旧車マセラティのアンチモニ部品(グリルとエンブレム)を再メッキ加工 茨城県の個人様

この商品は旧車マセラティの

エンブレムとグリルです。

共に素材はアンチモニ(鋳物)

亜鉛ダイカストで出来ております。

度々、皆様にご説明をさせて

頂いておりますが

アンチモニ(鋳物)とは

溶かした亜鉛やアルミニウムを

鋳型に流し込み成型する方法です。

出来たての鋳物をクロムメッキ加工を

施す事は鋳物専用のクロムメッキ加工工場で

出来るのですが既にクロムメッキが

かかっている物に再度クロムメッキ加工

所謂再メッキ加工(リクローム)を

施す事は通常出来ません。

それは既にメッキが付いている物を

剥離する際に鋳物表面も溶けてしまい

メッキを掛けたとしても綺麗な仕上がりに

ならないと言う事と

更に経年劣化して腐食している

(錆)状態の鋳物は素材表面が

剥離剤により月のクレーターの様な

状態になってしまいます。

この状態でいくらバフ研磨作業によって

磨いたとしても綺麗な表面にはなりません。

では、旧車の多くの外装部品にこの様な

素材をあえて使用しているのか?

第一にコストパフォーマンスに優れている

第二に複雑な形状に適している

(各自動車メーカーのエンブレムの様な複雑な形状)

第三に寸法精度

最近では外枠を削る等の二次加工が必要ない

第四に製品の完成速度が他の方法より早い

反対にデメリットは鋳物ですので

金型を使用しますがかなり高い上に

その金型も長持ちしない

しかし、各自動車メーカー様は

このアンチモニ部品に

クロムメッキ加工を施し部品に

高級感を出したいと海外メーカー、

国内メーカー共にその道を

選ばれたようです。

しかしながら何十年も

その自動車品がメーカー様が

生産される訳もなく

修理や綺麗さをオーナー様が

お求めになる場合は

その部品をかなりのお金を

使って作り直すか、

その部品を綺麗にしたり

専門業者様(内燃屋さん)に

お願いする事くらいでしょう。

当社は通常

再メッキ加工(リクローム)が出来ないアンチモニ

亜鉛ダイカスト製クロムメッキ腐食部品や

アルミニウム製ダイカスト腐食部品に

再メッキ加工(リクローム)し

新品以上の見栄えと長持ちさをお客様に

ご提供出来ますがこの上メッキ加工の方法は

大変に手間が掛りコストが高く

納期もかかってしまう為に、

まずお客様にはメーカー在庫が

有るのであればそれをご購入して下さいと

アドバイスさせて頂いております。

メーカー在庫が無ければ喜んで加工を

お受けさせて頂きますと

ご説明をさせて頂いています。

そのアンチモニ(鋳物)部品の外見の特徴は

磁石に反応しない

部品裏面に刻印や仕切りの様な見栄えの物が有る

この二点で大体アンチモニかどうかは

判断できると思います。