特殊クロムメッキ
素材:スチール、アルミニウム、ステンレス、アンチモニ(亜鉛ダイカスト)真鍮等、樹脂全般
- 最高峰の見栄えと錆びにくさを追求した装飾クロムメッキ加工
- 弊社の特殊クロムメッキ仕上げとは普通に金属製品やABS製樹脂に加工を施す方法とは全く異なる方法を用いております。皆様がお求めになるクオリティには見栄えのクオリティと腐食しにくいクオリティ、そしてその2つがどれだけ長く保つことが可能なのか。この全てに対して追求した方法が特殊クロムメッキ加工です。それではこの施工の仕方をご紹介させて頂きます。素材によっても異なりますが世の中で一番スチール素材を使った商品が多いのでこの素材を通してご説明させて頂きます。まずはスチール表面に付着している様々なメッキや塗料を完全に剥離致します。第二にある程度バフ研磨作業により表面を磨きます。第三にバフで削れた鉄粉やかすを脱脂液を用いて綺麗に洗浄致します。そしてその表面を乾燥させます。第四にアルミニウム製の金属パテを用いてスチール表面を覆い隠していきます。(素材自体にピンホールや巣穴などが無ければこの作業を施さなくても良い)この作業のメリットは先ほど述べた素材表面に存在する巣穴や腐食痕が有る様な状態の時に行う事で生地が新品になり完成時の見栄えが良くなると言う事です。そして金属パテ表面をバフにより鏡面仕上げにして前回と同様に脱脂作業を行い濡れている表面を完全に乾燥させます。第五にこの表面に腐食しにくい為と見栄えの為にメッキ用プライマー処理を施します。第六にプライマー処理を施した製品全体に導電塗料を吹き付けて通電出来るように致します。第七に製品の裏面にアノード(電極)を装着させてから銅メッキ加工を行います。第八にニッケルめっきを施しますが通常時よりもながくメッキ槽に漬け込んで分厚く致します。第九にクロムですがお客様のご希望により更に分厚く施工させて頂いてから仕上げ用研磨剤で丁寧に磨きます。その理由は電着仕上げのメッキ加工は物の形状により分厚く付く部分と薄く付く部分が必ずあります。時に分厚い部分の見栄えは白っぽく見える為に磨いて色調調整しなくてはいけません。第十にクロムメッキ表面を洗浄して乾燥させてから弊社のお客様でもあるソフト99様に業務委託しているオリジナル保護膜処理を施して頂きます。この作業のメリットは静電気によるほこりの付着と泥水等が付着しない作用があります。この第一作業から第十作業までを行うめっき加工の事を特殊クロムメッキと言います。
メッキ加工の参考
before
- このパーツはスクーターバイクの純正ポイントカバーです。素材は黒色塗装が施されているメッキと相性が悪いとされるマグネシウムです。バイクのポイントカバーの多くはアルミニウム製ダイカストです。
after
- 通常、マグネシウム素材にはメッキが施せませんが表面補修を施してから特殊クロムメッキ加工を致しました。
メッキ加工した例(ブログ)
- 2021年01月05日
- 新型アウディのセンターキャップエンブレムを本金メッキ加工
- 2020年12月25日
- 釣具部品にメッキ加工
- 2020年12月21日
- 通称ダルマセリカのバンパー再メッキ加工の注意点
- 2020年12月16日
- 430セドリック バンパーモール 再メッキ加工
- 2020年12月15日
- メッキ工房光沢屋令和2年冬季休業のお知らせ
その他のメッキ加工の種類
- クロムメッキ
-
様々な金属に対してモーターショー展示レベルの完成品をお客様にご提供させて頂く事が可能です。例えば事故等により大きく破損したバンパーやグリル、経年劣化で錆が酷い金属部品、塗装やメッキが付着している自動車、バイク、トラック部品に特化しております。(例えば、愛車の部品にクロムメッキパーツのオプションが無く、どうしてもその部品に加工し付加価値を付けたい。見栄えが悪くなったパーツを綺麗にしたい。)当社の特色として特に旧車などの腐食が酷いパーツを復活させる事が可能です。
適応素材:スチール、アルミニウム、ステンレス、アンチモニ(亜鉛ダイカスト)真鍮等、樹脂全般
- カラークロムメッキ
-
各種カラーメッキ液が無い物に関しましては本物のクロムめっき上に、お客様ご指定の色を職人の手によって着色させる事により、世界で1つしかない商品をご提供させていただく事が可能です。
適応素材:スチール、アルミニウム、ステンレス、アンチモニ(亜鉛ダイカスト)真鍮等、樹脂全般