小さいメーターパネルにメッキ加工したビフォー、アフターの写真でご説明をさせて頂きます。
2018年01月06日
メッキがかかっていないパーツの写真は、以前ブログでご紹介させて頂きましたが、本日はその小さなメーターリングにメッキ加工するとこん
なに綺麗になると言う事を業者様と個人様に分かって頂こうと貼り付けさせて頂きました。
素材は、ポリプロピレン製(PP)で塗装無し未使用の状態のメーターパネルにメッキ加工を施しました。
このお客様は個人のリピーター様です。結構こだわりが有るお客様で人がしていないパーツにメッキをされる事に喜びを感じていらっしゃ
います。大変素晴らしい事です。
案外、大きなサイズのメーターパネルの方がメッキ加工がしやすいのですが今回は史上最少のメーターパネルです。
まず、初めにこの小さなメーターパネル全体の油分を取り除くために脱脂と言う作業を行います。
この作業を怠るとメッキをかけたとしてもメッキが浮いたり剥がれたりと言う状態になってしまいます。
この商品は新品未使用ですので、そうそう手の油や汚れなどは殆ど無い状態ですので比較的作業が進みます。
その作業が終了いたしますとこのポリプロピレンに生地を整える作業を致します。ABS樹脂と違いポリプロピレンにはダイレクトにメッキが
かからないのでこの作業を行う訳です。
次に通電効果のある塗料や無電解メッキによってポリプロピレンに通電効果が出る様に加工を致します。
この作業を行わないメッキはクオリティが低いメッキのやり方ですので皆様覚えておいて下さいね。
パーツに通電効果が出来ると金属パーツと同じように銅メッキ加工を施し、ニッケルメッキ加工、そしてクロムメッキ加工になります。
かなり簡潔にご説明をさせて頂きましたがお分かりになられましたでしょうか?
この説明で言っていないですが、樹脂パーツも金属パーツと同様に表面を磨かなくてはいけません。
今回の様なかなり小さなメーターパネルとなりますと、リング内部を磨きのは大変困難で研磨機で磨く事が不可能になります。
グリルの入り組みが激しいパーツも今回の磨きと同じ位大変な手作業となります。
しかし、写真でもお分かりの様に小さくリング内部がこの様な状態でもこんなに綺麗に仕上がります。
やはり樹脂パーツや金属製パーツにメッキ加工や再メッキ加工(リクローム)を行うのは電気メッキ加工が綺麗さのクオリティと
長持ちのクオリティはメッキ塗装や銀鏡メッキと比べて小学生の低学年生でも見れば分かる程です。
当然、大人が乗る自動車やバイク、トラックに電気メッキ加工していないメッキパーツですとカッコが悪くてそのパーツを
着けない方がよっぽどましなくらいです。
大げさに言っているのでは御座いません。
外品で売っている安くて一年も経たずしてメッキが剥がれたり変色するあれです。
これ以上言ってしまうと悪口になるのでやめておきます。
いずれにせよ、メッキ加工と言ってもメッキ塗装や銀鏡メッキ等の加工方法で自動車やバイク、トラックのパーツにメッキ致しますと
残念な見栄えの悪さと低寿命になりますのでお気を付け下さい。
メッキ加工や再メッキ加工(リクローム)のご相談は見栄えのクオリティと超寿命のクオリティのメッキ工房光沢屋にお問い合わせ下さい。
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