樹脂製アウターハンドルノブ付きパーツにメッキ加工を施す為に
2020年01月23日
上のパーツは現行日野トラック2トン純正デュトロの樹脂製アウタードアハンドルでご覧の様にノブ付で、裏面にはバネやかしめてある部品などがある状態でこの様なパーツはワンセットになっておりますが、このままでは各種メッキ加工を施すことは出来ませんので、皆様に付属部品を外してこの様な状態になる様にご説明をさせて頂きたいと思います。端的に言うと個人様ではまず分解する事は出来ないと思います。その理由は旧車のアンチモニ製アウタードアハンドルも現行車のアウタードアハンドルも基本的には作りは同じで、それ相応の経験と道具が無ければハンドル部品とノブ部品を外せない様な作りになっています。ご覧の様にシリンダーを通すステー穴が双方に開いています。この穴はシリンダーが取れない様にかしめてあったり隙間が無くペンチでも中々抜けない様に細工してあります。今回のパーツはシリンダーの一部を潰して外せない状態にしてある為に、その部分をサンダーで平らにした上でトンカチで慎重に叩き出す方法を用いてシリンダーを外す事が出来た訳です。どの部品もそうですがこの様に様々なパーツから組み立てられている様な物はメッキ加工を施す前には全て分解してから加工を施し、それが完成してから分解したパーツを組み立てて元に戻す事が必要になります。ですので部品の分解だけでは無くて、再度、元に戻す技術が無ければいけない事になります。例えばパーツ同しを組み立ててグリルになっている物やドアにメッキ加工を施す場合にもアウタードアハンドルや窓ガラス及び内側の樹脂パネル、銅線コード等、全ての付属品を分解して取り除いた上でメッキ加工が可能となる訳です。弊社に分解していない状態でご発送頂いてもお返し返送や弊社の代理店様に工賃をお支払してこの様な脱着作業をしてもらう事になり、お客様に工賃請求する事に繋がります。弊社には当然簡単な分解できる従業員はいますので無料で脱着させて頂く事も場合により御座いますが、専用工具が必要であったり専門技術がいる様なパーツに関しましてはお客様にご迷惑が掛かる様な商品破損等が起きない様な程度の簡単さの脱着のみ無料にて弊社で分解させて頂きますので、それ以外はお手数お掛けしますがお客様の元で分解して頂く様にお願い致します。尚、お客様がお考えになられているメッキを施したいパーツなどが有れば、その都度ご相談くださればお答えさせて頂きますのでご遠慮う無くお問い合わせ下さい。
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