旧車バイクCB400Nのパーツをメッキ加工 個人様

上の写真はホンダホークⅢ

(CB400N)の部品です。

排気量は395ccでOHC3バルブ2気筒、

40馬力のスポーツエンジン搭載バイクです。

このバイクのマニア様も大変多く

業者様や個人様から写真に掲載している

パーツにクロムメッキ加工を施して

欲しいと言うご依頼をよく頂きます。

黒い塗装がでバネが付いているサイドスタンド

ステッププレートのアルミ素材パーツ

(アルマイト処理)

同じくアルマイト処理されているブレーキパネル

他の部品も箱に詰めて頂いて沢山送って頂きましたが

小さな部品の中にユニクロメッキが施されている

専用ボルトやナット、ワッシャ等はお客様に

ご返送させて頂いてクロムメッキ加工を

ご希望される物とユニクロメッキ加工を

ご希望される物とクロメート加工される物とを

分けて頂いてからもう一度当社に発送される事を

ご提案させて頂きました。このお客様は業者様で

無くて個人様ですがCB400Nを完全にばらされて

送って頂いた強者です。

大概、業者様がばらされて送って頂いている事が

大変多いのですが・・・

器用にばらされておりました。

シルバー色の部品は全てアルミニウム製部品

後、黒色の塗装で四方に専用六角ボルトで

留めている部品もアルミニウムです。

その他の黒色塗装はスチールです。

このバイクの年式が古いので仕方がないのですが

腐食は多少御座います。

お客様のご要望で当社のメッキランク(分厚いメッキ)

中ランクをご希望されておりますので

その加工方法をご紹介させて頂きます。

スチール類とアルミニウムに同じ黒色塗装が

されているパーツは全て塗装剥離が必要となりますが

バネが付いているパーツは

分解して作業しなくてはいけません。

アルミニウム製パーツは表面に錆とめである

アルマイト処理が施されていますので

これを剥離しなければいけません。

スチール部品、アルミニウム製部品それぞれが

剥離が完了致しますと次にバフ研磨作業と

バレル研磨作業を致します。

綺麗にしたい表面は420番手仕上げ致します。

この420番手は顔を近づけると顔がしっかり写ります。

この作業がしっかり出来るかどうかでメッキ完成時の

見栄えのクオリティがどうなるかが決まります。

但し、パーツ自体が経年劣化によって素材表面が

劣化している場合は新品同様になるのかは

加工してみないと分かりません。

研磨作業完成後は銅メッキ加工により

パーツ表面銅被膜が出来て更に2回目の

バフ研磨作業により削れた銅の粉を利用し

ピンホールに入れて表面を綺麗に致します。

続いてもう一度、銅メッキ加工を分厚めに

ニッケルメッキ加工を分厚めに

最後にクロムメッキ加工で完成です。

仕上げ作業は、細かい粒子の研磨剤で

丁寧に表面を磨いて梱包致します。