クロムメッキ加工業者)です。
この分野の加工業者の中からご自分にあった予算や納期で選ばれる事で今までの様にメッキ選びで失敗する事がかなり少なくなりますよ。
ひとつ、銀鏡メッキで褒めるならプラモデルの様な家の中で飾り見栄えをあまり気にしないのであれば良いかも分かりません。

自動車(車)、バイク(単車)、トラックにメッキ塗装でクオリティは通用するか、しないか。

答えは通用はいたしません。
クオリティと言う概念は綺麗さ、長持ちする(強度)等、様々な意味合いが御座いますが、品質、高級感は湿式メッキ加工(電気メッキ加工)より劣ります。

メッキ塗装のやり方は、文字の如く塗装です。皆さんもよくご存じの大量生産されている安い外国産のメッキパーツよりも
随分と見栄え長持ちの高級感は無い様な状態になります。
一度、要らないパーツをメッキ塗装の業者様で加工依頼されて見て、感じるのが一番良いと思いますが・・・
小さな子供が電気メッキ(通称ドブ漬けと言う)のメッキパーツとメッキ塗装によって出来たパーツとを比べますと
綺麗なのは電気メッキの方を選ぶ位にはっきりと分かります。
メッキ塗装の見栄えのクオリティを簡単に言いますとメッキ塗装のパーツに顔を近づけて見ると良くて顔がぼんやりと写る位、
かたや、電気メッキで加工したパーツに顔を近づけると顔が鏡の様にくっきりと写ります。
お値段で言いますとメッキ塗装の方がお安いです。

メッキ塗装の工程を簡単に言いますと、加工したいパーツを2000番以上磨いて、その上に黒色の塗装をむらなく仕上げ
光沢クリアー塗装しメッキ調液をエアーブラシで薄く全体にまんべんなく吹き乾かす。
この加工ではお客様がお金を出して喜んで頂けるレベルなのか不思議でなりません。
メッキ塗装のパーツには工程上の乾かさなければいけない時に出来るほこりの付着なのかブツブツが至る所にあります。
(メッキ塗装の技術によるものなのか分かりませんが・・・?
顔がぼんやりとでしか見えないクオリティでも安ければオッケーと言うお客様は是非ともメッキ塗装をお勧め致します。
(プラモデル位なら良いかも・・・)

電気メッキ加工の工程は、毎日の様にメッキ工房光沢屋のブログにご説明させて頂いておりますのでご興味のおありになるお客様はご覧くださいね。

メッキ塗装をして失敗された方や本来の電気メッキ加工で高級感、ハイクオリティを求めているお客様お気軽に
メッキ工房光沢屋にお問い合わせ下さい。

車メッキ加工においてメッキ加工の役割と用途(バンパー)後編

前回にスチール製バンパーに再メッキ加工する工程(役割)と用途のご説明をさせて頂きましたが、次にご紹介させて頂くのが
上メッキ加工(補修メッキ加工)です。

この上メッキ加工(補修メッキ)と前回ご紹介させて頂いた中メッキ加工(厚メッキ加工)の違いは、腐食が酷過ぎて板金が不可能かつ、腐食箇所が大変多く板金してもきりがないスチール製バンパーを、新品以上のハイクオリティに出来て錆に大変強いと言うメリットがあります。

上メッキ加工(補修メッキ加工)の加工をご紹介させて頂きます。

中メッキ(厚メッキ加工)では再メッキ加工したとしても、綺麗(ハイクオリティ)にならないスチール製バンパーの表面にあるメッキを数日かけてシアン等で剥離致します。

剥離が終了したスチール製バンパーを純水で綺麗に汚れや錆等を丁寧に洗って乾かします。

(中メッキ加工ですとバフ研磨致しますが、上メッキ加工(補修メッキ)はバンパー表面が錆や腐食痕が酷過ぎる為、この時点では磨きません。)

次にスチール製バンパーの表面を細かな粒子のアルミニウム製金属パテで表面補修致します。
(この補修作業には大変な技術が必要になります。)
表面補修出来たバンパーに錆びにくく、また、見栄えを良くする為にサフ、プライマーで表面処理を施します。
このままではバンパーの表面に通電効果が無い状態ですので無電解メッキ加工を行います。
この状態までが下地作業になりますので、下地作業が終了したと言います。
通電効果が出来たバンパーを中メッキ加工(厚メッキ加工)と同様に銅のメッキ槽に通常よりながく着けます。
(更に綺麗さと錆びにくさが得られます。)
次に、ニッケルの槽にながめに漬けます。(綺麗さと錆びにくさの効果が得られます。)
最後にクロムのメッキ槽に漬けて、純水でバンパーに付いていつメッキ液を洗い流します。
仕上げに粒子の細かい研磨剤でメッキのかかったバンパーを丁寧に磨いて終了になります。

メッキ加工において用途と役割はパーツによって様々ですが、メッキ工房光沢屋は錆びてどうしようもないパーツをお客様に
新品以上のクオリティでご提供させて頂く事をモットーにメッキ加工をさせて頂いております。
          

車メッキにおいてメッキ加工の役割と用途(バンパー)

車(自動車者)のパーツ(部品)が沢山ある中でメッキ加工(再メッキ加工)のご要望が一番多いバンパー再メッキ加工をご紹介させて頂きたいと思います。

自動車のバンパーには現在よく使われている樹脂製バンパーとスチール製バンパーが存在致しますが、初めにスチール製バンパーに再メッキ加工する役割と用途をご説明させて頂きます。
スチール製バンパーには元々クロムメッキ加工(メッキ加工)が施されている事が多くメーカー様のクオリティとお客様のメッキに対する手入れによりますが、純正バンパーですと早ければ2年から3年位からクロムメッキ(メッキ)の光沢が少しずつ失われ、錆が出始めます。
そのまま放置を致しますと、バンパーの裏面から表面にかけれ錆が大きくなり錆の貫通穴が表れる事もあります。
この様な状態を回避する為に腐食が酷くならない様にスチール製バンパーは再メッキ加工(メッキ加工)を施さなければなりません。

錆びてクロムメッキの光沢が失われているスチール製バンパーを再メッキ加工する方法。厚メッキ(中メッキ)

再メッキ加工(メッキ加工)をしたいスチール製バンパーのメッキと錆を剥離(シアン等)しなければなりません。
(剥離作業しないで再メッキ加工(メッキ加工)したとしてもメッキがのりません。)
その後、バフ研磨と板金作業による下地作業に入りますが、スチール製バンパーの下地の良し、悪しによってバフの番手を変えなくてはいけません。バフ研磨でもバンパーの表面が腐食痕が残って消えない場合は板金加工(楊板金)によって穴を埋めて綺麗にしていきます。
(この際の板金作業にはかなりの技術が必要になります。)
板金痕の凹凸を研磨によって無くす事がクオリティの良し悪しに繋がりますのでより丁寧に作業を行います。

再メッキ加工したいスチール製バンパーの下地作業が終わりましたらメッキ作業に入りますが、鉄粉などの汚れ等を綺麗に洗います。
(鉄粉などの汚れを残したままメッキ作業をした場合、バンパーの見栄えが悪くなるのとメッキ槽が汚れてしまいます。)
メッキ作業の最初に銅メッキ加工を行い、もう一度バフ研磨加工しそれによって削れた銅の粉を利用しスチール製バンパーのピンホールに埋めます。次に長めに銅メッキの槽にスチール製バンパーを漬けます。
その次にニッケルメッキの槽にスチール製バンパーを通常の時間より長めに漬けます。
最後にクロムメッキの槽にスリール製バンパーを漬けて、仕上げに粒子の細かい研磨剤で磨きます。

この様な丁寧で綺麗なメッキ加工が出来る、メッキ工房光沢屋にお問い合わせ下さい。