個人様、業者様(法人様)にグリルを再メッキ加工(メッキ加工)と板金加工した後のクオリティのご説明。
2017年12月09日
数週間前ブログに貼り付けとご説明をさせて頂いた希少価値が高い旧車のグリルを板金後、厚メッキ加工(中ランク)を施した状態を
個人様と業者様(法人様)に丁寧にご説明をさせて頂きます。
ご覧の写真は、ビフォー、アフターです。
お客様のお話では、このグリルは数十年前のアメ車グリルで新品を本国からの取り寄せで16万円(送料別)で手に入るパーツだそうです。
16万円の新品グリルパーツにアメリカからの送料がかかる経費や違った商品が届く危険性のデメリットを考えて、お客様が当社に再メッキ加
工と板金加工をご依頼して頂きました。
再メッキ前の写真に有ります様に、グリル正面の上は錆が酷くメッキ(銅メッキ、ニッケルメッキ、クロムメッキ)を剥離すると
錆が裏まで貫通する様な状態ですので、再メッキ加工前にお客様へ丁寧に分かりやすく板金加工が必要である事をご説明をさせて頂きました。
お客様のご返事は、メッキランクが厚メッキ加工(中ランク)で楊板金加工有りで正式な御商談が成立致しました。
前回にビフォーのご説明をさせて頂いておりますので省かせて頂きますが、当社の中ランクのメッキ加工(再メッキ加工)は銅メッキを分厚く
ニッケルメッキも分厚く施しクロムメッキ加工する事によるクオリティになりますので、当社の中ランクメッキ加工(厚メッキ加工)でも
十分なハイクオリティになります。
但し、この様な錆が酷く剥離すると穴が開いてしまう様な状態ですとメッキ加工を施す前に板金をしなければ、腐食痕が残ったり
穴が開いた状態での見栄えの悪さになってしまいます。
メッキの分厚さで見栄えの悪い箇所を補う事は物理的に不可能です。
今回、このスチール製グリルを真鍮を用いた板金(楊板金)加工した箇所はグリル正面の上を全体的にさせて頂きました。
剥離致しましたら、メッキで見えていない個所にも腐食痕や小さな錆の貫通穴があったりと大変な板金となりましたが
思っていたよりも板金工賃がお安く済みました。
メッキ代金と板金加工賃と送料を足しても、かなりお安く済んだ様に思います。
当社の板金担当者は、昔ながらの真鍮を用いた板金技術に長けている他、旧車のエンジンパーツが壊れてそのパーツが手に入らない事が
あったとしても、その壊れたパーツを作り直してしまう程の腕も持ち主です。
そのわりに、お値段もお安く済む様に努力してくれます。
あまりにも錆が酷く、板金してもお客様がお求めになる見栄えのクオリティまで到達しない状態のパーツは上メッキ加工による
再メッキ(メッキ加工)をお勧め致します。
その重たる理由は、再メッキ加工(メッキ加工)したいパーツがスチールグリルの様に素材が薄い場合、腐食部分の周りまで真鍮を溶かして
板金を行う事でその薄い周りまで溶けて穴が広がってしまう様な場合も素材の悪さから有りうる為です。
この様な事からも、写真を添付した位でお見積りやクオリティ、納期のお話がお客様に出来るはずが御座いません。
万が一、適当にお客様にお話をしてしまった場合、お客様にとっても当社にとっても、より良いお付き合いが出来るはずが御座いません。
しかしながら、今回のブログに貼り付けさせて頂いた写真の様な腐食痕が有ったとしても、当社の中ランク(厚メッキ)でもこの位の見栄えの
クオリティをお客様にご提供させて頂く事は可能です。
再メッキ加工やメッキ加工のご相談は特化しているメッキ工房光沢屋にご相談ください。
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