30数年前の旧車ポルシェのリフレクター(アルミニウム蒸着仕上げ)を再メッキ加工(リクローム)を行う工程を業者様と個人様に分かりやすく丁寧にご説明をさせて頂きます。
2018年04月04日
今回の商品は30数年前の旧車ポルシェのスチール製リフレクターにアルミニウム蒸着メッキが剥がれている状態を車検が通る様に
再メッキ加工(リクローム)を施して欲しいと言うご依頼を頂きました。
国産車、外国車を問わずリフレクターは必ず装着されておりますが年数が経つにつれて経年劣化やライト内部の熱による悪環境から
くすみや錆による状態で車検での光量(カルデラ)が足りず当社に多いご相談です。
旧車のリフレクターにはスチール製リフレクターと樹脂製リフレクターの二種類が御座います。
更にメッキが付いている部分の種類も二つ有るのですが、電気メッキ加工による装飾クロムメッキ(湿式メッキ)とアルミ蒸着メッキ(乾式
メッキ)が御座いますが今回のリフレクターはスチール製リフレクターにアルミ蒸着メッキ加工(乾式メッキ)を施したパーツになります。
業者様と個人様に今からお話させて頂く事を覚えておいて頂きたいのですが、旧車のリフレクターを車検対応する程度の再メッキ加工(リク
ローム)がこの4種類の内、難しい順番で言いますと1番は樹脂製リフレクターにアルミニウム蒸着メッキ(乾式メッキ)。2番目は樹脂製
リフレクターに電気メッキ加工による装飾クロムメッキ加工(湿式メッキ)3番目はスチール製リフレクターにアルミニウム蒸着メッキ加工
(乾式メッキ)。4番目はスチール製リフレクターに電気メッキ加工による装飾クロムメッキ加工(湿式メッキ)です。
今回のリフレクターは再メッキ加工(リクローム)する難しさは3番になります。
それではなぜリフレクターの再メッキ加工(リクローム)が難しい順番が有ること言いますとその答えはリフレクター表面に付着している
メッキが綺麗に剥離が出来るかとその剥離剤で素材が割れたりひびが入るか入らないかかによります。
残念ながらメッキ塗装と言う粗悪品でリフレクターに加工すると表面が汚い上に数か月で剥がれる等不具合が発生致します。
この事から考えると最低でもアルミニウム蒸着メッキ以上を施さなければなりません。
いずれにせよ、純正パーツが廃盤になれば必ずリフレクターの場合は少なくとも車検が通る様に再メッキ加工(リクローム)が必ず
必要になります。
ですので当社に大変多くこの手のご相談が多いのです。
このブログをご覧の皆様で旧車(自動車、バイク、トラック)部品が廃盤になって綺麗にしたくてもメーカーに問い合わせしても
在庫が無くお困りの業者様や個人様はお気軽に当社メッキ工房光沢屋にお問い合わせ下さい。
出来る限り分かりやすく丁寧にご説明をさせて頂きます。
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