メッキ加工で希少価値の高く経年劣化が酷いフォグランプ類を綺麗に
2019年09月14日
上の写真は順番に旧車トラックのコーナーパーツ、PIAA製フォグカバー、新品未使用品フォグカバー、そしてトラック用室内用行灯です。ご覧の様に全てのパーツを分解して写真を貼り付けさせて頂いております。一番上のクロムメッキがかかっているカバーはそう簡単に手に入れる事は出来ない物です。素材は本体カバーと枠で出来ており素材は共にスチール製です。状態が大変悪く下手をするとメッキ剥離後に錆による貫通穴が出来る可能性が高い状態です。黒塗装が施されているPIAA製フォグカバーも経年劣化がかなり進んでいて剥離が貫通穴が開く事は無いでしょうが素材表面に巣穴が沢山表れる事が想定されます。このパーツの少し厄介なのはカバー自体はアルミニウム製ダイカストでステーに付いているボルトはスチールです。何故、このカバーが厄介だと言いますとこれ以上分解が出来ない事にあります。クロムメッキを施す場合にアルミニウム製品とスチール製品と物が引っ付いている状態だとどちらかが溶けてしまうと言うデメリットが発生するからです。ですので厄介と言う事です。その下の黒色塗装が施されているカバーは新品未使用品です。しかもご覧の様に全ての部品が分解できる為に先程述べた様な素材が溶ける様な事は御座いません。素材は上左端に有る小さな変わった形の物だけ亜鉛ダイカストで他の部品はスチール製です。一番下の写真はトラック用室内行灯2セット分です。分解したこれらの全ての部品はスチール製です。これらの写真を見られて珍しい物だなと思われているトラックマニアさんも多いかと思います。それでは各パーツそれぞれ加工方法と注意点をご紹介させて頂きたいと思います。一番上のトラック用コーナーカバーは上部にピンで留めていますが出来ればピンを打ち抜いてからクロムメッキ加工を施し、加工終了後に新たなピンで留める事が見栄えのクオリティを追求する事になります。後は素材がかなり経年劣化が進んでいますので出来れば弊社の上メッキ加工で剥離がカバー表面全体を表面補修を施してから」メッキ加工をする事が望ましいです。少しクオリティが下がっても良いのならば剥離後に板金加工を施して中メッキ加工(分厚いメッキ)もありかも分かりません。PIAA製アンチモニ製カバーは上メッキ加工、中メッキ加工、下メッキ加工に於いて全てのランクでもデメリットが出てしまいます。スチール製ボルトの左右かしめている部分を打ち抜いて分解する必要性が御座います。他の新品未使用品とトラック用室内用行灯については時に問題は御座いません。
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