自動車用バンパー、旧車用バンパー、トラック用バンパーのメッキ加工と再メッキ加工(リクローム)についてご説明をさせて頂きます。

バンパーと言いましても、現行型の自動車用樹脂製バンパーや旧車のスチール製バンパー、トラック用バンパー、トラックのキャデラックバ

ンパーや舟形バンパーの様なワンオフ等、いろんなバンパーがあります。

素材も様々ですので極力分かりやすくバンパーのメッキ加工や再メッキ加工(リクローム)についてお答えさせて頂きます。

まず、旧車用バンパーのお話をさせて頂きます。

旧車でありますので古い自動車になりますが、国産車、外国車やメーカーと車種によってバンパーの形状が一本物のバンパーや3分割型のバ

ンパー、二分割型バンパーがあります。

まず100%近い確率で旧車のバンパーはスチールで作られています。旧車と言われる年代は考え方によりますがバンパーがスチールを使っ

ている時代が旧車だと業者さんはおっしゃいますので25年以上前の自動車になると思います。

旧車用バンパーの殆どがメーカー純正物が殆ど無く、レストアする場合はバンパーを再メッキ加工(リクローム)しなければ綺麗になりませ

ん。スチール製バンパーが20年以上経つとクロムメッキ表面の綺麗さが悪くなり、くすんだり傷が付き錆等が発生しだします。

室内保管やメッキパーツの手入れが行き届いているオーナー様は手入れを怠っている方との差は大変違ってはきますが、間違えなく経年劣化

はしています。バンパーの表面が汚く見栄えの悪い状態だけだは無く、バンパーの裏面は錆が沢山有る様な状態です。

そうなると先程もご説明をさせて頂いた様に再メッキ加工(リクローム)が必要になります。

そのままでも良いと思われる方もいてらっしゃいますが、バンパー裏面の錆は表面よりも錆の速度が大変早い為に最終的には

錆による貫通穴が開き走行していると振動によりバンパーが取れてしまいます。

ここまで来るには手入れが生き届かず、年数も30年以上経っているか、塩害地(雪国や海岸沿い)に泊めたり走行しているか等が理由です

が。いずれにしても再メッキ加工(リクローム)が必要です。

当社、メッキ工房光沢屋は旧車用スチール製バンパーの再メッキ加工(リクローム)は上メッキ加工と中メッキ加工と下メッキ加工と言う

メッキのランクによって作業をさせて頂いております。

上メッキ加工とは錆が酷すぎて板金などでも綺麗にならない状態の時に選んで頂きます。

中メッキ加工とは錆は有るが真鍮を使用した板金を使い綺麗に修復出来るレベルの場合の時に選んで頂きます。

下メッキ加工とはお客様の予算が無く、今より少しは綺麗にして満足される場合の時に選んで頂きます。

当社としてのお勧めは最低でも旧車用バンパーの場合、中メッキ加工か上メッキ加工が良いと思います。

明日は現行自動車用バンパーのメッキに付いてご説明をさせて頂きます。