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車パーツメッキ加工でホイルキャップ モール バンパー アウタードアハンドル マスコットパーツ他全て綺麗にレストアを個人様と業者様にご説明

上のパーツは昨日にお話しさせて頂いた

1971年式ロールスロイス(ファントム)の

経年劣化した純正クロムメッキパーツを

部分ごとに業者様が並べた状態です。

皆様もご承知の通り

ロールスロイスファントムは世界でも

名が通る名車でクロムメッキパーツを

並べると写真は一部ですが恐らく

自動車の中で一番多く

使用されている感じが致します。

フロントとリア共にバンパーの肉厚は

大型トラックの厚みが有り

しかも長さは2000ミリ程度御座います。

バンパーガードの厚みも同じ厚みで

一つの重さが他車種のバンパーガードの

重さと比べ物にならないほどです。

モールはステンレス製で腐食に対して

強い仕様になっています。

ホイルキャップの作りも

ロールスロイス独特の丸みの形状で

他車種よりスチールの厚みがあります。

正直に申しますとロールスロイス程

最高級車で有りながら亜鉛ダイカストを

使用しているパーツが多いです。

例えばこの自動車が生産されていた

年代もしくはそれ以上年代が古い

メルセデスベンツのクロムメッキパーツは

腐食しにくい真鍮を使用していたりします。

亜鉛ダイカストより真鍮製品の方が値段が高く

腐食しにくいと言うメリットが有るので

最高級車の場合は真鍮を使用し

そこにクロムメッキを施して見栄えが

綺麗でしかも腐食による錆が

出にくい様にされています。

この点がビックリした事です。

パーツ検品に於いて47年経っている割には

室内保管されていた様で

腐食は少ない様に感じました。

気になる箇所はバンパーガードに

板金加工を過去にされていて汚い板金痕が

しっかりと有る上に表面が凸凹になっています。

このことから町のメッキ屋さんレベルで

再メッキ加工(リクローム)されていた事が

金品して分かりました。

もう一つはホイルキャップです。

これは恐らく当時のオーナー様が縁石か何かに

当って深い傷が出来たのではと思います。

これら2点の事柄は通常

当社の専門店での検品や再メッキ加工

(リクローム)に於いては日常茶飯事で

全く珍しくない事柄です。

あえて言うのなら抜群に綺麗な状態での

再メッキ加工(リクローム)でのご相談です。

この一台の自動車の

純正クロムメッキパーツとしての数量は

ダントツこの旧車ロールスロイス(ファントム)が

ナンバー1だと思います。

当社では皆さんご承知の様に亜鉛ダイカスト

(アンチモニ)だけは当社のメッキランク

上メッキ加工でなければ新品未使用品クラスには

仕上がらない為にこの素材が多ければ多いほど

クロムメッキ加工賃が高くなります。

残りの素材の場合は3ランクの中から

お客様の見栄えのクオリティと

長持ちさのクオリティをお聞きさせて

頂いた上でご提供させて頂く事が可能です。

車パーツメッキ加工で1971年式ロールスロイス(ファントム)のラジエーターグリルを綺麗にする

本日は地元の旧車専門工場に再メッキ加工

(リクローム)のご相談をさせて頂いておりました。

基本、当社は自動車工場にお伺いする事は無く

今回は数が多い上に上に貼り付けている

ラジエーターグリルの内部にあるフィンが

スポット溶接している場合

細部までクロムメッキがのるのかと言う

アドバイスをさせて頂いておりました。

この時代のロールスロイス(ファントム)の

ラジエーターグリル枠は

ステンレス製で製作されています。

フィン自体もステンレス製でフィン一枚

一枚をスポット溶接して製作されています。

流石、ロールスロイス(ファントム)の

拘りだと感じました。

素材も腐食しにくいステンレスをふんだんに

使用しスポット溶接も47年前なのに

フィンが一枚も外れていません。

高い車だけあります。

ステンレス素材のパーツを綺麗にする

方法にはクロムメッキ加工と

鏡面ポリッシュが御座います。

47年経過している物には多かれ少なかれ

小傷が表面に必ずあります。

綺麗にするこれら2つの方法いずれにせよ

磨いてステンレス生地を

平らにしなければいけません。

クロムメッキ加工はメッキの厚みで

カバー出来る事も御座いますが

鏡面ポリッシュの場合は素材その物の

綺麗さが追求される為に余程番手を

上げなければピカピカに

仕上がる事はありません。

このロールスロイス(ファントム)の

ラジエーターグリルを綺麗にする事は

さほど難しい事は御座いませんが

内部にフィンパーツに関しましては

このままの状態で鏡面ポリッシュや

クロムメッキ加工で細部にまで綺麗に

仕上がる事は御座いません。

それでは、

どうしたら綺麗に加工が出来るのか?

その答えはただ一つ、フィン全て分解する事です。

要するにフィン一枚ごとに左右2つずつに

スポット溶接がされていますが

全てスポット溶接を取りステンレス製フィン

一枚ずつを鏡面ポリッシュするか

もしくはステンレス用バフ研磨作業により

クロムメッキ加工を施す

作業をしなければいけません。

フィンの枚数を数えてはいませんが

結構な数のフィンから出来ていました。

鏡面ポリッシュ仕上げないしクロムメッキ加工で

一枚一枚の全てのフィンが綺麗に仕上がりましたら

元に戻すために一枚ずつ左右2個所ずつ

スポット溶接して作り直す

作業をしなくてはいけません。

われわれメッキ加工及び鏡面ポリッシュ業者より

旧車専門の業者様もお仕事が大変になります。

もしかするとクロムメッキ加工賃よりも

組み立てに要する工賃の方が高い様な気も致します。