自動車の樹脂製クロムメッキ部品以外の樹脂部品にメッキ加工
2018年09月25日
先日に貼り付けさせて頂きました
ポリプロピレン製(PP)ステアリングコラムカバ
ー最高級モーターショー用クロムメッキパーツよりも
更に大きい同じ素材のステアリングコラムカバーに
最高級モーターショー用クロムメッキ加工した物です。
この完成品はお客様の大切な商品ですので
クロムメッキ表面んを傷防止の為に
塩化ビニルで保護しております。
ブログをご覧の皆様にこの状態では見にくいと思い
少しだけ塩化ビニルを剥がさせて頂いて
アップさせて頂いていますので見栄えのクオリティは
綺麗だとお分かりになられると思います。
このパーツの内側にはアルミ箔が貼られているのが
確認できると思いますが、
この部分にプラチナ製治具をはんだ付けしドブ漬けしています。
メッキ加工終了後にこの部分を外しますので
下地の銅メッキと素材が見えてしまうので
アルミ箔を専用ボンドで貼り付けています。
まっ、裏面ですので見栄えは大丈夫だとは
思いますが・・・
樹脂の素材によってメリットとデメリットが
必ずありますとお話しさせて頂きましたが
今回はABS製樹脂とポリプロピレン製樹脂以外の
素材についてお話しさせて頂きます。
これってメッキ加工を施す上で大変に大切な事です。
現代の自動車やバイク、トラックの樹脂製部品にも
様々な素材が使われていますがABS製樹脂や
ポリプロピレン製樹脂だけでは無くPAと言う
素材も使われています。
樹脂製品の裏面には上の写真の様にアルファベットの
刻印が打ってある事が多いので
樹脂部品を見られる事が有るのであれば見て下さい。
このPA製樹脂はポリアミドと言う皆さん
ご存知のナイロンです。
この素材は内装品や外装品に使用されていますが
この素材のメリットは素材が割れにくく温度にも非常に強い
更に耐油性にも優れています。
FRP素材は自動車、バイク、トラックの
エアロパーツによく使われており
別名を繊維強化プラスチックと言います。
ガラス繊維と炭素繊維繊維とプラスチックと混ぜた物です。
強度も高く金属素材を使用するよりも軽量な為に
大型トラックのフロントパネルに使用される素材でもあります。
更に他の樹脂部品よりも腐食しにくい事もメリットの一つです。
デメリットは経年劣化した時にクラックが入りやすくなる為に
修復が困難な為に部品を新品に交換しない限り
その部品を付けての走行が出来なくなります。
最近の大手自動車メーカー様の純正部品の在庫期間は
大変短くなっていますので現行車などを
数十年使用した場合それらの部品が
手に入らない事が多いようです。
様々な素材の特性を考慮し
最高級モーターショー用クロムメッキ加工を施しております。
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