CB400F経年劣化が酷いフロントフェンダーに再メッキ加工する方法1月7日兵庫県個人様
2020年01月07日
本日のブログはかなりの腐食痕が現れているCB400Fフロントフェンダーがどの様なランクの工程で新品未使用品に完成していくのかを上の現物写真でご説明させて頂きます。兵庫県の個人様からご相談頂きましたが新品未使用品を購入してから約5年間塩害地でシートを被せて愛車を保管されていたそうなのですがフェンダー表面が残念な事にこの様な見栄えの悪い状態になってしまったので弊社にご相談下さいました。様々な商品の劣化で一番悪い条件は塩分です。塩分や水分が多い土地で経年劣化を防ぐのに効果を発揮するのが高品質のガラスコーティング剤だと思います。弊社の代理店様でソフト99様から教えて頂いた商品等。今回の事例程度の状態で再メッキ加工(リクローム)をお考えならば当社メッキランク厚メッキ仕上げ(中ランク)でシアン剥離後バフ研磨した状態にもよりますが板金加工及び追加料金での銅の2度漬けや3度漬けが望ましいと考えられます。何故ならばメッキ面がこの様に盛り上がっているか所は剥離後にその部分を検品すると反対に月のクレーターの様に凹んでいる状態になっている事が大変に多いからです。ほぼ100%と言っても良い程です。この月のクレーター状部分をバフ研磨やメッキの厚みで消す事は不可能なので、どうしても板金加工(厚メッキ仕上げの場合に行う工程)若しくは上メッキ加工で行う細かい粒子のアルミニウム製金属パテ後プライマー処理を施す方法(表面補修)が絶対に必要となります。但し、新品未使用品以下の状態でも良いのであればここまで手を掛けて再メッキ加工を施さなくても良いと思われます。例えば厚メッキ仕上げで終了し完成品とする。何れにせよ。この様な状態に前年ながらなっってしまった場合には、まず、メーカーに問い合わせてその部品が購入できるのかを調べる事が大切です。万が一、在庫が無いと言われれば弊社等のモーター関連に特化した装飾クロムメッキ工場に依頼するか、もう一つの選択肢としては外品レプリカを探して購入するかだと考えられます。(お客様によっては所詮レプリカだとお考えになられている事も多い。)お客様側の立場になって考えればこの様に考える事が一番の良い選択になりコストも危険性回避も出来ます。我々、この業界に59年間モーター関連に特化したメッキ工場で生きてきましたが、メッキが施された経年劣化パーツは剥離をしないと100%クレーター状の物が現れるかの見極めが出来ない事も言っておかなくてはいけません。弊社が考えるのはいかにお客様にとって良い選択をして頂くために自身がお客様本人と言う自覚でご商談させて頂いております。
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