バイクパーツメッキ加工で全体的に凸凹の腐食痕があるエキゾーストパイプに板金加工後再メッキ加工
2018年10月18日
上のエキゾーストパイプのビフォーは
約40日前のブログに
貼り付けさせて頂いた物です。
このエキゾーストパイプは3本有り
1本のエキゾーストパイプの腐食痕はマシで
残りの2本の内側がご覧の様な
凸凹の腐食痕になっていました。
当社にご依頼頂いたスチール製
エキゾーストパイプの再メッキ加工
(リクローム)の中でもこれだけの凸凹状の
腐食痕はトップレベルに酷い状態です。
この様な凸凹状の腐食痕の場合に
再メッキ加工(リクローム)を施す方法は
当社のメッキランクである上メッキ加工か
中ランクの分厚いメッキ加工に板金加工を行うかの
2種類になりますが上メッキ加工の場合、
細かな粒子のアルミニウム製金属パテと
樹脂パテの混合物を凸凹表面に肉盛りし
表面補修を施す事は出来ますが、
この場合、エキゾーストパイプ本来バイクに
装着して高温になるとこれらの表面補修が
浮いて来たり腫れが生じたりいたします。
この様なデメリットがエキゾーストパイプの様な
パーツには御座いますので、
どうしても当社の中ランクである厚メッキ加工と
板金加工で作業しなければいけません。
ですので高温の熱がかかる部品で腐食痕がある場合は
必ず厚メッキ加工と板金加工を選択しなければいけません。
今回のエキゾーストパイプは内側の腐食がパイプ内部まで
錆が貫通していなかった為に板金加工によって見栄えが
甦ったと言えると思います。
当然、シアンによる剥離作業も錆全てを溶かして
パイプが貫通しない様に注意してる事も見栄えに
影響していますし、バフ職人の技術も御座います。
後、メッキ職人による治具をどうエキゾーストパイプに
付けたら全体的に万遍なく銅メッキ、ニッケルメッキ
クロムメッキが電気の力で付き綺麗になるか。
この4工程全てがそれぞれの違うジャンルの
職人によってこの様に新品の様な
エキゾーストパイプに仕上がったと言えます。
クロムメッキ加工や再メッキ加工(リクローム)を
施し新品の様な仕上がりを皆さんお望みだと
思いますのでその為にもパーツに点錆びが出たら
再メッキ加工(リクローム)する位の感覚で
ご依頼して頂ければ板金加工や必要以上の
バフ研磨作業をしなくても済みますので
トータルの加工賃がお安くなる上に
納期も早くなります。
自動車やバイク、トラックの純正パーツは
メーカー在庫約10年程で無くなる事が多いようですので
パーツがそれまでに経年劣化した場合はメーカー在庫を
調べて購入。
メーカー在庫が無い場合は当社の様な再メッキ加工
(リクローム)専門業者に依頼される事がお勧めです。
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