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50年前のベンツ280SL純正モールを再メッキ加工する

上のパーツは1968年式

メルセデスベンツ280SLの

純正クロムメッキ製モールです。

一番長いモールは1110ミリで

素材がアルミニウムで出来ており

当然ながらメルセデスベンツですので

クオリティ重視の電気クロムメッキ加工

仕上げです。

2番目に長いモールが300ミリで

素材がステンレスにスチールが多めに

配合されている状態で少し磁石に

反応致します。

一番短いモールは190ミリで

300ミリモールと同じ素材です。

上に各モールの素材がどれだけ

経年劣化しているのかを皆様に

おわかりやすくさせて頂く為に

見にくいかも分かりませんが

アップさせて頂きました。

各モール経年劣化からクロムの

光沢が全く無く表面に錆が出ており

しかもよく目を凝らして見てみると

メッキが膨れた感じで浮いています。

これは完全にモール自体寿命で

有る事が分かります。

ですのでオーナー様は当社に再メッキ加工

(リクローム)により綺麗にして

ほしいと言うご相談です。

それでは今回のモールの状態から

言いますと中メッキ加工

(分厚いメッキ)を選択された場合は

もしかすると板金加工が必要に

なるかも分からないです。

上メッキ加工を選択された場合は

見栄えは完全に新品で当時の

クロムメッキ加工技術から申しますと

科学の発達と共にメッキ加工も

発達しておりますのでそう考えると

当時のメルセデスベンツ280SL

純正クロムメッキモールよりも

綺麗であると言えます。

長持ちのクオリティも上メッキ加工に於いては

メッキ剥離後に細かい粒子の

アルミニウム製金属パテと樹脂パテを

混合した物をモール表面に覆い隠してる

状態により、素材自体を新たに作り直し

尚且つメッキ用サフェーサー及び

プライマー処理を施す事により、

より錆びにくい工程を付け加えておりますので

これも当時のクロムメッキ技術には

この様な工程は開発されておりませんでしたので

当然新品よりも錆びにくいのは明白です。

お客様のご予算と納期が上メッキ加工の

クオリティと比例するのなら

上メッキ加工の方が良い選択であると

言えますが中メッキ加工を施す事を

選択された場合はメッキを慎重に剥離し

素材に表面の腐食具合を見てバフ研磨作業に

よりどこまで腐食痕やピンホールが

無くなるかを考えた上で板金加工の追加で

経年劣化した箇所を綺麗にする

選択肢も御座います。

板金加工に於いて

特に注意しなければいけないのは

アルミニウム素材の場合

板金加工で素材の表面を下地修正する事は

かなり難しくスチールの板金加工の様には

いかないので見栄えのクオリティで

100セントを望むなら間違えなく

上メッキ加工で綺麗に仕上げる事が

お客様にとって良いと思います。

日産純正ベゼルに24金メッキ加工

このパーツは日産自動車の

フォグランプベゼルです。

純正時はクロムメッキが施されて

お客様はリピーター様なのですが

一回目の仕様と同様にK24メッキ加工を

施してオリジナルを追求されています。

本物の24金メッキは金の延べ棒の

色調で当たり前では御座いますが

18金メッキよりも色が濃いです。

トヨタ自動車や日産自動車

ホンダ自動車、マツダ自動車

スバル自動車等の国産車でもオプションで

金メッキ色のエンブレムがあったりしますが

上の写真の現物はそれ以上の見栄えと

長持ちさのクオリティが御座います。

それはベゼル裏面に黒色の何かが

付いているのが見えるかと思いますが

それはプラチナ製治具をこの裏面に

溶接し電気を流す事により

24金メッキ加工しています。

この痕自体がメーカーオプションの

金色メッキエンブレムとは

別物であると言う事が分かります。

これははんだ付けの痕です。

本物の24金メッキパーツを自動車に

装着されている方は

そういらっしゃいません。

先程も述べさせて頂いた様に

メーカーオプションの

金色メッキエンブレム

自動車の顔とも言えるグリル中心部に

装着されているメーカーエンブレムに

24金メッキで同車種との違いを出したり

今回の様なフォグランプベゼルに

24金メッキ加工でオリジナル感を出す。

自動車のフロント部分で言うとグリルにも

24金メッキを施すと自動車に興味が

無い人でもその派手さに

ビックリされると思います。

それではこの本金である

24金メッキ加工を樹脂のベゼルに

施す方法をご紹介させて頂きます。

元々、ベゼルにはクロムメッキ加工が

施されておりましたので元の素材である

ABSに戻します。

その施工方法はメッキ自体をキツイ薬品に

漬け慎重に剥離致します。

新品未使用品の樹脂製品の場合は概ね

剥離剤に負けて部品が破損する事は

御座いませんが経年劣化して樹脂自体が

硬くなっている物は薬品負けしてヒビが

入ってしまったり割れてしまう事が

珍しくありません。

今回は新品未使用品で加工させて

頂きましたのでその様なデメリットにも

合わずこの様に綺麗なパーツとして

仕上がりました。

ABSベゼルに付いていたメッキが

完全に剥離出来たら下地修正し

樹脂表面に電気が通る様に致します。

次に上の写真の様にプラチナ製治具と

ABS裏面とを溶接し

銅メッキ加工致します。

更にバフ研磨によりピンホール埋めをし

表面を整えます。

もう一度銅メッキ加工より銅金属皮膜を得て

ニッケルメッキ加工

最後に24金メッキ液に漬け込んで

通電効果により24金がパーツに付着致します。

仕上げに表面を保護するのにクリアーを

施して乾燥させて出来上がりとなります。

バイクパーツメッキ加工でユニクロ部品 塗装付き部品 錆びた部品 くすんだクロムメッキ部品を綺麗にする

上の写真は旧車バイクのパーツになります。

業者様からのご相談でこれらの

パーツ全てをクロムメッキ加工で

仕上げたいとのご要望です。

細かな部品が多いですがユニクロメッキの

部品や塗装がかかっっている部品

クロムメッキがかかっている部品

いずれも経年劣化していますので

各部品それぞれ錆びています。

その殆どの部品がスチール製品です。

その内2つの部品にだけ

ブラッククロムメッキ加工ご希望で

かなり拘ってらっしゃる印象です。

ユニクロメッキ加工から

クロムメッキ加工を施したり

くすんだクロムメッキ部品を再メッキ加工

(リクローム)を施したり、経年劣化により

腐食して錆が出た部品を板金加工によって

新品部品の様に綺麗にする。

様々なお客様のご要望にお答えさせて

頂いておりますが

今回はブラッククロムメッキ加工の

工程とクロムメッキ加工よりも

繊細で部品の形状や素材の腐食により

見栄えのクオリティが下がってしまう

恐れが非常に高いと言うご説明を

個人様と業者様に分かりやすく

ご説明をさせて頂きたいと思います。

各金属部品にはブラックメッキは加工です。

その素材が経年劣化による錆が出ていたり

塗装が施されていたりユニクロメッキが

施されていたりしたとしても大丈夫です。

部品を剥離し、バフ研磨作業又は最高の

クオリティをお望みの場合は

鏡面ポリッシュ後にメッキ加工する。

部品表面の生地を綺麗にした後に

銅メッキ加工で部品表面に銅の

金属皮膜を得てもう一度バフ研磨作業を

行う事によりピンホールを削れた銅の粉で

埋めて更に部品表面を綺麗にした上で

もう一度銅メッキ加工を施し

ニッケルメッキ加工を行います。

ここまでは当社のメッキランク

中メッキ加工(分厚いメッキ)です。

次に行うのがブラックメッキの

メッキ槽に漬け込みます。

当然、ニッケルメッキを施した部品を

プラチナ製治具を付けてつけますが

厄介なのは初めにご説明させて頂きました

形状が歪な物や奥行きが有る物

そして腐食痕が残っていたりピンホールが

残っている場合はブラックメッキの前に

ニッケルメッキを施した時の色がもろに

その部位に出てしまう為に

綺麗なブラックメッキの中に少し

黄ばんだクロムメッキの点や色合いが

変わってしまうデメリットが

発生してしまう事が有る点です。

ブラックメッキ加工の可能サイズは

中クラスのパーツでも対応可能ですが

これらの事によりクロムメッキ加工よりも

見栄えのデメリットが有る為に

限られた形状や素材自体が

傷んでいない部品のみの対応となります。

車パーツメッキ加工で業者様御依頼分1975年式フェラーリの腐食とガリ傷が有る純正ハブキャップを綺麗にする

上の写真は地元の希少価値車専門

レストア業者様からの御依頼分で

1975年式フェラーリ純正

ハブキャップです。

度々、この業者様とはお付き合いをさせて

頂いておりおレストアについて熱く

語って頂いており勉強させて頂いています。

このハブキャップはスチール製で2つの

部品から製作されています。

1つは真ん中の丸い部分であるハブと

2つ目はその外側の部品を

溶接し構成されています。

この4つあるハブキャップの内2つ程は

再メッキ加工(リクローム)されている

痕が残っています。

全体写真を貼り付けているだけなので

分かりにくいかも分かりませんが

一つ銅か真鍮の肌が見えている物が

御座いますがそのハブキャップは

元々かなり変形していたのを

この業者さんが板金修正され元に近い

状態にまで戻されました。

検品させて頂きましたが変形時の

写真と比べましたが、おーっ!

凄いと言ううまさでした。

板金加工に長けてらっしゃいました。

後、気になる所はさっきも述べさせて

頂きました様にこの2つのパーツを

溶接して出来ているその箇所に

結構目立つ経年劣化による

腐食痕が見えます。

中心部にはフェラーリのエンブレムである

馬が浮いている状態で経年劣化で

新車時よりはその浮いているエンブレムが

薄くなっている感じです。

この業者様のご相談で綺麗に

してほしいと言うご希望です。

何時も当社のメッキランクのお話を

ブログで毎日の様に皆様に極力

分かりやすくご説明させて頂いておりますが

上メッキ加工、中メッキ加工、下メッキ加工の

中からお客様のクオリティの

お考えで選んで頂いております。

今回のご相談でオーナー様が

望まれていらっしゃるのは

ハブキャップ中心部にある薄くなって

しまっている馬は完全に残して他の部分は

徹底的に綺麗にと言うご希望です。

本来、全てを新品かもしくは新品以上の

クオリティにする為には上メッキ加工を

行う事が最善なのですがその施工方法は

細かな粒子のアルミニウム製金属パテと

樹脂パテの混合物を綺麗にしたい全面を

覆い隠す方法を用いて加工致しますので

この場合の薄く盛り上がっている馬の部分が

平らになるデメリットが発生してしまう為に

このオーナー様のご要望である馬を

残してと言う事が不可能となります。

ですので加工方法としては

中メッキ加工を行います。

しかし腐食痕は残ってしまう恐れが

御座いますのでハブキャップのメッキを

徐々に剥離し素材を極力傷めないようにし

剥離後の素材自体の劣化具合を

板金職人とバフ職人で会議を致します。

これからの加工ですので分かりませんが

恐らく剥離後4つ共にかなりキツメの

腐食痕が沢山出てくるのではと思います。

その場合の工程は剥離、板金加工

鏡面ポリッシュで細部まで綺麗にし

分厚くメッキと言う事になると思います。

車パーツメッキ加工でスパーキャリーの純正グリルとバンパー(一体型)を業者様からご依頼

上の写真はスズキスーパーキャリー

(Kトラック)の純正グリルと

バンパー、一体型のパーツです。

撮影時は検品前でメーカー純正

梱包せれておりましたので新品未使用品で

有る事が分かりますので梱包を解かないで

裏面が元々、この様に見える状態なので

この様な感じで写しました。

素材はポリプロピレン製樹脂(PP)で

出来ており自動車やトラックでは無い様な

グリルとバンパーが一体となっています。

この一体型から大きさも思っている以上に

大きく幅はコーナーの丸みを帯びている端の

部分から逆のコーナー端まで測ると

1770ミリを超えていました。

約1800ミリとなるとそこそこの

大きさの自動車の幅と変わりません。

しかもグリルと一体型ですので高さも

結構御座いまして大型トラックのグリルに

近い高さが御座いました。このグリルと

バンパーの一体型パーツは純正で

購入しても白色の塗装付きな様で

塗装剥離作業からのスタートとなります。

クロムメッキ加工で綺麗にしたい表面の

シボと言うザラザラした肌になっていましので

このザラザラ肌を消すための表面補修作業を

行ったうえでクロムメッキ加工を致します。

塗装剥離後に純水で表面、裏面の入り組んだ

箇所にも塗料のごみ等が残っていたり

しないように徹底的に洗い流します。

この時に塗料が付着していると

クロムメッキ加工完成時にその箇所だけ

メッキがのっていない状態で

仕上がってしまします。

パーツの細部まで綺麗に汚れが落ちたら

パーツの水分がなくなる様に乾燥させ

もう一度パーツに汚れなどが

付着していないかを検品しない状態が

再度確認出来たら

いよいよ表面のザラザラ肌であるシボと

呼ばれる状態から表面が

ツルツルになる作業を致します。

専用のパテで綺麗にしたい表面の端から

端まで丁寧にパテ盛り致します。

この時にシボが見えなくなる程度に

生地の厚みを増していきます。

そしてメッキ用サフェーサー及び

プライマー処理を行う事によりその生地を

整えてプライマー処理された表面に

通電効果が出る様に無電解メッキや

導電塗料を使用します。

この状態はスチールバンパーを再メッキする

工程で言いますとバフ研磨作業で

420番手で表面が綺麗に

なっている状態と一緒です。

次にプラチナ製治具をパーツ裏面に

はんだ付けをする事により電気を

流せるように致します。

そして銅メッキ加工によって

同金属皮膜が出来、その銅金属皮膜を

バフ研磨作業を行う事により削れた

銅の粉を表面に有るピンホールに

入れて行き更に生地表面を綺麗に致します。

そしてもう一度銅メッキ加工で銅金属皮膜を

得て次にニッケルメッキ加工を分厚めに

次にクロムメッキ加工

最後に仕上げ作業で完成です。

車パーツメッキ加工でレクサスの純正バンパーグリル左右(PP製とABS製)を分解し綺麗にします。

上の写真はレクサスLXの

純正バンパーグリルで左右に

装着されております。

このバンパーグリルは

1セットメインの表側の

パーツはABSに塗装が付いており

裏側のパーツはポリプロピレン製で

出来ており下の写真をご覧の様に

お互いの爪同士で装着されて一つの

部品に仕上げている作りになっています。

今回のお客様は当社にご依頼されるのは

初めてでご発送して頂く前に

お電話を頂いておりました。

お電話でのお問い合わせ内容では

レクサスLXのバンパーグリルの

見える側を綺麗にクロムメッキを希望し

奥側は養生して下さいと言うお話しでしたので

本物のクロムメッキ加工は全体を

クロムメッキ加工した上でクロムメッキが

必要無い箇所に養生し元の塗装を施すと言う

施工方法が普通です。

そう言うやり取りが

電話有りながらのご発送でした。

やはり電話での説明ではイメージが

出来ない部分も御座いますので

クロムメッキ加工を施したいパーツを送って

頂いた上で検品をさせて頂きお客様と

打ち合わせしなければ結局お客様が

望まれているクオリティが完全に追求が出来ません。

それでは今回のお客様のご要望でありました

表面のグリルだけに最高級モーターショー用

クロムメッキ加工を施す方法を皆様に

ご紹介させて頂きます。

まず初めに初めにご紹介させて頂きました様に

(写真参照)このレクサスLX純正

バンパーグリルは2パーツで1つに

なっていますので装着されている爪を

折らない様にひとつずつ外していきますが

素人様でも細い引っ掛けれる金属が有り

慎重に作業を行えば取り外す事は可能です。

もし心配ならば自動車整備工場で

外されるのも良いと思います。

当社で外す場合は別途料金が発生したり

ノークレームで取り外しと言う事も御座います。

但し、簡単に到着や脱着が出来る物は

分解させて頂きます。

塗装がグリル表面に付いておりますので

入り組んでいる箇所も完全に塗料が

剥離出来る様に丁寧に作業致します。

そして最高級モーターショー用

クロムメッキ仕様ですので樹脂表面に

金属パテで覆い隠しメッキ用サフェーサー及び

プライマー作業により生地を

整えた上で表面を磨きます。

次にサフェーサー表面に無電解メッキ

導電塗料を使用し通電効果が出る様に致します。

プラチナ製治具をグリル裏面にはんだ付けし

銅メッキ槽に入れます。

その時にグリル表面と裏面には同金属皮膜が

得ている状態に仕上がりその銅被膜を

2回目のバフ磨きで残っているピンホールに

削れた銅の粉を入れて行きます。

そしてもう一度銅メッキ加工しニッケルメッキ加工

クロムメッキ加工を施し最後に

スチールメッキバンパー表面を青粉で磨く作業を

この樹脂クロムメッキ完成品にも同じ作業を致します。

そして2つのパーツの爪同士を装着し完成品となります。

バイクパーツメッキ加工で鋳物肌のスチール製ステーと他の部品を溶接移植した新たな部品を綺麗に致します

上の部品は旧車バイクの

スチールクロムメッキステーに他の

スチールクロムメッキパーツを溶接により

移植した新たなオリジナル製品です。

初めてのバイク屋さんからの

ご依頼ですがステーの方は鋳物肌に

クロムメッキがかかっていてもう一つの

クロムメッキの棒は鋳物肌では無い

普通のスチールクロムメッキです。

溶接はご覧の様に綺麗にされています。

しかしその移植した溶接痕の生地を

整える為にサンダー痕が

くっきり残っています。

見るからに80番手位のサンダーで

削っている痕なのでバフ研磨では

中々この痕を消すのは

大変難しい状態になっています。

しかもステーの方が亜鉛ダイカストの

生地の肌の様なザラザラでこれも

バフ研磨作業を施したとしても痕が

残ってしまう様な感じです。

スチール製品でこのザラザラ肌の生地を

使用し装飾クロムメッキを施しているのは

あまり見かけない部品です。

要するにこの移植した部品の溶接痕と

ザラザラ肌をを綺麗にする為には

普通のバフ研磨作業ではかなり

大変な作業となると言う事です。

スチールの鋳物肌を綺麗にする為には

バフ研磨作業で磨けるところまで加工し

その後は鏡面ポリッシュの機材を使用し

生地を平らにしなければいけません。

この様な場合は別途料金が

発生してしまう事が御座います。

その場合はクロムメッキ剥離

バフ研磨作業を徹底的に行いそれでも

鋳物肌が残り見栄えにかなりの影響が

有る場合はその時にお客様にご連絡させて

頂いた上で追加料金による残りの

ザラザラ肌を完全に平らにするのか

残ったままでクロムメッキ加工を

施すのかをご相談させて頂いております。

因みに当社の個人様、業者様問わず

追加料金による鏡面作業を

ご希望される方は少ないですが・・・

80番手のサンダー痕の場合も

クロムメッキ剥離後、バフ研磨作業によって

しっかりと磨かせて頂きますが

180番手前後のサンダー痕は消えますが

二桁番手のサンダー痕は

薄く残ってしまいます。

それだけサンダー痕は傷が深いと

言う意味でもあります。

ですので80番手で溶接痕の生地を

綺麗にする事は楽かも分かりませんが

クロムメッキ加工を綺麗に

完成したいのであれば最低でも

180番手位で頑張って

頂かなければいけません。

やはりサンダー痕が残ったパーツは

見栄えが悪いですからね。

溶接による移植部品に

クロムメッキ加工を施そうと

お考えの業者様と個人様はこの事を

頭に入れて頂いて作業の方を

宜しくお願い致します。

必ずこの事を守って頂くと

お客様にとってお値段と見栄えの

クオリティもお得になります。

車パーツメッキ加工でGReddy大容量オイルパン(アルミニウム製ダイカスト)を綺麗にする

車パーツメッキ加工でホイルキャップ モール バンパー アウタードアハンドル マスコットパーツ他全て綺麗にレストアを個人様と業者様にご説明

上のパーツは昨日にお話しさせて頂いた

1971年式ロールスロイス(ファントム)の

経年劣化した純正クロムメッキパーツを

部分ごとに業者様が並べた状態です。

皆様もご承知の通り

ロールスロイスファントムは世界でも

名が通る名車でクロムメッキパーツを

並べると写真は一部ですが恐らく

自動車の中で一番多く

使用されている感じが致します。

フロントとリア共にバンパーの肉厚は

大型トラックの厚みが有り

しかも長さは2000ミリ程度御座います。

バンパーガードの厚みも同じ厚みで

一つの重さが他車種のバンパーガードの

重さと比べ物にならないほどです。

モールはステンレス製で腐食に対して

強い仕様になっています。

ホイルキャップの作りも

ロールスロイス独特の丸みの形状で

他車種よりスチールの厚みがあります。

正直に申しますとロールスロイス程

最高級車で有りながら亜鉛ダイカストを

使用しているパーツが多いです。

例えばこの自動車が生産されていた

年代もしくはそれ以上年代が古い

メルセデスベンツのクロムメッキパーツは

腐食しにくい真鍮を使用していたりします。

亜鉛ダイカストより真鍮製品の方が値段が高く

腐食しにくいと言うメリットが有るので

最高級車の場合は真鍮を使用し

そこにクロムメッキを施して見栄えが

綺麗でしかも腐食による錆が

出にくい様にされています。

この点がビックリした事です。

パーツ検品に於いて47年経っている割には

室内保管されていた様で

腐食は少ない様に感じました。

気になる箇所はバンパーガードに

板金加工を過去にされていて汚い板金痕が

しっかりと有る上に表面が凸凹になっています。

このことから町のメッキ屋さんレベルで

再メッキ加工(リクローム)されていた事が

金品して分かりました。

もう一つはホイルキャップです。

これは恐らく当時のオーナー様が縁石か何かに

当って深い傷が出来たのではと思います。

これら2点の事柄は通常

当社の専門店での検品や再メッキ加工

(リクローム)に於いては日常茶飯事で

全く珍しくない事柄です。

あえて言うのなら抜群に綺麗な状態での

再メッキ加工(リクローム)でのご相談です。

この一台の自動車の

純正クロムメッキパーツとしての数量は

ダントツこの旧車ロールスロイス(ファントム)が

ナンバー1だと思います。

当社では皆さんご承知の様に亜鉛ダイカスト

(アンチモニ)だけは当社のメッキランク

上メッキ加工でなければ新品未使用品クラスには

仕上がらない為にこの素材が多ければ多いほど

クロムメッキ加工賃が高くなります。

残りの素材の場合は3ランクの中から

お客様の見栄えのクオリティと

長持ちさのクオリティをお聞きさせて

頂いた上でご提供させて頂く事が可能です。

車パーツメッキ加工で1971年式ロールスロイス(ファントム)のラジエーターグリルを綺麗にする

本日は地元の旧車専門工場に再メッキ加工

(リクローム)のご相談をさせて頂いておりました。

基本、当社は自動車工場にお伺いする事は無く

今回は数が多い上に上に貼り付けている

ラジエーターグリルの内部にあるフィンが

スポット溶接している場合

細部までクロムメッキがのるのかと言う

アドバイスをさせて頂いておりました。

この時代のロールスロイス(ファントム)の

ラジエーターグリル枠は

ステンレス製で製作されています。

フィン自体もステンレス製でフィン一枚

一枚をスポット溶接して製作されています。

流石、ロールスロイス(ファントム)の

拘りだと感じました。

素材も腐食しにくいステンレスをふんだんに

使用しスポット溶接も47年前なのに

フィンが一枚も外れていません。

高い車だけあります。

ステンレス素材のパーツを綺麗にする

方法にはクロムメッキ加工と

鏡面ポリッシュが御座います。

47年経過している物には多かれ少なかれ

小傷が表面に必ずあります。

綺麗にするこれら2つの方法いずれにせよ

磨いてステンレス生地を

平らにしなければいけません。

クロムメッキ加工はメッキの厚みで

カバー出来る事も御座いますが

鏡面ポリッシュの場合は素材その物の

綺麗さが追求される為に余程番手を

上げなければピカピカに

仕上がる事はありません。

このロールスロイス(ファントム)の

ラジエーターグリルを綺麗にする事は

さほど難しい事は御座いませんが

内部にフィンパーツに関しましては

このままの状態で鏡面ポリッシュや

クロムメッキ加工で細部にまで綺麗に

仕上がる事は御座いません。

それでは、

どうしたら綺麗に加工が出来るのか?

その答えはただ一つ、フィン全て分解する事です。

要するにフィン一枚ごとに左右2つずつに

スポット溶接がされていますが

全てスポット溶接を取りステンレス製フィン

一枚ずつを鏡面ポリッシュするか

もしくはステンレス用バフ研磨作業により

クロムメッキ加工を施す

作業をしなければいけません。

フィンの枚数を数えてはいませんが

結構な数のフィンから出来ていました。

鏡面ポリッシュ仕上げないしクロムメッキ加工で

一枚一枚の全てのフィンが綺麗に仕上がりましたら

元に戻すために一枚ずつ左右2個所ずつ

スポット溶接して作り直す

作業をしなくてはいけません。

われわれメッキ加工及び鏡面ポリッシュ業者より

旧車専門の業者様もお仕事が大変になります。

もしかするとクロムメッキ加工賃よりも

組み立てに要する工賃の方が高い様な気も致します。