アクリル製日野プロフィア純正フロントバイザー3分割最高級クロムメッキ加工仕上げの方法
2019年12月21日
今回のお客様は弊社の代理店様で地元の大阪日野自動車株式会社様、大型トラックプロフィアのフロントバイザーに最高級モーターショー用クロムメッキ加工を施して欲しいと言うご依頼です。素材はアクリル製で3分割です。中央部の長さは1800ミリ弱でサイドの片方は800ミリ程度です。数か月前も同じご依頼を頂きました。この手のバイザーは表面仕上げと両面仕上げがあり両面仕上げの場合は片面の工賃よりも倍になります。トラックのフロントバイザーの場合は運転手から見える裏面はさほど気にしなくても良い、真正面の見栄えが良ければ良いと言うお客様の方が多いのでフロントバイザー最高級モーターショー用クロムメッキ仕上げの大半のお客様は片面仕上げされる方が多いです。因みにこの部品で純正クロムメッキパーツでのオプション品は御座いません。皆様のお住い先や高速道路のパーキングエリア等で大型トラックやトレーラーヘッドのフロントガラス上部に装着されているバイザーにクロムメッキ加工が施されているのを見かけられた事は御座いますか?滅多にお目にかかる事は御座いません。何故ならば純正バイザー自体も高い上に最高級モーターショー用クロムメッキ加工賃がかかるのでよっぽど潤沢な資金が有る運送業者様で無ければ手が出ません。各都道府県に数台有るか無いか程度です。皆様もご承知の様にメッキ加工には湿式メッキ(弊社)と乾式メッキが御座いますがどの工程にしても普通のメッキの加工方法にはアクリル素材は相性が悪いのですがその表面に相性が良い素材で覆い隠す様に細工するとアクリルにも最高級モーターショー用クロムメッキ加工を施す事が可能になります。この方法は湿式メッキ加工に有効です。乾式メッキ加工で強引に仕上げたとしても見栄えも悪く直ぐにメッキが剥がれます。この位アクリルとメッキは相性が悪いのです。ですので大手トラックメーカー様もこの手の部品にはクロムメッキ仕上げのオプション設定が無いと言う訳です。トラックに限らず自動車も同じです。クロムメッキパーツオプション設定が有る部品は100%と言ってよい程、素材はABSを使用しています。これはABSとメッキが相性が良いと言う裏返しです。特にトラックの殆どが商用車です。場合によっては365日に近い位全国を走行し高速道路では後続車等の飛石等にさらされる事が多く大手トラックメーカー様各社はクロムメッキ仕上げのオプション品に対して厳しく長持ちさと強度を問うていらっしゃいます。この様な樹脂製パーツに最高級モーターショー用クロムメッキ加工を施したい場合には上の写真の様に純正品で新品未使用の部材を用意して頂く必要が御座います。
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