業者様が下地処理した状態でのメッキ加工
2020年09月26日
今回のお話は弊社とお取引頂いている業者様が
パーツの表面処理を行って頂いた上で
メッキ漬けだけをご希望される場合について
お答えさせて頂こうと思います。
この様なご依頼はお客様にとってかなりの危険性を伴う為に
特定のお取引業者様しかお受けしておりません。
なぜならば高出力専用バフ研磨機を使用していない為に
素材表面のピンホールや巣穴が十分に取り除けていないので
完成時に於いて見栄えのクオリティが追求出来ないのです。
そしてこの様な状態でドブ漬けしたパーツを
バイクや自動車、トラック等に装着しても
直ぐに錆びたり致します。
磨けたように見えてもよく目を凝らして見てみると
針で刺した様な物が沢山見えます。
これが錆や見栄えの悪さの元凶の一つとなります。
お取引業者様で綺麗な下地処理を施されるのは
同業者のクロムメッキ加工工場様です。
同業者なので添え付け高出力専用バフ研磨機を
持ってらっしゃるので気持ち良くメッキ加工を
お受けさせて頂いています。
それではなぜ同業工場からご依頼が弊社に来るのか?
それはバンパーやグリルなどの2000ミリを超える様な
大型パーツがメッキ槽に入らないので
弊社の大型メッキ槽を借りてと言う意味合いです。
確かにお客様で下地処理を施して頂きますと
加工賃は当然お安くなりますが
上記の様なデメリットが付きまとう事になります。
出来る限り全ての加工処理を弊社に丸投げして
頂く事が望ましいと言えます。
カテゴリ:ブログ