FRP製オリジナルナンバー灯モーターショー用クロムメッキ加工のビフォー、アフター
2018年02月26日
今回ブログに張り付けさせて頂いたパーツは1か月ほど前に業者様よりFRP製オリジナルナンバー灯にモーターショー用クロムメッキ加工
をご依頼頂いたビフォーとアフターの写真になります。
モーターショー用クロムメッキ加工とはFRP素材パーツをクロムメッキ加工する場合、FRP表面に存在する巣穴を埋め表面全体に
金属で覆い隠す事によって金属にした上でスチールメッキバンパーの様にメッキ被膜を分厚く更に経年劣化しにくい為に長持ちする
加工方法の事を言いますが、デメリットとしては大変に手間が掛かる事から10~20個単位でのご依頼受付になる為に
普通の自動車部品店では数が少なすぎて販売する事が出来ない為に最高級品を扱う専門店でのみの販売になってしまいます。
このFRP製オリジナルナンバー灯は何のへんてつも無い白ゲル仕上げですが、モーターショー用クロムメッキ加工を施す事により
見栄えも最高級ながら手に持つと金属の重たさを感じ、更に金属の冷たさがも感じる事が出来ます。
初めてモーターショー用クロムメッキ加工を施したパーツを見られて手に持たれると、皆さんびっくりされます。
それでは通常出来ないFRP製品にモーターショー用クロムメッキが出来るかを分かりやすく丁寧に業者様と個人様に御説明をさせて頂きま
す。
FRP製品にモーターショー用クロムメッキ加工を行う為には条件が御座いますが、一番大切な条件はFRP表面に塗装が付いていない事と
汚れが付着していないのが条件になりますが、このページの白ゲル状態のオリジナルナンバー灯には塗装や汚れ等は全くない為に
モーターショー用クロムメッキ加工が出来ました。
この加工方法は、FRP素材表面に静電気等による物理的要因である最低限の汚れを取り除き生地を表面を綺麗にし、綺麗になっったFRP
表面の巣穴を細かい粒子のアルミニウム製金属パテ等によって表面補修を行い更にメッキ用サフェーサー、プライマーによって生地を
整えます。
そして電気メッキ加工による工程を行う為に導電塗料や無電解メッキ加工によりFRPパーツに通電効果が出る様になります。
この作業までが下地作業になります。
通電効果が出来たFRP製品に銅メッキ加工を施しバフ研磨作業を行い、その工程で生じた銅の粉によって残りの巣穴等を埋めて行きます。
次にもう一度銅メッキ加工を行いモーターショー用クロムメッキ完成時の見栄えの綺麗さを最大限に出します。
次にニッケルメッキ加工を行いますがこの作業は物の腐食を防ぐ効果と次に行われるクロムメッキ加工と相性が良い為に剥がれにくくなる
メリットが御座います。
モーターショー用クロムメッキ加工としては完了になりますが、仕上げ作業として細かい粒子の研磨剤によって表面を丁寧に磨いて
完成になります。
モーターショー用クロムメッキ加工の様な最高級クロムメッキを施したい場合はメッキ工房光沢屋にご相談下さい。
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