車パーツのワイパーにクロムメッキ加工する
2018年08月21日
車パーツやトラックパーツにクロムメッキ加工を
施したい部品にワイパーと言うお客様は
大変に多いです。
ですので、今回はワイパーのお話をさせて頂きます。
自動車とトラックのワイパーは基本的に作りは
一緒では御座いますが
自動車のワイパーは2本、トラックの場合は3本であったり
する事が御座います。
その中にもトラックの日野自動車といすゞトラックの
4tワイドはバスワイパーであったりも致します。
自動車のリアワイパーを含め
当社はワイパーにクロムメッキ加工を施す場合
必ず、ブログに写真を貼り付けさせて頂いている様な
自動車メーカー様の純正で、新品未使用のみの
箱に入った状態に限る状態で加工をお受けさせて頂いております。
その理由は、使用されている状態でクロムメッキ加工を施すと
長持ちしない上に見栄えのクオリティが下がってしまう事が
理由になります。
ワイパー部品にはワイパー本体とブレード、ホース、ネジ、樹脂製パーツに
分かれ、クロムメッキ加工がこの中で出来ない物はウオッシャー液用ホースと
ネジです。
ホースにクロムメッキ加工を施してしまいますと不具合が出ます。
ワイパー専用の凄く小さなネジにクロムメッキ加工を
施すとネジ山自体にクロムメッキが付きネジが回らなくなる不具合が
発生致します。
この事からこれら以外の金属製部分と樹脂製部分に
対してはハイクオリティのクロムメッキになります。
ワイパーパーツへのクロムメッキ加工の方法は
まず完全にネジも樹脂部品、ホース等全てをばらします。
金属製のパーツは純正塗料を剥離しシアンによる完全剥離
作業いたします。
ワイパーの稼動する部分は鋳物が使用されている為に
特殊な工程でクロムメッキ加工。
樹脂部品はウオッシャー液用ホースとワイパーとを
留める部分とウオッシャー液が出る噴射部品に脱脂作業し
表面補修後メッキ加工致します。
これら全てのクロムメッキ加工が完成してから
完全に組み立てます。
と言う事から、自動車用ワイパー、トラック用ワイパーに
クロムメッキを施す作業はかなり手間がかかると
言う事が分かると思います。
更に言いますと、旧車に付いているワイパーにクロムメッキ加工
クロムメッキがかかったワイパーなどにはハイクオリティな
メッキ加工や再メッキ加工(リクローム)が出来ない為に
加工をお受けさせて頂く事は残念ながら出来ません。
あくまでも自動車メーカー製の新品未使用品のみ
ハイクオリティのクロムメッキ加工を
お受けさせて頂いておりますのでご了承下さい。
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