個人様でクロムメッキ以外にもユニクロメッキや黒クロメート加工も受付しています。
2018年09月23日
上の写真は2種類で
数が多い方はスチール製でオリジナル
製作されているブラケット。
大きな方はスチール製ブラケット。
このお客様はリピーター様で当社に部品を送って頂くにあたり、
分かりやすく袋に分けてそれぞれ何のメッキ加工を
希望されているかを書かれています。
部品到着後にお客様との商談がスムーズに進む良い例です。
有り難いです。
お客様のご要望で小さなブラケットはユニクロメッキ
大きなブラケットは黒クロメート加工です。
ユニクロメッキとは皆さんが見たり触られたりした事が有る
普通のボルトやナット、ワッシャ等で色合いは青白い感じです。
(他の色合いも有り)
電気亜鉛メッキ光沢クロメート6価をユニクロメッキと言い字の如く
電気によりメッキ液であるユニクロディップコンパウンドに
部品を漬け込む事で仕上がります。
当然、部品自体にメッキや塗料が付着している場合や
錆が有る場合は剥離後バフ研磨作業を施さなければいけません。
そうしなければクロムメッキ加工の様に部品表面に通電効果が
無い状態になる為にメッキがのらなくなるのと同じです。
もう一つの黒クロメートは電気亜鉛メッキ黒クロメートと言います。
これも字の如く電気を使用して部品表面に電着するので表面に
メッキや錆が付着しているとメッキがのりにくくなりますので
しっかりと下地作業をしなければいけません。
亜鉛メッキと言っても信号機の柱や岸壁にある金属部品に
亜鉛メッキしている方法電気を使用せずに亜鉛の塊を
熱によって溶かしたメッキ槽に入れる方法ですので全く違う物です。
今回の部品はバレルと言う専用の網籠に入れて作業を行う為に
加工賃は1籠単位になりますのでクロムメッキ加工の様に
1つずつの部品に対して料金が発生する訳では御座いません。
お客様の中でもクロムメッキ加工についての料金設定を
バレル単位で勘違いされている方がいらっしゃいますが
部品一つ一つの作業となる為にやはり亜鉛メッキ加工よりも
クロムメッキ加工の方がお高くなります。
但し、電気亜鉛メッキ加工で気を付けなければいけないのは
上の写真の様に小さな部品一つでも1つのバレル貸切になる為に
個数が少なければ1つ単価が大きくなる為に
数量が有る場合の方が大変お安くなります。
そのバレル料金と剥離料金、研磨料金が発生し
その合計が加工賃になります。
信号機の柱等に使用する溶融亜鉛メッキ加工の
場合は基本キログラム単価になります。
メッキの種類によって加工賃の決め方が様々御座いますので
お客様にとっては大変に分かりにくいと思います。
この様な加工賃設定が日本のそれぞれの
メッキ屋さんの常識ある設定になっております。
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