ステアリングコラムカバー(PP製樹脂)にメッキ加工を施す
2018年09月24日
この前のブログに貼り付けさせて頂いた現行ハイエースの
シフトゲートカバー(ABS製樹脂)純正パーツに
最高級モーターショー用クロムメッキ加工を
施した写真とお話しのお客様の完成品になります。
コラムカバーはABS製樹脂でしたが
今回のステアリング周りに付いているコラムカバーは
ポリプロピレン製樹脂で出来ています。
ABS製樹脂とポリプロピレン製樹脂は全く性質が違う素材で
最高級モーターショー用クロムメッキ加工を
施す作業に於いても違います。
自動車やバイク、トラックの大手メーカー様の
樹脂製純正クロムメッキパーツは
100セントABSで出来ています。
なぜかと言いますと加工方法が他の素材より
手間が掛らないのでコストがそれらの
素材より安く済むメリットがあります。
そのABS製樹脂を使った部品は内装外装
様々な箇所に使われていますが基本外装品に
多く使用されています。
そのABS製樹脂のメリットは
酸やアルカリに他の樹脂よりも強く
雨やホコリ油分に強いとも言い換えられるので自動車やバイク、
トラックの外装部品に多く使われていると言う理由もあるようです。
そして温度に於いても強いので冬の寒さと
真夏の暑さに優れている素材とも言えます。
この素材も年数が経つとABS表面が段々と硬くなり衝撃で
割れやすくなったり変色する事になります。これは金属よりも
経年劣化するスピードは早く部品を交換する事が
多くなるデメリットが発生致します。
続いて今回の自動車用ステアリングコラムカバーで使用されている
ポリプロピレン製樹脂のメリットは素材自体が
ABS製樹脂より柔らかい為に、歪みや衝撃性に優れており
多くの内装部品に取り入れられています。
しかしながらデメリットはABS製樹脂と比べると
温度に弱く更に日光にも弱い為に自動車やバイク、
トラックの外装部品に使用されるのは少ない様です。
しかしながらその弱さを克服するために温度と日光に
耐性を出せる様に塗料などで表面をカバーする事も
やられている様です。
ポリプロピレン製樹脂が経年劣化致しますと
表面が白っぽくなり表面も硬くなって割れやすくなります。
これらの素材のデメリットを最高級モーターショー用
クロムメッキ加工は克服できるメリットが御座います。
これらの素材表面にクロムと言う強靭な金属で
覆い隠す事により樹脂のデメリットを防げる事になります。
最高級モーターショー用クロムメッキ加工の
メリットは傷に強く暑さに強く腐食に強く
見栄えが良く長持ちすると言う
絶対的なメリットを樹脂製部品に対して得る事が出来ます。
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