メッキ塗装(吹付)とメッキ加工(電気メッキ)の方法とクオリティの違いをお客様(業者様、個人様)にご説明させて頂きます。
2017年12月30日
今回は、お客様(業者様、個人様)に極力分かりやすく、メッキ塗装とメッキ加工(電気メッキ)の違いをご説明をさせて頂きます。
なぜ今回その違いをご説明させて頂こうと思ったのが、当社にお電話やメールのお問い合わせによくメッキ塗装出来ますか?と言う
問い合わせが多く、そのご質問に当社(メッキ工房光沢屋)がお客様にその違いをホームページのブログを通してご説明をさせて
頂こうと考え配信させて頂きます。
メッキ塗装を簡単にご説明させて頂くと、塗装したい素材の面を磨いて番手を上げたところにメッキ色の塗料を吹き付けると言う事です。
メッキ加工(電気メッキ)を簡単にご説明させて頂くと、メッキをしたい素材表面の塗装や錆とめ(黒皮、アルマイト等)を剥離し
バフ研磨加工を行い電気による化学反応を利用し、まず銅メッキ加工、ニッケルメッキ加工、クロムメッキ加工と言う工程で
加工を行う事です。(町の電気メッキの業者さんは銅メッキを省いて行う事もある。)
メッキ塗装のメリットは、殆どの素材、又形状が複雑な物に塗装でき、お値段も安くつく上に納期も早いです。
メッキ塗装のデメリットは、見栄えが塗装なのであまり綺麗では無く、長持ちしない。(メッキ加工、電気メッキと比べて)
メッキ加工(電気メッキ)のメリットは、大変綺麗で傷が付きにくく長持ちする。
メッキ加工(電気メッキ)のデメリットは、形状が複雑(狭く奥ゆきが深い)な物は奥の方までメッキが入りにくく
お値段が高い。(メッキ塗装と比べて)
あくまで私個人の感想で申し訳御座いませんが、メッキ塗装を選択されてメリットを感じる事が出来る事はあまり綺麗さを求めたり
長持ちしなくても良い物や室内などに置く物に対しては良いと思います。
それでは、納得されないお客様はメッキ塗装を選択されない方が賢明だと思います。
もっと分かりやすく具体的な事を言いますと、自動車やバイク、トラックの様々なパーツ、様々な綺麗さを重視する物、等はまさにメッキ加工
(電気メッキ)を選択すべきだと思います。
要するに、メッキ塗装をしても過度な期待はしない方が良いです。
一度、メッキ塗装の専門業者様にご相談されても同じ事を言ってくれると思いますのでお問い合わせされても良いかと思います。
なぜメッキ塗装が出来たのか?それはメッキ加工(電気メッキ)は綺麗であるし長持ちもするが手間がかかり値段が高くなるなる事から
少々見栄えのクオリティが落ち長持ちしなくてもより簡単に早く出来、値段を安くできる事を考えてメッキ塗装が出来ました。
ですので、メッキ塗装の業者様に依頼をして見栄えが悪い等のクレームは言ってはいけないと思います。
業者様なら勉強と思って当社(メッキ工房光沢屋)のメッキ加工(電気メッキ)とメッキ塗装を依頼し、実際に見栄えや長持ちの
クオリティを比べてみるのも良いと思いますよ。
せっかくですから、もう少し深くお話しさせて頂きますが、メッキ加工がメッキ塗装と全く見栄えや長持ちの違いが分かって頂いたと
思いますが、メッキ加工にも電気メッキ(湿式メッキ)と乾式メッキと言う種類が有り、この両者も見栄えや長持ちの違いが有ります。
電気メッキのメリットは見栄えの綺麗さと長持ちはどのメッキ方法の中でもダントツです。但し、お値段が高いです。
湿式メッキ(スパッタリング、アルミニウム真空蒸着メッキ)のメリットはメッキをかけたい素材に熱(75℃)をかけずに加工が出来
お値段も大量ロットでABS製品ならお安く加工が出来ます。但し、電気メッキレベルの見栄えと長持ちさは追求できない。
こちらも、アルミニウム蒸着メッキの業者様に依頼をし綺麗さを過度の期待からクレームを言うのはダメだと思います。
なぜならそれが、アルミニウム蒸着メッキ加工の見栄えの限界だからです。何回クレームを言ってやり直しても物理的要因でそれ以上
綺麗にはならないからです。
皆様がおっしゃるようにメッキの種類が大変多く何が何だか分からないし、どの工法が見栄えや長持ちのクオリティが良いのか
分からないと思いますが今回のメッキ塗装とメッキ加工(電気メッキ、乾式メッキ)の違いご説明お分かりになられましたでしょうか?
見栄えの良さと長持ちするクオリティのメッキ加工をお求めになる業者様と個人様は、メッキ工房光沢屋にお問い合わせ下さい。
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