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旧車パーツにメッキ加工や再メッキ加工(リクローム)出来る物、出来ない物のご説明を業者様と個人様に分かりやすく丁寧にさせて頂きます。

今日のお話はメッキ加工や再メッキ加工(リクローム)されたい旧車パーツがあった場合、どの様なパーツがメッキ加工が出来、

どの様なパーツがメッキ加工が出来ないのかを分かりやすく丁寧に業者様と個人様に御説明をさせて頂きます。

旧車で一番メッキ加工や再メッキ加工(リクローム)のご依頼が多いパーツはスチール製バンパーです。

旧車のスチール製バンパーのほぼ全て再メッキ加工(リクローム)が可能です。

その可能なバンパーの中で当社のメッキランク、上メッキ加工、中メッキ加工、下メッキ加工からお客様のご予算と納期、クオリティから

選んで頂く事が可能となります。

しかし、あまりにもバンパー本体が歪んでいる場合、物理的要因から不可になる事も御座います。

続いて旧車パーツの中で再メッキ加工のご依頼が多いのはグリルになります。

素材がスチール製、真鍮製、亜鉛ダイカスト(アンチモニ)で出来ている事が多くほぼ全てのグリルに対して再メッキ加工(リクローム)が

可能です。

これらのグリルパーツはスチール製、真鍮製は当社のメッキランク、上メッキ加工、中メッキ加工、下メッキ加工の中からお客様のご予算

納期、クオリティから選んで頂く事が可能です。

但し、亜鉛ダイカスト(アンチモニ)製グリルの場合は当社のメッキランク、上メッキ加工での加工となります。

次に旧車パーツで再メッキ加工(リクローム)のご依頼が多いのはライトリムになります。

このライトリムの素材は、スチール製、真鍮製、亜鉛ダイカスト(アンチモニ)が多く、亜鉛ダイカスト(アンチモニ)以外は

上メッキ加工、中メッキ加工、下メッキ加工に中から選んで頂く事が可能になりますが亜鉛ダイカスト(アンチモニ)は

上メッキ加工のみになります。

次に旧車パーツで再メッキ加工が多いのはアウタードアハンドルです。

素材は亜鉛ダイカスト(アンチモニ)か真鍮で出来ています。真鍮製アウタードアハンドルは上メッキ加工、中メッキ加工、下メッキ加工の

中からお値段、納期、クオリティによって選んで頂く事が可能です。

しかし殆どの旧車のアウタードアハンドルの素材は亜鉛ダイカスト(アンチモニ)ですので、物理的に上メッキ加工のみになっています。

次に旧車パーツで再メッキ加工(リクローム)のご依頼が多いのはモールになります。

旧車モールの素材は、亜鉛ダイカスト(アンチモニ)、アルミニウム、真鍮、スチール、ステンレス、様々な素材から出来ています。

この中で当社のメッキランク全てから選んで頂く事が出来る素材は、アルミニウム製モール、真鍮製モール、スチール製モール、

ステンレス製モールになりますが、亜鉛ダイカスト(アンチモニ製モールは物理的要因から上メッキ加工のみになります。

次に旧車パーツで再メッキ加工(リクローム)のご依頼が多いのはリフレクターになりますが、素材はスチール製、亜鉛ダイカスト(リクロ

ーム)、ABS製樹脂で出来ていてスチール製リフレクター以外は上メッキ加工のみでスチール製リフレクターは上メッキ加工、

中メッキ加工、下メッキ加工の中からお客様のご予算、納期、クオリティから選んで頂く事が可能になります。

次に旧車パーツで再メッキ加工(リクローム)のご依頼が多いのはエンジンパーツになりますが、その中でもタペットカバーが大変多いで

す。

このパーツの素材はアルミニウム製とスチール製で出来ていますが両方ともに当社のメッキランク、上メッキ加工、中メッキ加工、

下メッキ加工の中からお客様のご希望で選んで頂く事が可能ですが、タペットカバー内側の油が取れない場合は上メッキ加工は

出来ません。

次に旧車パーツで再メッキ加工(リクローム)が多いのは、エンジン部品全般で見えない場所に付いていて錆にくくするメッキの

亜鉛メッキやユニクロメッキです。旧車をレストアするにあたって鉄則とも言うべきメッキですが皆さんに分かりやすくご説明させて

頂くと、ボルトやヒンジ細いパイプです。これらは見栄えの良いメッキのクロムメッキでは無く、錆びにくくする為だけにするメッキ加工で

す。

旧車をレストアするなら必ず見えないエンジン付属パーツに再メッキ加工(リクローム)で亜鉛メッキ加工、ユニクロメッキ加工を

行って下さい。

旧車パーツ、旧車部品に再メッキ加工(リクローム)する時は、メッキ工房光沢屋にご相談ください。

アメリカ製超大型バイクボスホスパーツ、ステップ、ステー、小物等をメッキ加工や再メッキ加工(リクローム)する工程を業者様と個人様に分かりやすく丁寧にご説明をさせて頂きます。

本日のパーツもアメリカ製超大型バイクボスホスパーツにメッキ加工と再メッキ加工(リクローム)する工程を業者様と個人様に

分かりやすく丁寧にご説明をさせて頂きます。

素材はキックがスチールで他のパーツはアルミニウムにで出来ています。

ご覧の写真の中で一部アルミニウム製パーツに腐食痕が酷い状態の物が御座いますが他のパーツに関しまして案外綺麗な状態に保たれて

います。

今回も全てのパーツを当社メッキランク中メッキ(厚メッキ)での加工になります。

これらのパーツに塗装が施されているパーツとメッキが施されているパーツに分けてそれぞれ剥離作業を行います。

塗装が施されているパーツの素材はアルミニウム製で塗装が施されていますので通常の剥離剤で塗装剥離を行い

メッキが施されているパーツはスチール製とアルミニウム製ですがこの表面に付着しているメッキ、銅メッキ、ニッケルメッキ

クロムメッキをシアンによって剥離します。

塗装剥離剤は車屋さんで使用している物と変わりませんが、メッキを剥離する剥離剤はシアンですので限られたメッキ工場でなければ

葉切り作業が出来ません。

これらのパーツの表面に付着している物を剥離出来ましたらスチールパーツとアルミニウムパーツに分けてバフ研磨作業を行いますが

その理由はスチール製品は荒目で研磨作業が出来ますが、アルミニウム製品はスチール製品と比べると素材が柔らかいので

中目で磨きます。そうするとアルミニウム製品にメッキ加工や再メッキ加工(リクローム)が完成した時の表面がバフ目が無い見栄えが

綺麗な仕上がりになる為です。

特に写真の中で腐食痕が激しいパーツは時に念入りにバフ研磨を行い表面を綺麗にする必要です。

ここからの作業は全てパーツの素材関係なく作業を行う訳ですが、何時もの様にピンホールを埋める為に銅メッキ加工によってパーツ表面に

銅被膜を覆い次にバフ研磨作業によって生じた銅の粉を利用しピンホールに埋めて行きます。

この作業に関しまして町のメッキ屋さんでは行っておりません。(当社メッキランク中メッキ以上に限る。)

このピンホールに銅の粉を利用して埋める工程が終了致しますとメッキ加工完成時の見栄えのクオリティが良い状態にする為に

銅メッキ加工を施します。

そして次に行われるニッケルメッキ加工は素材を錆びにくくすメリットと次に行われるクロムメッキと相性が良い為に剥がれにくく

するメリットが御座います。この作業は町のメッキ屋さんでも行われております。

ここまでの作業がメッキ槽に漬け込む作業になり、メッキパーツの表面を細かい粒子の研磨剤によって磨く作業が最後の仕上げ作業に

なります。

この作業が終了致しますとメッキ加工や再メッキ加工(リクローム)が完成した事になり、検品後業者様や個人様に完成した事の

ご連絡をさせて頂く事になり、梱包後ご発送と進んでいきます。

メッキ加工や再メッキ加工(リクローム)のご依頼はメッキ工房光沢屋にご相談下さい。