50年前の車メッキ加工で既にメッキが剥がれや浮いている樹脂部品を再メッキ加工(リクローム) 出来るかを個人様と業者様にご説明させて頂きます。

上の写真は50年ほど前の自動車に

装着されていたウインカーカバーです。

ご覧の様にメッキが少し剥がれている上に

浮きも御座います。

この素材はABSで出来れおり

50年昔も現在もメーカー純正樹脂に

メッキが掛っている素材は一緒です。

当時は樹脂に対してのメッキ技術は低く

殆どがアルミニウムを真空の中で蒸着させる

方法が多く、メッキの素材がアルミニウムなのに

メーカーも皆さんもクロムメッキパーツと

言っていました。

現在も8割方メッキの素材がアルミニウムなのに

クロムメッキと言っている事が多い様な気が致します。

そもそも、自動車メーカー様やバイクメーカー様

トラックメーカー様は装着されているメッキ部品に

対して20年も30年も見栄えと剥がれや浮きを

させない様に長持ちさせるお考えは御座いませんので

メーカー在庫の部品に交換してもらうと言う想定で

販売されています。

写真を貼り付けている50年前の

ウインカーカバーアルミニウム蒸着

メッキABS製パーツがこれだけ年数が経って

嫌味では無くまだメッキが付着していること

自体が凄い事なのですが、

この状態を綺麗と言う方はいないと思います。

旧車にご興味がある方でしたら予算が有るのなら

新しいメッキパーツに変えて気持ち良く愛車に

乗りたいなと思われるのではと思います。

その場合、メーカーさんにその部品自体

在庫が有るのか無いのかを調べてもらい

在庫が有れば購入されるでしょうが

50年も経っているとメーカー在庫が有ると

言う事は考えられないと思います。

そなると方法としては再メッキ加工

(リクローム)をして醜くなったパーツを

綺麗にしたいと思いますよね。

しかしながら50年も経っている樹脂は

経年劣化するとカチカチになり剥離剤に漬けると

ひび割れたりする事がよくあります。

こうなってしまうとせっかくの部品も台無しです。

特に上の写真のウインカーカバーの肉厚は大変に薄く

この状態で剥離剤に漬けると

100セント部品は割れてしまいます。

と言う事はこのABS製ウインかカバーに

再メッキ加工(リクローム)を

施す事は不可能となります。

次に行う方法は3Dプリンターで同じ物を

製作した上でメッキ加工を施すと言う

最後の手段です。

この方法はウインカーカバーの表面と裏面を

3Dスキャンし、そのデータを3Dプリンターに

インプット致します。

そして新しいウインカーカバーが出来上がります。

その新しいウインカーカバーに

最高級モーターショー用クロムメッキ加工を

施す事により50年前のアルミニウムを使用した

蒸着メッキウインカーカバーよりも見栄えが綺麗で

長持ちする部品が完成する事になります。

今では多種多様の3Dプリンターが存在致します。

その為にABSライクやレジン他、

様々な素材を使用してプリンター致しますが

当社の最高級モーターショー用クロムメッキ加工は

ほぼ全ての素材に適応しております。