日野自動車のマイクロバス用ポリプロピレン製バンパー2300ミリを最高級モーターショークロムメッキ加工する方法を個人様と業者様に分かりやすく丁寧にご紹介させて頂きます。
2018年04月11日
今回のお話は、日野自動車のディーラー様から新型のマイクロバス用ポリプロピレン製バンパーカバーに最高級モーターショー用クロムメッ
キ加工を施して欲しいとのご依頼を頂きましたので業者様と個人様に分かりやすく丁寧にご紹介をさせて頂きます。
写真ではお分かりになりにくいとは思いますがこのポリプロピレン製バンパーカバーは2300ミリ程度長さが御座います。
ディーラー物で新品、塗装なしでバンパーカバー表面はシボ無し(ツルツルした状態です。)
樹脂製バンパーを当社の最高級モーターショー用クロムメッキ加工を行うのに長さの限界が1700ミリ以内になります。
しかし、今回のポリプロピレン製バンパーの長さは2300ミリで有る為に通常はメッキ加工は不可になりますが
この様な場合は樹脂製バンパーを2分割に切ったり、3分割に切ったりと加工を致します。
お客様にとって樹脂製フロントバンパーに最高級モーターショー用クロムメッキ加工を施した状態なのに分割する事によって切れ目が見えて
します事は考えれない位つらい事では御座いますが、クオリティを上げる為には残念ながら分割しなければいけません。
もしメッキのランクを落としても良いお客様は1900ミリ迄の樹脂製バンパーは分割しなくても大丈夫ですが・・・
それでは2300ミリの特大樹脂製バンパー(日野マイクロバス用バンパーカバー)に最高級クロムメッキ加工を行う為の加工方法を
分かりやすくご説明をさせて頂きます。
今回のパーツは2分割にて加工が加工となりますので、このポリプロピレン製バンパーカバーをちょうど真ん中で切断致します。
この作業は個人様では綺麗に切れないので業者様で行うのが良いと思います。
切断面を綺麗に加工する事が完了致しますと、次に行う作業がホコリや人が触れた油分などを取り除く脱脂と言う作業を行います。
この脱脂作業を疎かにした場合クロムメッキが剥がれやすくなったり見栄えが汚くなります。
次にアルミニウム製で細かな粒子の金属パテでポリプロピレン製樹脂表面に覆い隠します。(表面を金属化)
更にメッキ用サフェーサー、プライマー加工を行い磨きます。
この状態では電気が表面に通らない為に無電解メッキ加工や導電性塗料などを用いて通電化効果をバンパーに出します。
次に銅メッキ加工を行いバフ研磨作業、その際に削れた銅の粉を利用しピンホールに入れていきます。
もう一度、銅メッキ加工、ニッケルメッキ加工、最後にクロムメッキ加工を行います。
仕上げ作業として細かい粒子の研磨剤で丁寧に磨く事でクロムメッキ表面が更に綺麗になり完了です。
特大の樹脂製バンパーに最高級モーター用クロムメッキ加工をお考えの個人様、業者様はメッキ工房光沢屋にお問い合わせ下さい。
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