旧車アンチモニ製パーツを再メッキ加工(リクローム)すると新品以上に綺麗になります。
2018年03月01日
ご覧の写真は旧車ブタケツローレルのアンチモニ製マスコットを再メッキ加工(リクローム)したビフォー、アフターです。
以前にご紹介した再メッキ加工(リクローム)前の写真は張り付けさせて頂いておりました。
現在、国産車、外国産者、問わずこの様にアンチモニ製パーツ(亜鉛ダイカスト製パーツ)を使用する事はまずありません。
今から20後半からそれより昔になると国産車も外国産者もアウタードアハンドルやエンブレムパーツ、マスコットパーツ、様々な大量生産
パーツにアンチモニ製パーツ(亜鉛ダイカスト製パーツ)が使用されていました。
マニアさんや旧車を扱う業者様は御存じなのですが、新品のアンチモニ製品(亜鉛ダイカスト製品)にはメッキ加工が出来るのですが経年劣
化したアンチモニ製品(亜鉛ダイカスト製品)にはメッキ加工や再メッキ加工(リクローム)が出来ません。
その理由はそもそもアンチモニ製品(亜鉛ダイカスト)はスチール製品等と腐食の仕方が違う上、元々有る巣穴の大きさがアンチモニ製品(亜
鉛ダイカスト)の方が大きく腐食すると写真のビフォーの様なアンチモニ製パーツ(亜鉛ダイカスト製パーツ)の様に独特な錆が出てしまい
再メッキ加工(リクローム)作業を行う際のメッキ剥離でアンチモニ(亜鉛ダイカスト)表面をも溶かしてしまい表面がボコボコになってしま
う為普通の装飾クロムメッキ工場では出来ないのです。
これを普通のメッキ工場で再メッキ加工(リクローム)すると見栄えがボコボコで直ぐにメッキが剥がれてしまいます。
反対にアンチモニ製パーツ(亜鉛ダイカストパーツ)の形状さえ溶けて変わってしまう位です。
それならば、なぜ旧車のアンチモニ製パーツ(亜鉛ダイカストパーツ)が腐食した状態の物を再メッキ加工(リクローム)出来るのかと言う
と、メッキ剥離作業後の工程にあります。
その違いの工程は、剥離作業が終了してアンチモニ製パーツ(亜鉛ダイカスト製パーツ)表面の錆痕や巣穴に細かい粒子のアルミニウム製金
属パテで表面を肉盛り表面補修する事により素材を磨いて綺麗にする考え方から腐食した素材表面に更に新しい金属で覆い隠すと言う考え方
の作業を行う事が旧車等の経年劣化して醜くなったアンチモニ製パーツ(亜鉛ダイカスト製パーツ)が新品以上のクオリティが追求できる事
になるのです。
更に見栄えが良くなるだけでは無く、その上にメッキ用サフェーサー、プライマー等作業により腐食しにくくする事によりメッキに対する
錆びにくさも備わっていますので見栄えと錆にくさ両面兼ね揃えた商品をお客様に御提供する事が可能なのです。
国産の旧車、外国の旧車、様々な素材の旧車パーツにメッキ加工をお考えのお客様、個人様、業者様問わず、メッキ工房光沢屋にお問い合わ
せ下さい。
その際は、お気軽にお問い合わせ下さい。分かりやすく丁寧にご説明をさせて頂きます。
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