アルミニウム製ホイルにモーターショー用メッキ加工や再メッキ加工(リクローム)出来るかのご説明をさせて頂きます。
2018年01月15日
写真添付しているホイルは17インチで偽物のメッキ(銀鏡メッキ)加工してあるホイルに傷が付いて補修と再メッキ加工(リクローム)が
可能か不可かのご相談を業者様から頂きました。これらのご説明を今回はさせて頂きます。
皆さんがよく見られるメッキホイル、値段がお安くお手頃なあのホイルです。
それは、偽物のメッキ擬きホイルです。クロム色では無くアルミ色、メッキのマニアさんでしたらお分かりになるのですが、クロムメッキっ
て本物の銀みたいで、ぎらつきの光沢感が有り本物と偽物を並べると全く違うのが分かりますが見世物ばかり見ていてそれが本物と勘違い
して購入されている方が多いようです。
安いメッキ色のホイルをご購入されて1年くらいで剥がれたり、縁石にホイルが当たると剥がれたりする場合は偽物のメッキ色ホイルになり
ます。
最近偽物のメッキ色ホイルに傷が付いてしまったとか、剥がれてきたり浮いてきたので何とかして欲しいと言うご相談が大変に多いです。
この写真のホイルが付箋によって傷が付いている位置に張り付けて頂いて送って頂いているのですが、この傷自体が偽物の証拠になりますの
でよく見て覚えておいて下さい。この状態はガリ傷では無くアルミホイルの上に下地処理がしてあるアンダーコートです。簡単に言えば
ビニールです。
本物のクロムメッキホイルにガリ傷が付くとこんな色合いでは無く銅が見えたりニッケルが見えたり、アルミ素材その物が見えます。
但し、上メッキ加工で表面補修が施している場合は鍍金用サフェーサーやプライマーが見える事も御座います。
話を戻してこれら偽物のホイルをガリ傷を修正し再メッキ加工(リクローム)する事は可能ですが、通常の本物メッキホイルを剥離する為の
薬品では残念ながら偽物メッキ調ホイル(銀鏡メッキ、蒸着メッキ、スパッタリング)は剥離が出来ない為に偽物メッキ調ホイルを作られて
いる業者さんに剥離して頂かなくてはなりませんので本物のメッキホイルを再メッキ加工(リクローム)するよりもお高くなってしまいま
す。偽物メッキ調ホイルはお安いですが見栄えはアルミ色で1年位で浮いてきて剥がれだすと言う感じですので、お得感が有るとは思えませ
ん。お客さんでメッキ加工の会社を選ぶ事で失敗したと言う方が大変に多い事に心が痛くなります。
メッキの種類が分からないのでメッキ塗装の会社に依頼したのですが、色合いがクロムメッキじゃない上、見栄えが汚いので何とかしたいと
この様なご相談をされる個人様や、業者様でもメッキは塗装と勘違いされる方も本当に多くお客様からメッキ加工して欲しいと頼まれたので
お受けしてメッキ塗装の会社に出して戻ってきたらなんじゃこりゃーって感じでお客さんが怒ってしまって何とかしろと言われて困っていま
すと言うご相談が毎日の様に来ます。今日なんかは、スチールバンパーに銀鏡メッキ加工して見栄えが純正のメッキバンパーと比べれない
位醜いと。
業者様も個人様も当社にメッキ加工や再メッキ加工(リクローム)を出されなくても良いですが、失敗して損しガッカリしない為にも
加工業者さんには本物のクロムメッキ(電気メッキ加工)ですか?と聞いて下さいね。
これを業者さんに聞く事でメッキ加工の失敗は防げます。
個人様も業者様もメッキも専門家で無いので失敗してしまうのも分からなくは無いのですが、メッキ加工や再メッキ加工(リクローム)電気
メッキ加工の専門業者としましてはお客様に損はして欲しくはありません。
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