ドイツ製新品未使用品BMW3分割バンパーに厚メッキ加工を施します。
2020年01月04日
上のパーツはBMW(旧車)3分割バンパーのドイツ本国から送られてきた新品未使用品です。裏面にそれが分かるシールが貼っています。流石だと思うのは皆様にも日頃から弊社のブログでご紹介させて頂いております様に、バンパー裏面には錆止め所謂塗装やそれらの細工をして下さいとご説明させて頂いている様に本国ドイツ製の純正品にも錆止めが施されております。メーカー様がお客様目線で製品を製作されているのが良く分かります。今回のお客様はリピーター様で約7か月前にスチール製タペットカバーに3度漬け銅メッキ加工を施されたお客様です。年末に弊社のお問い合わせホームにて本国にて新品未使用品を購入して梱包を開封するとメッキの見栄えのクオリティが低いので再メッキ加工をお願いしますと言うご依頼を頂きました。先ほど、検品をさせて頂きましたが確かにピンホールが表面に表れているのが確認できました。当然、素材はスチール製で経年劣化に強いステンレスとの合金で出来ております。(磁石に付く強さで判明致します。)特にピンホールが見えるのはコーナーバンパーの先端付近です。新品未使用品ですので経年劣化による錆は御座いませんので比較的安価で済みます。弊社の中ランクである厚メッキ加工仕上げで見栄えのクオリティと錆びにくさの両方が追求できます。(ドイツ本国仕様の装飾クロムメッキ仕上げよりも断然にクオリティが増します。)その場合、少し気になるのが3分割バンパー等の場合に分割パーツ一つだけ再メッキ加工してしまうと他のメッキバンパーとの綺麗さに差が出来てしまい残りのパーツの見栄えの低さが目立ってしまうと言うデメリットも御座います。(弊社はバンパー一式での再メッキ加工を推奨致します。)施工方法はメッキと塗装とシールを完全に取り除きます。(剥離剤にはシアンを使用致します。)剥離日数は約7日程かかります。続いてバフ研磨作業ですが先ほど検品した時のピンホール部分を特に注意して他の部分より磨き込みます。その次に銅メッキを施しますがこのメッキは2回目のバフレースの為に使用する為の物です。バフで削れた銅の粉が自然にピンホールに入っていきます。(このピンホールを埋める作業は素人さんでは絶対に出来ません。熟練職人の技が必要となります。)もう一度、銅メッキを分厚目に施しますが元々存在したピンホールが残っている場合には3度目の銅メッキを施す事も御座います。この手間が凄く大切なのです。続いてニッケルを分厚くメッキ致します。ここも大切なポイントとなります。クロムメッキ加工を施してから仕上げに表面に青粉等の研磨剤で丁寧に磨いて完成品となります。この時の見栄えのクオリティは純正品クロムメッキバンパーよりも断然に綺麗に仕上がっています。
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