メーカー純正エンブレムを24金メッキ加工により本物の金メッキエンブレム(岐阜の業者様)

今回のお話は、自動車メーカー様の純正メッキエンブレムを

24金メッキエンブレムに加工がさせて頂くご説明と

カラーメッキが可能なのかのお話をさせて頂きたいと思います。

このオーナー様はカスタム専門の業者様で

グリルの真ん中に付いている純正メッキエンブレムを

24金メッキエンブレムに加工をしたいと言うご相談です。

ご覧の様に箱に入った新品での加工ですので24金メッキ加工

する事は可能となります。

この素材は、ABS製樹脂にアルミニウム蒸着メッキに

黒色塗装がされているパーツになります。

更に、見栄えを長持ちさせる為に表面にクリアー加工されています。

これらのクリアーや黒色の塗料、メッキをABS素材自体に

戻す為に完全に剥離しなければいけません。

先程も言いました様に今回のエンブレムは新品ですので

きつい薬品で剥離しても樹脂表面を傷付ける事無く作業出来ますが

経年劣化している樹脂パーツの場合は剥離剤に耐えられず

樹脂表面がひび割れたりする事が有る為に加工不可の場合も

御座います。

あと樹脂製エンブレムの場合、

裏面が真っ平らな状態(写真の様な取り付けようの爪が無い状態)

当社で行っている最高級モーターショー用クロムメッキ加工は

裏面の一部を治具とをはんだ付けする事により

表面全体にメッキがかかる様に致します。

そのデメリットとしては裏面がはんだと治具を外した時に

少しだけでは御座いますが盛り上がり有る状態になり

裏面が真っ平らでなければ取り付け困難な物は

メッキ加工しない方が良い場合もあるのです。

ラッキーな事に今回のエンブレムは爪が裏面に付いているので

治具とエンブレム裏面のはんだ付けしメッキ加工

完成後エンブレムをグリルに取り付けしたとしても

不具合は出ないので24金メッキ加工が可能となります。

但し、乾式メッキ加工であるスパッタリングや

アルミニウム蒸着メッキ加工の場合は裏面に不具合はでません。

そのデメリットとしては長持ちがしないメッキ(品質)にはなりますが・・・

加工のお話に戻りますが、綺麗に剥離が出来たABS製エンブレムに表面補修、

及び無電解メッキ加工、メッキ用サフェーサー、プライマー処理し

銅メッキ加工、ニッケルメッキ加工、24金メッキ加工完成後

クロムメッキ加工より基本金メッキは長持ちしにくいので

表面をクリアー処理致します。

また、純正エンブレムの様に日産のアルファベットに黒色塗装される

場合は、メッキ加工完成後に塗装される事が望ましいです。