旧車ブタケツローレルフロントバンパーを綺麗に再メッキ加工(リクローム)する方法を丁寧に業者様と個人様に御説明をさせて頂きます。
2018年02月01日
当社では、旧車のバンパーや他のパーツのメッキ加工や再メッキ加工(リクローム)のご依頼を代理店様は勿論、業者様や個人様から
有り難くも沢山頂いております。
そのレストアの中でも比較的多くお馴染みの日産ローレルブタケツバンパーの再メッキ加工(リクローム)は度々ご依頼して頂いておりま
す。
写真の様に表には青い錆と錆が浮いている状態の個所が有り、裏面はご覧の様に錆びている個所を指で触るとボロボロと錆が取れるレベルで
50年以上経つとこの様な腐食になってしまいます。
何時もの様に、当社独自のメッキクオリティランク別で、今回も業者様と個人様により分かりやすく丁寧にご説明をさせて頂きます。
当社の一番人気の中メッキ加工(厚メッキ加工)でクオリティも良くリーズナブルなお値段のランクのご説明からさせて頂きます。
今回の様な50年以上経ったバンパーになりますと、大事にオーナー様が保管をされている場合は別ですが大抵のバンパーはこの様に
錆が表裏に出ています。
この位の錆が出ているバンパーですと、まず板金が必要になる事を考えます。
中メッキ加工による再メッキ加工(リクローム)の板金加工は真鍮を使用する板金加工になりますが当然バンパーの腐食具合と凹み具合にも
よりますがかなり綺麗な仕上がりとなり再メッキ加工(リクローム)完成後、何処を板金加工を施したのか業者様がびっくりされます。
それを専門に板金されている数十年の大ベテラン職人による加工ですのでご安心下さい。
メッキ加工や再メッキ加工(リクローム)を行う際、上メッキ加工、中メッキ加工、下メッキ加工、共に必ずメッキや塗装を剥離しなけば
いけない為に、シアンによる剥離加工を行います。
日数的には約1週間ほど掛かります。
その際に、表面の飛び出ている錆や青い錆、更に裏面のボロボロと剥がれ落ちる錆は溶けます。
そうする事によって初めてバンパーの地肌がどれだけ生きていて板金加工が必要なのか、必要でないのかが分かります。
この時点まで結局今までの経験によって想像しお客様に御報告しているにすぎません。
剥離が終了し板金職人に任す前にバフ研磨によって表面をある程度綺麗にして上げます。そうする事によって板金職人もバンパーの生地が
どの部分が生きていて、どの部分が腐食による板金が必要かが分かりやすくなります。
お客様の予算に応じて真鍮を用いた楊板金加工を行い、再度バフ研磨職人によってバンパー表面の生地と板金加工後の部分を綺麗に
整えます。
この作業が終了致しますと下地作業が終了した事になり、次にメッキ槽による本来のメッキ加工に入ります。
銅メッキ加工を行い、再度バフ研磨によるピンホール埋めを行いもう一度銅メッキ加工に入ります。
次にニッケルメッキ加工、最後にクロムメッキ加工へと進んで完成になります。
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