日産純正ベゼルに24金メッキ加工
2018年11月12日
このパーツは日産自動車の
フォグランプベゼルです。
純正時はクロムメッキが施されて
お客様はリピーター様なのですが
一回目の仕様と同様にK24メッキ加工を
施してオリジナルを追求されています。
本物の24金メッキは金の延べ棒の
色調で当たり前では御座いますが
18金メッキよりも色が濃いです。
トヨタ自動車や日産自動車
ホンダ自動車、マツダ自動車
スバル自動車等の国産車でもオプションで
金メッキ色のエンブレムがあったりしますが
上の写真の現物はそれ以上の見栄えと
長持ちさのクオリティが御座います。
それはベゼル裏面に黒色の何かが
付いているのが見えるかと思いますが
それはプラチナ製治具をこの裏面に
溶接し電気を流す事により
24金メッキ加工しています。
この痕自体がメーカーオプションの
金色メッキエンブレムとは
別物であると言う事が分かります。
これははんだ付けの痕です。
本物の24金メッキパーツを自動車に
装着されている方は
そういらっしゃいません。
先程も述べさせて頂いた様に
メーカーオプションの
金色メッキエンブレム
自動車の顔とも言えるグリル中心部に
装着されているメーカーエンブレムに
24金メッキで同車種との違いを出したり
今回の様なフォグランプベゼルに
24金メッキ加工でオリジナル感を出す。
自動車のフロント部分で言うとグリルにも
24金メッキを施すと自動車に興味が
無い人でもその派手さに
ビックリされると思います。
それではこの本金である
24金メッキ加工を樹脂のベゼルに
施す方法をご紹介させて頂きます。
元々、ベゼルにはクロムメッキ加工が
施されておりましたので元の素材である
ABSに戻します。
その施工方法はメッキ自体をキツイ薬品に
漬け慎重に剥離致します。
新品未使用品の樹脂製品の場合は概ね
剥離剤に負けて部品が破損する事は
御座いませんが経年劣化して樹脂自体が
硬くなっている物は薬品負けしてヒビが
入ってしまったり割れてしまう事が
珍しくありません。
今回は新品未使用品で加工させて
頂きましたのでその様なデメリットにも
合わずこの様に綺麗なパーツとして
仕上がりました。
ABSベゼルに付いていたメッキが
完全に剥離出来たら下地修正し
樹脂表面に電気が通る様に致します。
次に上の写真の様にプラチナ製治具と
ABS裏面とを溶接し
銅メッキ加工致します。
更にバフ研磨によりピンホール埋めをし
表面を整えます。
もう一度銅メッキ加工より銅金属皮膜を得て
ニッケルメッキ加工
最後に24金メッキ液に漬け込んで
通電効果により24金がパーツに付着致します。
仕上げに表面を保護するのにクリアーを
施して乾燥させて出来上がりとなります。
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