1月19日LONZA製スポーツペダルにメッキ加工
2020年01月19日
1月19日のブログはLONZA製スポーツペダルに装飾クロムメッキ加工を施すお話です。今回のお客様はリピーター様で弊社の厚メッキをこよなく愛されております。今回も同じ仕上げでのご要望となります。5枚の素材は全てアルミニウム製でヘアーライン加工を施してありペダル上部にはメーカーロゴの塗装の様な物が施してあります。そして滑りくい様に穴が開いている表面には少し引っかかる様な形状に仕上がっています。それではこのLONZA製アルミニウム製各種ペダルに厚メッキ加工を施す方法をご説明させて頂きます。表面にロゴ塗装と錆止めが施されているので完全に剥離致します。次にバフ研磨作業に入りますが見えるのは表面です。しかしお客様によっては裏面も磨いて鏡の様な仕上がりをご希望される方もいらっしゃいます。その様な場合は追加料金にて裏面の磨き込みした上でメッキを施します。加工賃はその様な事で上がったり下がったり致します。番手はアルミニウム用180から徐々に上げて行き最終番手420まで磨き込み致します。今回のペダルの様にヘアーラインが施されていた場合は完全にそれが無くなり皆様がご承知の仕上がり、ピカピカ光沢の顔が写り込む様な感じになります。もしお客様がヘアーラインを残して装飾クロムメッキ加工を施して欲しいと言う様なご要望があった場合に仕上がりとしては完全にヘアーラインが消えてしまいますので、この様なお考えの場合には加工されない方が良いと言えます。どうしてもヘアーラインが欲しいと言うご希望の場合にはもっとヘアーラインを深めに刻む事が必須になります。ここ5、6年前位から金属パーツに彫り物を入れてから装飾クロムメッキ加工を施すマニア様がおられますが、その様な深いラインがいると言う事です。スチールバンパーに彫り物等がその例です。ペダルの下地作業が終了したら電気による銅メッキを表面に施してからもう一度バフ磨きを行いますが、この時は240番手で終了と致します。それでは何故、番手を上げないのか?それはアルミニウム表面にはピンホール等の小さな穴が全体に開いている為に銅が削れた粉を利用して埋める為です。この作業を行うか、行わないかによって見栄えのクオリティに差が出ます。大切な工程です。次に行う作業は更に銅メッキをかけて完全にピンホールを見えなくしてしまいます。次に電気ニッケルを分厚く施して最後にクロムで完成品となります。
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