ブログ

現代自動車用グリル旧車用自動車グリル 旧車トラック用グリルにクロムメッキ加工

上の3つは希少価値があるトラック用グリルに

再メッキ加工(リクローム)を施した写真で、

一番下は現代自動車用グリルにクロムメッキ加工を

施した写真です。

トラック用グリルの素材はスチール製で年数が

30年から50数年経って経年劣化している状態から

板金加工を施した上でメッキ加工致しました。

現代自動車用グリルはメーカー純正物では無くて

FRP製の外品グリルです。

この外品グリルはプライマー処理されている

上には塗装されていない状態でした。

旧車トラック用スチール製クロムメッキグリルの

空気が出入りする個所やライト周りは錆が酷く

全体的に飛び石等のえくぼ痕が

数個有る様な状態でした。

この様なスチール製グリルの

場合は素材自体の厚みが無い為に

凹みやすい作りになっています。

かたやFRP素材のグリルは

ガラスファイバーを使用している上に

肉厚が有る為に凹みが出る様な事は

考えにくいです。

しかしながらFRP素材のグリルに

クロムメッキ加工を施す場合には

未塗装の汚れが付着していない

新品でなければ加工不可となります。

自動車用グリル、トラック用グリル共に

素材がスチールだけでは無くて真鍮製グリル

亜鉛ダイカスト製グリル、アルミニウム製グリル

全てに於いて腐食痕などの錆が出ている場合は

見栄えを元に戻したり現状よりもマシになる様に

加工する事は可能ですが事故などでグリルが

歪みなどが生じてしまった場合は

回復困難な場合が御座います。

これは特殊な例ですが

トラックのマニア様で旧車グリルを

ご自分のトラックにサイズを合わせる為に

スチール製グリルを切断されて溶接し

当社で再メッキ加工されるお客様がたまに

おられますがその様な場合は装着されて

数年経ちますとご自分で切断し

サイズ合わせの為に溶接された個所から

トラック走行時の振動により溶接個所から

スチールにヒビが入りやがてせっかくの

クロムメッキも割れてしまいますので

切断によるサイズ合わせをされる前に

当社のご相談される事をお勧めさせて頂きます。

当社でこの様なご相談を頂いた場合には

当社指定の板金業者様に金属製グリルに

付いているクロムメッキや塗装を

完全剥離した状態でグリル裏面に

補強板を装着しクロムメッキ完成後

トラックの振動などで溶接個所が

割れたりしにくい状態にした上で

クロムメッキ加工を施します。

この様な細工を施すメリットは大きいですが

再メッキ加工(リクローム)以外の

加工賃がそこそこ発生します。

当然納期も掛りますので状態や稼働期にも

よりますが完成するまでに2か月以上はかかります。

旧車バンパー再メッキ加工するのに下部の折り返し部分が一番腐食が酷くなっています

旧車バンパーの殆どがスチールに

クロムメッキ加工を施した物です。

そのクロムメッキ製スチールバンパーには

フロントバンパーとリアバンパーが御座います。

その両方のバンパー下部に上の写真の様に

バンパー下部に少し折り返しが付いています。

この折り返しがなぜスチール製バンパーに

付いているかと言いますと

バンパーの強度を高める為です。

しかしながらスチール製クロムメッキバンパーは

手入れを怠ると錆が出てしまい見栄えのクオリティと

バンパー自体の強度が衰えてしまいます。

この事は人間の虫歯の原理に大変似ています。

スチール製クロムメッキバンパーが

腐食していくのには色んな理由がありますが

その大きな理由の一つに皆さんがご存じの

雨水による錆がありますが

この雨水がバンパー上部から下部へ流れて

雨水が溜まりやすい箇所が一番錆びやすいです。

人の歯で言いますと食べた物が

溜まりやすい箇所から虫歯菌により

穴が開いてくると似ています。

当然、朝、昼、晩、時間を掛けて丁寧に

磨き残しが無い様に歯磨きを行えば

そう簡単に虫歯が出来ないとは思いますが・・・

スチール製クロムメッキバンパーも

常にワックスがけ等の腐食対策を常に行えば

そう簡単に腐食致しません。

今では普通自動車にスチール製クロムメッキバンパーを

採用している車種は少ないですが

今、現存する旧車の多くがスチール製

クロムメッキバンパーです。

25年以上前であればバンパーの真正面は

手入れが行き届いていれば見える錆が無い

クオリティの良いバンパーも存在するかも

分かりませんが手入れが行き届いていたとしても

上の写真の様にスチール製バンパー下部の箇所は

この様な錆による腐食痕が剥離すれば出てきます。

この状態はバンパーの年数が経てば経つほど

腐食痕が酷くなります。

金以外は手入れをしても

100セント経年劣化を防ぐ事は出来ません。

上の写真に写っている腐食痕が消えるよ言うに

する方法は板金加工を施すか

当社の上メッキ加工で行う表面補修を伴う

クロムメッキ加工か。

この2種類の内どれかを選択しなければ

綺麗なスチール製クロムメッキバンパーには

なりません。

この事から言える事は

スチール製クロムメッキバンパーの見栄えを

長持ちさせる為には、

バンパー下部のこの折り返し部分を特に念入りに

ワックし掛けやガラスコーティング剤で

腐食防止する為の二次加工を豆に行う事が大切です。

そしてこの様な錆や腐食痕が少しでも出たら

お金はかかるかも分かりませんが

錆が酷くなる前に再メッキ加工(リクローム)を

行われる事が望ましくスチール製バンパーをより

長持ちさせるコツです。

この手入れが遅くなればなるほど

再メッキ加工する時に手間が掛る為に

更に加工賃が高くなる事になります。