メッキ加工部品用途でクロムとユニクロ、クロメートで分ける
2019年10月08日
メッキ加工をする前に自動車部品やバイク部品、トラック部品に装着されている細かな分解できる部品を分解します。昨日、お話しした事に加えて用途によってメッキの種類を選ぶお話をさせて頂きます。上の部品はバイク部品です。これらの各部品には素材が違う物が装着されています。その為に違った素材がメッキ加工の工程で薬品により溶けてしまう事が有りますと言うお話し。特に今回はバイク部品をメッキ加工されたいお客様に対してご説明させて頂こうと思います。バイク部品をレストアで綺麗にされたい時に愛車のバイクが新車だった時の各部品のメッキの種類に応じて加工をご依頼されるか、それとも全部品をクロムメッキ加工によりオリジナル的にメッキ加工をご希望されるかをお考え下さい。例えてお話致しますと、バイク部品であるオイルパンやアルミニウム製のカバー類は通常、弊社に送って頂くほぼ全てのお客様はクロムメッキ加工か、鏡面ポリッシュ加工の様なピカピカ仕上げです。しかし、他の部品で言えば上の写真の一番右端は棒状の部品は新品時はクロメート処理が施されていた部品です。この場合、お客様の愛車に対するイメージが先程にご説明させて頂きました様にピカピカのクロムメッキ加工仕上げか?もしくは新車時の錆とめであるクロメート処理をご希望なのかによって見栄えのクオリティにかなりの違いが生じてしまいます。今回のお客様はリピーター様で弊社のご近所に住まわれていますので、弊社でお客様とどの部品がクロムメッキ加工を施すのか?それとも純正部品の様な仕上がりであるクロメートやユニクロにするのかを一つ一つの部品を各メッキ加工の種類に分けましたが、遠方のお客様にはこの様にメッキ加工を施す前の事前の打ち合わせが出来難いので、一度に沢山の種類の部品に対してメッキ加工をお考えのお客様はピカピカにしたい部品(クロムメッキ加工及び鏡面ポリッシュ加工)、もしくは愛車が新車だった当時の錆とめのメッキ(クロメート処理及びユニクロメッキ)でご発送前に分けて頂く事をお勧め致します。例えばボルトやナット、ワッシャ等はユニクロメッキ加工でビニール袋に入れておく。クロムメッキ加工を施したい部品についているボルト等。この作業が面倒であれば数が多い時には事前に写真を撮って、その写真一枚を部品発送時に弊社に送って頂くと検品後のお客様との商談でお話がスムーズに進む事に繋がります。もう一つのメリットとしてお客様のイメージにあったメッキ加工が出来ます。
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