福岡県業者様からの経年劣化したエンブレムの再メッキ加工に関してのお問い合わせ
2020年09月17日
メッキ加工について福岡県にある業者様からのご相談で、
経年劣化した日産GTR、三菱ギャラン、
そして3Dプリンター製作されたレジン製スバル、
各エンブレムに対して最高品質の見栄えと
強度が高い状態に蘇らせて欲しいと言う事案です。
まずはGTRからのご説明ですが表面にメッキの部分と赤と黒からなる
3色で完成しております。第一段階でそれぞれ完全に剥離致しますが、
強い剥離剤を使用する為にこの様な経年劣化樹脂の場合
破損するリスクが御座います。
要するにバラバラに割れてしまう危険性が有ると言う事になります。
少々な破損だと修復可能です。その答えは剥離しなければ分からないです。
そして剥離が出来ましたらひび割れの部分及び
全体にアルミパテとメッキ用サフ、
プライマー処理を施して新品の表面を作ります。
導電塗料を用いて通電効果を出させます。
2段階目に電気メッキ加工により銅、ニッケル、クロムを分厚く施すことにより
メーカー様純正新品未使用品に仕上がる訳です。
ギャランエンブレムも上記同様になります。
3Dプリンター製作のレジン製エンブレムですが
この素材の耐熱温度は弊社が行う所謂ドブ漬け電気メッキ加工の
工程上の温度75度には耐えられません。
しかしながら素材が歪みなどが出ない為に肉厚を分厚くすれば
最高級モーターショー用クロムメッキ加工が可能なのですが、
今回は素材がかなり薄く製作されておりますので加工不可になります。
カテゴリ:ブログ