埼玉県バイク業者様からのご相談でハーレーカムカバー再メッキ加工について
2020年09月20日
埼玉県のバイク業者様からご相談頂いたパーツで、
ハーレーダビッドソン純正カムカバーが
ご覧の様に経年劣化によりクロムメッキが剥がれて
アルミニウムダイカストの生地が見えてしまっている状態です。
ご希望としては綺麗にメッキ加工で蘇れせて欲しいと言う内様です。
このパーツの裏側も添付させて頂きましたが
穴の部分に真鍮らしき物が御座います。(金色っぽい物)
実はこの部分が肝で再メッキ加工に於いては
同一素材以外は不可になる事が多いのです。
その理由は剥離剤によりこの違う真鍮までもがメッキと共に溶けてしまって
この穴周辺部分が広がり完成時に装着する時に部品との間が広がって
クリアランスが悪くなりパーツの意味が無くなると言う危険性があるのです。
この様な場合はメーカーで新品未使用品が手に入るのであれば
購入する事が正解となります。
もう一つの危険性はアルミニウムダイカストにクロムメッキが
施されて写真の様な腐食によってメッキが剥がれたり素材が
ザラザラした状態になりますと
通常の剥離後、バフ研磨、亜鉛置換、銅メッキ、ニッケルメッキ、
クロムメッキを施しても多くの物は完成時に
腐食部分が残ってしまう事が多いと言う事です。
そうなると弊社の上メッキ加工で行う表面補修メッキ仕上げでなければ
物理的に新品の様な仕上がりには絶対になりえません。
この2点からもやはり今回のパーツは新品が手に入るのであれば
その選択肢が良いと考えられます。
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