ホイル装飾クロムメッキ完成品レイズバージョン
2020年02月02日
上の写真は自動車用アルミニウム製ホイル再メッキ完成品です。以前にご紹介させて頂いたレイズ製の物ですが全パーツ完成して組み上げたのでブログに張り付けさせて頂きました。部品の種類は中心部に埋めているゲノムロゴ樹脂、その枠(ハブキャップ)はアルミニウムダイカスト、スポーク、リム、そして化粧ボルトで出来ています。(2ピース)オーナー様のご要望でハブキャップ4個中3個は経年劣化による腐食と深い傷が存在するので上メッキ仕上げで残りのハブ1個とリムとスポークは中メッキで施工させて頂きました。この様なホイルは各部品に分解しなくてはいけませんので弊社の代理店レストア様で全て分解して頂いて完成時に組み立ても行って頂いております。その理由はホイルの各パーツは様々な方法により組み上がっており手慣れた人でなければ分解できたとしてもメッキ加工完成時の組み立ては出来ません。今回の加工ではハブキャップに樹脂製ゲノムエンブレム部品を入れるにあたって再メッキ加工により分厚くなって通常方法では入らない状態でした。ここで必要なのはルーターを使用してクリアランス調整が必要となります。素人さまでは不可能な作業です。専門技術が必要です。エンブレムは元々強力な両面テープで装着されておりましたのでハブキャップとエンブレムを離すのは結構大変な作業となりました。しかもこのホイルは絶版で手に入れる事が非常に難しいので樹脂エンブレムや他の部品を破損などしてしまうと取り返しがつかない事となります。ですので専門業者様等で加工をして頂かなければいけません。加工方法で苦労するのはこれだけでは御座いません。ホイルに対して各お客様の見栄えの拘りが違います。場合によってはハブキャップの数個は経年劣化とガリ傷が気になるので表面補修を行った上での再メッキ加工や4ホイルの有る一部分だけが不具合が有る様な時はお客様が気になる部分だけを徹底的に表面補修を行って新品未使用品にする等各ご要望に添える様にお答えしなければいけません。簡単に言えばホイル各部品全てを上メッキ加工を施すと新品未使用品よりも綺麗で錆びない仕上がりをご提供させて頂く事は容易いのですが、その様になるとかなりの予算が必要となります。部品の一部は弊社の中メッキでも新品未使用品になればそのパーツはその方法で良い訳で部品の状態によってランク分けするのはお客様にとってコスト削減や納期短縮にも繋がります。弊社はこの様にお客様の立場になりメッキ加工を施させて頂いております。
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