40数年前の日産グロリア樹脂メッキエンブレム(ABS製)に再メッキ加工(リクローム)北海道のお客様

ご覧の写真は40数年前の日産グロリア、

経年劣化が酷いABS製エンブレムメッキパーツです。

北海道の業者様からのご相談で

このグロリアのオーナー様がレストアをご希望されていて

何とかこの様に経年劣化して醜くなってしまった状態から

新品な様な状態に戻す事は出来ない物だろうかと言う

ご相談です。

当然、日産のメーカー在庫がある訳が無く

方法としては再メッキ加工(リクローム)以外方法が御座いません。

旧車をレストアする場合に経年劣化した樹脂メッキパーツ

エンブレム等で頭を抱えていらっしゃる方は大変に多いです。

当社では、この様な経年劣化してしまって見栄えが悪い樹脂メッキパーツの

ご相談はお受けさせて頂いておりますが

経年劣化した樹脂製メッキパーツ全てを綺麗に出来る訳では御座いません。

その理由はメッキ加工の中では大変に難しい作業にあります。

当然、塗装がされていたりメッキがかかった経年劣化金属製パーツ

(スチール、、アンチモニ、真鍮、アルミニウム、ステンレス、等)の

ほぼ全てにちかいパーツを綺麗にクロムメッキ加工を施す事は

可能です。

毎回のブログで皆様にご説明をさせて頂いています通り

パーツに塗装やメッキがかかっている場合は必ず剥離作業が

必要になりますが樹脂製パーツの場合は金属製パーツと違い

石油製品で出来ている為に剥離剤に素材自体が負けてしまい

樹脂表面が溶けてしまったり酷ければ割れる事もあるのです。

そうなれば当然綺麗にメッキ加工など出来るはずも無く

冒険をしてメッキ加工しない方が良いと言う結果になり得ない事になります。

ですので当社と致しましては、あんに経年劣化した樹脂製パーツ全ての

加工依頼を受けるのでは無く、当社に送って頂いたパーツに対して

慎重に検品をさせてお頂いた上で、お客様に再メッキ加工が可能な状態なのか

どうなのかのご説明をさせて頂いております。

今回の写真を見て頂くとお分かりの様にエンブレム裏面にこびり付いている

両面テープこれが無い状態でなければメッキ加工が出来ないので

お客様がとって頂くかして頂く必要が御座います。

後、メッキの上に塗装がしてある場合は

まず部分メッキ加工するのでは無く

パーツを全面メッキしてから塗装される事がクオリティ上

望ましい事になります。

因みに、純正パーツにクロムメッキと塗装が同時にされているパーツは

メッキ加工終了後に塗装をされております。

この事柄は、業者様からもよくご相談いただきます。

旧車の経年劣化した樹脂製パーツに再メッキ加工(リクローム)を

ご検討されているお客様は

まずお電話して頂いた上でご発送して頂く事が望ましいです。