メッキ加工で錆が酷く醜いバイクキャリアーとアウターチューブカバーを綺麗に
2019年12月02日
メッキ加工でバイクキャリアーとアウターチューブカバーの状態が経年劣化で見栄えが酷い為に綺麗にするには、どの様に施工するかをお話をさせて頂きます。今回ご相談を頂いたお客様は業者様で、そのお取引されている個人様より愛車のバイクパーツで錆が酷いキャリアー部品とアウターチューブ上部に装着されている表面が見栄えが悪く出来るだけ綺麗にしたいと言う事でのご相談です。何時もご説明をさせて頂いています様にメーカー在庫で新品未使用品が有ればてっとり早く購入した方がお客様にとって良い選択なのですが旧車の場合はまず新品未使用品は手に入りません。なのでこの様にモーター関連に特化した装飾クロムメッキ工場にご相談が有る訳です。それではメッキ加工のご説明をさせて頂きますが、上の写真にあるアウターチューブ上部に装着するスチール製カバー裏面をアップさせて頂いておりますが、注意すべき点はこの様な錆の見栄えの場合にはメッキを剥離した段階で経年劣化による錆の貫通穴が出る確率が非常に高いと言う事が既に分かります。この見方は弊社の代理店様なら直ぐにお客様に的確なアドバイスが出来る位にメジャーな検品の仕方です。弊社の各メッキランクでも剥離後には貫通穴が出来る事でしょう。何故、今は貫通穴が現れていないかと言いますと、それは裏面の錆が表面に付着しているメッキで隠れているからです。要するにスチールその物が錆だけになっているので剥離後メッキは当然完全に溶けます。そして錆自体も剥離剤のシアンに反応して溶けて無くなると言う事になる訳です。このご説明で皆様もイメージが出来たと思います。この様な場合には弊社のメッキランク上メッキ加工がお勧めです。何故かと申しますと先ほどご説明させて頂いた状態では下手をするとその物自体が溶けて無くなってしまえば板金加工さえも出来なくなります。なので表面に細かな粒子のアルミニウム製金属パテとプライマー処理によりアウターチューブ表面を作り直すと言う加工方法です。この方法であればこの様な部品の状態でも新品未使用品の見栄えとプライマー処理が施されているので錆びにくいメリットも付いてくるのです。上の写真貼り付けのバイクキャリアーの錆状態は剥離による貫通穴が出るほど腐食はしておりません。しかもスチール製棒で製作されておりますので表面に付いている錆が内部に浸透していても完全にスチール棒がシアンにより溶けて無くなる事は無いと言えます。やはり部品素材の肉厚に関係が御座います。カバーの方は肉厚が薄く、バイクキャリアーの方はスチール製棒その物が肉厚ですから、肉厚が分厚いと言う事になります。
カテゴリ:ブログ