メッキ加工や再メッキ加工(リクローム)したいパーツを東京工場に直接持ち込みされたい業者様や個人様へ
2018年01月05日
当社の東京工場にメッキ加工や再メッキ加工(リクローム)されたいパーツ(部品)を持ち込みされたい業者様と個人様にご案内申し上げま
す。
東京工場に直接持って来て頂くのは大変有り難いのですが、全従業員が作業を行っている為、お見積りやメッキ加工をされたいパーツの可能か
不可か、又、クオリティがどうなるかなどのお話が出来ない為、申し訳御座いませんが直接の持ち込みはご遠慮う願います。
但し、ロット数が多いメーカー様は事前のご予約で可能です。
東京工場のメッキの種類はクロムメッキ、硬質クロムメッキ、ニッケルメッキ、銅メッキ、真鍮メッキ(金色メッキ)、本金メッキ、
白金メッキ、黒ニッケルメッキ、古美色メッキ、亜鉛メッキ、ロジウムメッキ、ガンメタメッキ、ブラックメッキ、K24金メッキ、
K18金メッキ、K14金メッキ、ピンクメッキ、グリーンメッキ、ブラウンメッキ、チョコレートメッキ、様々な種類のメッキ加工が可能で
す。
東京工場の納期は稼働期になりますと大型トラックのスチール製グリル再メッキ(リクローム)と板金加工になりますと4週間から6週間程か
かります。
バンパークラスで再メッキ(リクローム)と板金加工になりますと3週間から5週間程かかります。
ロジウムメッキやカラーメッキで小物でしたら1週間程でメッキ加工や再メッキ加工(リクローム)が可能です。
お客様がメッキ加工や再メッキ加工(リクローム)をご依頼したいパーツ(部品)が、どの程度大きいのか、又そのパーツがどれ程経年劣化で
手間がかかるのか、板金加工が必要なのか、等パーツの状態が様々なである為に目安になります。納期保障等は御座いません。
東京工場のメッキ加工や再メッキ加工(リクローム)が可能な長さは2300ミリ強です。
その大きさを商品に例えますと、大型トラックのシャッターグリルがギリギリ可能な範囲です。
それ以上になりますと、メッキのクオリティが下がってしまいます。
今までのメッキ加工のご依頼の経験上、殆どの自動車やバイク、トラックのパーツ(部品)はそこまで大きくないのでメッキ加工や
再メッキ加工(リクローム)は可能と言う事になります。
東京工場でメッキ加工(再メッキ、リクローム)が可能な一番大きいパーツを例に納期やクオリティを分かりやすく業者様と個人様に
ご説明をさせて頂きます。
先程も言いました通り、大型トラックの経年劣化したスチール製シャッターグリルメッキで錆が酷く傷も有りの場合は
初めにメッキがかかっているので、シアンを使い剥離致します。その際、錆も溶けます。
剥離にかかる日数は約7日から10日程かかります。
完全にメッキを剥離出来たら、バフ研磨を行いピンホール等を削り取ります。次に行う工程は板金加工になります。板金加工の工法は真鍮を用
いた楊板金加工で行います。この作業は、大変熟練した職人が行いますので大変綺麗に仕上がります。
楊板金加工を行う事により錆やパーツの傷や歪みを直し、もう一度バフ研磨によってパーツの生地を整えます。
ここからがメッキ加工となりますが、一番最初に行うメッキ加工が銅メッキ加工です。銅メッキを行うか行わないかで完成した時のクオリティ
は、随分変わってきます。東京工場は銅メッキを分厚くメッキ致します。
次に行うメッキ加工は、ニッケルメッキ加工です。このニッケルを分厚くする事により、錆びにくくする事が可能です。
そして最後に行うメッキ加工はクロムメッキ加工です。この状態にままだとメッキ液が付いていますので、熱湯で洗い流します。
この状態でやっと皆さんが思っているクロムメッキが出来ます。
仕上げに細かい粒子の研磨粉で磨き完成になります。
お客様に御発送させて頂く為に二人がかりで過剰梱包を行います。
これらの作業を行うとお分かりの様に納期は掛ってしまいます。
メッキ工房光沢屋東京工場
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