個人様のご依頼でバイクパーツに対してメッキ加工(中メッキ)
2018年03月04日
この商品は個人様のご依頼で塗装付でスチール製バイクパーツにクロムメッキ加工になります。
今回ご依頼して頂いたお客様は初めて当社にお問い合わせ頂いた事も御座いまして、当社のメッキランク、上メッキ加工、中メッキ加工、
下メッキ加工の加工方法、それに伴って見栄えのクオリティと錆びにくさのクオリティのご説明を分かりやすく丁寧にさせて頂きました。
当社のリピーター様も2回目位になりますと各パーツ事に納品者にこのパーツは上メッキ加工で、このパーツは中メッキでと言う様に
ご指定して下さるお客様もいらっしゃる位に当社は初めてのお客様には特に分かりやすく丁寧にご説明をさせて頂きます。
その事が有って有り難くも当社は個人様、業者様共にリピーター率が大変高い理由だと感じております。
今回のお客様は当社のメッキランク中メッキ加工(厚メッキ加工)を選択して頂いたので中メッキ加工(厚メッキ加工)による
加工方法を今回のお客様に御説明をさせて頂いた様に分かりやすく丁寧に業者様と個人様に御説明をさせて頂きます。
写真に写っているパーツ全て塗装が付いており、まず行わなければいけない作業が塗装剥離剤による丁寧な剥離作業になります。
この剥離作業で使用する剥離剤は車屋さんで使用する剥離剤を使用し全ての塗装付パーツを剥離用の専用ケースにパーツとパーツの
間隔を開けて剥離剤が隅々まで行き渡る様にします。
パーツ全てが剥離剤で沈んでいる状態が綺麗に塗装剥離出来るポイントとなります。
塗装剥離に関しまして言いますと気温によって完全に剥離出来る時間が変わってくる事から冬は半日かかる事も御座いますが
夏場は30分も有れば綺麗に剥離が出来る事も有ります。(気温が高ければ高い程、剥離剤が塗料に反応します。)
塗装剥離が終了致しますと、今度はパーツが錆びない様に下地に黒皮、白皮と言われる錆止めメッキが行われている事も有り
シアンに漬け込みパーツ自体を裸にしてしまいます。
この作業を行わないでメッキは付きません。
この作業が終了致しますとバフ研磨作業を行いますがメッキ加工賃の何割かはバフ研磨工賃の為にパーツを取り付けて見えない個所は
バフ研磨作業を行わない方がお値段が安くなる為に、当社の営業の方からお客様に表面と裏面の確認をし少しでもお安くした上で
クオリティを上げれる様にご説明と作業をさせて頂いております。
バフ研磨作業が終了致しますと次に行う作業が銅メッキ加工になりますが、この作業は素材に元々あるピンホールを銅被膜を得た状態から
先ほど行われたバフ研磨作業の様にパーツを磨く事により銅の削れた粉を利用しピンホールに埋める方法をとる為にこの作業を
行います。
通常、下メッキ加工ではこのピンホールを埋める作業は行いません。(その分下メッキ加工は中メッキ加工より手間が掛からない分お安くな
ります。)
ピンホール埋めが完了致しますと、もう一度銅メッキ加工によってメッキ加工完成後の綺麗さを増す為にこの作業を行い
次に行われるニッケルメッキ加工は錆びにくさと最後に行われるクロムメッキとの相性が良い為に剥がれにくくするメリットが生じる為に
行います。
そして先ほど言ったクロムメッキ加工でメッキ作業としては終了になりますが、仕上げ作業として青粉等の細かい粒子の研磨剤によって
クロムメッキ表面を丁寧に磨いて梱包しお客様に御発送させて頂きます。
初めての個人様による単ロットにもメッキ工房光沢屋は対応しておりますのでお気軽にお問い合わせ下さい。
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