車パーツ(エンジン部品)にクロムメッキ加工(メッキ加工)
2018年03月13日
このパーツも先日のエンジン部品と同じ旧車部品になります。
パイプの素材はアルミニウム製で経年劣化から生地は傷んでいる状態です。
お客様のご要望で当社のメッキランク(中メッキ)厚メッキ加工での施工となります。
それでは、この旧車で経年劣化しているアルミニウム製のエンジン部品を厚メッキ加工する工程を個人様と業者様に分かりやすく丁寧に
ご説明をさせて頂きます。
この様な筒状のエンジン部品は内部自体が酷い汚れが生じている事が殆どなのでメッキ加工に入る前には必ず内部洗浄を徹底的に行います。
その理由は油分やほこり等の不純物が付着している事でメッキ槽自体が汚れ、他のお客様のメッキパーツのクオリティが下がってしまう
事が最大の理由になります。
内部洗浄が終了致しますとこのエンジン部品にはアルミニウム表面に錆止めで有るアルマイト処理が施されていますのでアルマイト剥離を
行います。
この作業を行わなければメッキが付着致しません。
次に行われる作業はバフ研磨になります。
このパーツはパイプなのでバフが当たりやすい為磨きやすく素材が少しの腐食痕なら消える事も御座います。
このバフ研磨作業を行うメリットは経年劣化でアルミニウム表面自体が腐食して汚い為にそれらの腐食した表面をバフ研磨作業する事で
削り落しまだ腐食していない面を出す事で蘇らせる大切な作業となります。
その際に気を付けて作業をしないといけない事はバフの番手をスチールを磨く荒目の番手では無く中目位の番手からスタートし
徐々に番手を上げていかなければなりません。
この作業が終了致しますと銅メッキ加工によって生じた銅被膜を利用しもう一度バフ研磨作業を行う事でパイプ表面に付着している銅を
削って出来た粉が素材表面に有るピンホール等に入り込み凹凸が無くなり表面が平らになるメリットが御座います。
そしてもう一度銅メッキ加工を行うと先ほどより綺麗な銅メッキ表面が出来上がります。
次に行う作業はニッケルメッキ加工になりますがこの作業のメリットは素材が劣化するスピードが下がり、次に行われるクロムとの相性が
大変良い事からメッキが剥がれにくくなるメリットが御座います。
当社のメッキランク中メッキ(厚メッキ)以上の場合このニッケルメッキは大変ながめに漬け込みニッケル被膜を分厚く致します。
そして最後に行われるメッキ加工がクロムになります。
クロムのメッキ槽の色は黄色なのですが電気による化学反応により銀色に仕上がります。
車パーツ(部品)にメッキ加工をお考えの個人様、業者様はメッキ工房光沢屋にお問い合わせ下さい。
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