メッキ加工依頼前のリフレクターの状態
2019年10月15日
メッキ加工依頼する前のリフレクターは自動車、バイク、トラック、全てのモーター関連のフロント部分に装着されておりますが、それは外装部に装着されていない為にライト内部を確認しなければ見る事が出来ません。このリフレクターは夜間やトンネルなどでライトをつける事により新車時より光量(カルデラ)が落ちる事により運転する時に前方部が見えにくく危険が生じやすい為に道路交通法である一定の値が決められています。その大切なリフレクターの寿命はメッキ加工方法にもよりますが、アルミニウム蒸着仕上げに耐熱処理の場合は大体6年から7年程で車検に通りにくくなってきます。その場合、愛車を購入したメーカー様で新品未使用品を購入して取り換えする必要が御座います。最近のリフレクターは旧車のリフレクターと違い、リフレクターだけを購入する事は出来ません。何故ならばガラス部分からリフレクターに装着されている付属品である電飾部品、更にステーまで一式で購入するようになっている為に左右両方の価格になりますと20万円を超える事は全く珍しくはありません。昔のライトは簡単な作りになっていましたが、現行車のリフレクターは複雑になっています。この様な事からコストを考えるとリフレクターを再メッキ加工して再利用する業者様は大変に多いです。そこで自動車や、バイク、トラックに必ず装着されているリフレクターを再メッキ加工依頼したい場合にどの様な状態で弊社にご発送して頂ければ良いのかをご説明させて頂きます。旧車の於いても現行車に於いても必ずリフレクター上部にはガラス部分が御座いますがそのガラス部分には留め具が付いています。その留め具を専用工具で外してライトのガラス部分を完全に取り外します。そして内部をみると必ず電飾パーツが付いていますのでリフレクターを車体から外して全ての付属品を取り外してメッキがかかっているリフレクター本体だけにする必要が御座います。この状態になるまでは再メッキ加工は出来ません。この作業はバイクであれば個人様でも分解出来ますが、自動車やトラック等の4輪は整備士に作業を行って頂く必要が御座いますので個人で分解を試みて失敗をして破損しない様に心がける必要が御座います。整備士様もお客様の自動車やバイク、トラックのカルデラ不足(光量不足)からライト部品を分解してリフレクターに手を触れたり、もしくは綺麗にしたいと思いシンナーなどで拭いてしまったりしてメッキが剥がれたり浮いてきてしまったりと厄介な事になった事が有る経験はあると思います。この点は気を付けて作業を行って下さい。数日に一回程度弊社にはこの様なご相談が御座います。ですのでリフレクターにメッキがかかっている個所には絶対に触れたりしないで下さい。この事を知っている整備士に分解依頼してもらう事でリフレクターの失敗は御座いません。次にリフレクターには金属製と樹脂製が御座います。金属製リフレクター再メッキ加工は100%お受けできます。しかし樹脂製リフレクター再メッキ加工は素材がどれだけキツイ薬品に対応できるかが問題となり検品する必要性が御座います。(剥離剤に耐えれるか)
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