自動車用グリルパーツにメッキ加工(クロムメッキ)を依頼したい時の注意点を業者様と個人様に分かりやすく丁寧にご説明をさせて頂きます。
2018年02月14日
今回は自動車用グリルにメッキ加工や再メッキ加工(リクローム)を依頼したい時にそれらのパーツが加工が可能なのか不可なのかを
分かりやすく丁寧に業者様と個人様に御説明をさせて頂きます。
自動車のグリルパーツを分かりやすく区分訳させて頂いた上でこれからご説明をさせて頂きたいと思います。
まず旧車、希少価値者の自動車用グリルをメッキ加工や再メッキ加工(リクローム)が可能な場合と不可な場合でお話しさせて頂きますが
外国産、国産問わず、旧車のグリル素材はスチール製、真鍮製、アンチモニ製の順番で有る様に思いますがよっぽど素材が変形していない
限りメッキ加工や再メッキ加工(リクローム)は可能です。
次に、現行車所謂ここ最近の自動車で言いますと、外国産、国産問わず樹脂製グリルで出来ておりその素材はABS、PP、PA、PE、
合成樹脂が使われておりますが外品パーツのグリルの多くはFRPが使われています。
基本ほぼ全ての樹脂にモーターショー用のメッキ加工が可能なのですが、それには幾つかの条件があります。
経年劣化した樹脂製グリルにメッキ加工や再メッキ加工(リクローム)を行う際、新品樹脂と違って表面が固くなっている為にメッキ加工を
行う際に薬品によってグリルが割れてしまったり表面にひびが入る事が良くあります。
その場合樹脂全体を修理した上でメッキ加工や再メッキ加工(リクローム)を行わなければいけない為に、通常よりも高い工賃が発生致しま
す。
それを回避する為にも新品で樹脂製グリルが手に入るならば新品グリルを送って頂く方が値段がお安くなる上に納期も早くなります。
現行車のグリルで一番気を付けなければいけないのは外品のグリルになります。
先ほどにも言ったように外品はFRP製グリルが殆どで自動車メーカー様の様に綺麗に表面を仕上げていない事が多く巣穴が多く存在しま
す。
昨日のブログで張り付けさせて頂いた様な傷まで存在する事も多い為にそれらに汚れが付着していたりしている事が沢山御座います。
外品グリルにメッキ加工をご依頼されたい場合は、購入される業者様にメッキ加工を行う為にゲルコート仕上げで、尚且つ塗料や汚れなどが
付着していないグリルを購入したいと尋ねる事が重要になります。
もう一つ欲を言えば、その時に傷が無く巣穴が少ないグリルを購入したいと告げて下さい。
これらの条件を満たした外品グリルはまず100セントメッキ加工(クロムメッキ)が可能です。
当然モーターショー用の最高級クロムメッキ仕様です。
今回の旧車、現行車の純正グリルと、外品のグリルにメッキ加工や再メッキ加工(リクローム)をご依頼したい時の注意すべき点です。
このお話は大変大切ですので覚えておいて得はあっても損はありません。
グリルにメッキ加工や再メッキ加工(リクローム)をお考えの業者様、個人様はメッキ工房光沢屋にお問い合わせ下さい。
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