自動車部品でメッキ加工が可能な物は?
2020年10月05日
自動車部品でメッキ加工が可能な物は何か?
それは殆どのパーツに可能と言えます。
特に金属製品については100%に近いと思います。
その高確率の中で加工が不可であると思われるパーツは
旧車などで多く採用されていた亜鉛ダイカスト製の
クロムメッキフェンダーミラーがその代表的な物です。
(アンチモニ)
その理由はガラス部分の取り外しが出来ない場合、
当時の電気メッキ仕上げと同じやり方をすると
それが邪魔をしてメッキがのらない事になります。
(通電効果が悪くなる為)
有名な旧車を取り扱うレストア専門業者様
(代理店様)は金属でガラスをかしめている部分を
徐々に表面に向かってながら開いていき
ガラスを取り除く
(その時点で必ずガラスは割れます。)
メッキをかけてからガラス屋さんで同じ仕様の
ガラスを製作してもらいそれを装着されております。
これら一連の作業はかなりの手間と
予算がかかってしまう為に多くのレストア業者様や
旧車のオーナー様は手が出にくい
パーツの一つといえます。
メッキ加工が簡単では無いもう一つの代表的な事案は
経年劣化した樹脂に対しメッキ加工と言う事です。
その理由は、樹脂は金属の様に素材が強くなく
年月と共に硬くなる事で剥離や脱脂液などの
きつい薬品に耐えれない事が多い。
※弊社ではこの様な素材の場合には
加工が可能か否かの検品をさせて頂いた上で
お受けさせて頂いております。
強引に加工すると経年劣化して硬くなった樹脂が
割れてしまったりひびが入ってしまう
災厄な事態に見舞われます。
一つ一つのパーツをしっかりと検品をして
希釈した薬剤反応に合格した物のみ
加工が可能と言えます。
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