加工をご依頼される前にメッキ加工と塗装の違いをご説明をさせて頂きます。
2018年04月23日
毎日当社に有り難くもお客様からお電話とファックス、ホームページからのメールでのお問い合わせを頂いています。
その中で個人様、業者様問わずなのですがメッキ加工のご相談の時にメッキの塗装が出来ますかとお話をされます。
恐らく、お客様はピカピカのクロムメッキパーツは銀色の塗装をパーツにしているのではと思ってらっしゃるのではと常々感じておりまし
た。
その度に当社は、お客様が思ってらっしゃるクロムメッキパーツは塗装で仕上げるのでは無く、メッキ加工と言う方法でお客様が普段見たり
購入したりするクロムメッキパーツのご説明をさせて頂いています。
もしかすると、ご依頼されるお客様にしてみればクロムメッキの仕方、方法等の説明などどちらでも良いのではと思ってらっしゃるのではと
感じる事も有るのですが、当社の様にクオリティに自信を持ってお商売させて頂いている側からするとどうしても本物の電気メッキ加工によ
る方法でお客様に見栄えと長持ちする方法でのお話を一から分かりやすくご説明をしてしまいますので、お客様にとってはそこまでの説明な
ど聞きたくないし分からないと感じる方もいてらっしゃるとは思いますが、当社は拘りのお客様が殆どで有る為にやはりお話をさせて頂きま
す。
ですので、めんどくさいお話と感じるお客様もいてらっしゃるかも分かりませんが極力分かりやすく丁寧にメッキ加工と塗装の違いのご説明
をさせて頂きます。
皆様がご存知の塗装とは金属やプラスチック、樹脂パーツ様々な生活用品から建物迄されています。
スプレーでの塗装や、塗装屋さんの1液、2液、又焼き付け塗装等の本格的な塗装様々な方法に塗料が物に付着致します。
皆様がご希望されているクロムメッキはこの様な塗料をパーツに吹き付けたり塗料をパーツに吹き付けた上で焼き窯で焼き付ける方法で
ピカピカの皆様がご希望されるクロムメッキ加工は出来ません。
クロムメッキ加工の方法も湿式メッキ加工と乾式メッキ加工の2種類御座いますがクオリティが良い湿式メッキ加工(電気メッキ加工)でお
話させて頂くと、例えば金属のスチール(鉄)でしたら必ずスチール表面には錆止めをしておりこれらを剥離する事で素材を裸に致します。
この時点でも塗装とメッキ加工が違うのがお分かりになると思います。
更に、裸になったスチール表面を鏡に近い状態までバフ研磨機によって磨かなくてはなりません。
この時点でも塗装のやり方と全く違うのがお分かりになられると思います。
次にスチール表面を鏡の様に磨いた状態でもピンホールと言う空気穴が存在する為に銅メッキ加工と言う電気を使用し化学反応によってスチ
ール表面に銅被膜を付着させバフ研磨作業によってこの空気穴であるピンホールを埋めます。
もう一度電気を用いた銅メッキ加工での化学反応、更に電気での化学反応によるニッケルメッキ加工
更に電気を用いて化学反応させるクロムメッキ加工・・・
細かく言うともっと沢山の工程が御座いますが見られていても段々分かり辛くなられる為に省かせて頂きますがこれだけメッキ加工は塗装の
方法と違い、手間もこれだけメッキ加工の方が掛かります。
塗装業者様からも毎日の様にクロムメッキ加工のご依頼を頂きます。
それは皆様がご希望されているクロムメッキ加工が出来ないから当社の様なメッキ加工の業者に依頼をするのです。
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