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CB400F経年劣化が酷いフロントフェンダーに再メッキ加工する方法1月7日兵庫県個人様

本日のブログはかなりの腐食痕が現れているCB400Fフロントフェンダーがどの様なランクの工程で新品未使用品に完成していくのかを上の現物写真でご説明させて頂きます。兵庫県の個人様からご相談頂きましたが新品未使用品を購入してから約5年間塩害地でシートを被せて愛車を保管されていたそうなのですがフェンダー表面が残念な事にこの様な見栄えの悪い状態になってしまったので弊社にご相談下さいました。様々な商品の劣化で一番悪い条件は塩分です。塩分や水分が多い土地で経年劣化を防ぐのに効果を発揮するのが高品質のガラスコーティング剤だと思います。弊社の代理店様でソフト99様から教えて頂いた商品等。今回の事例程度の状態で再メッキ加工(リクローム)をお考えならば当社メッキランク厚メッキ仕上げ(中ランク)でシアン剥離後バフ研磨した状態にもよりますが板金加工及び追加料金での銅の2度漬けや3度漬けが望ましいと考えられます。何故ならばメッキ面がこの様に盛り上がっているか所は剥離後にその部分を検品すると反対に月のクレーターの様に凹んでいる状態になっている事が大変に多いからです。ほぼ100%と言っても良い程です。この月のクレーター状部分をバフ研磨やメッキの厚みで消す事は不可能なので、どうしても板金加工(厚メッキ仕上げの場合に行う工程)若しくは上メッキ加工で行う細かい粒子のアルミニウム製金属パテ後プライマー処理を施す方法(表面補修)が絶対に必要となります。但し、新品未使用品以下の状態でも良いのであればここまで手を掛けて再メッキ加工を施さなくても良いと思われます。例えば厚メッキ仕上げで終了し完成品とする。何れにせよ。この様な状態に前年ながらなっってしまった場合には、まず、メーカーに問い合わせてその部品が購入できるのかを調べる事が大切です。万が一、在庫が無いと言われれば弊社等のモーター関連に特化した装飾クロムメッキ工場に依頼するか、もう一つの選択肢としては外品レプリカを探して購入するかだと考えられます。(お客様によっては所詮レプリカだとお考えになられている事も多い。)お客様側の立場になって考えればこの様に考える事が一番の良い選択になりコストも危険性回避も出来ます。我々、この業界に59年間モーター関連に特化したメッキ工場で生きてきましたが、メッキが施された経年劣化パーツは剥離をしないと100%クレーター状の物が現れるかの見極めが出来ない事も言っておかなくてはいけません。弊社が考えるのはいかにお客様にとって良い選択をして頂くために自身がお客様本人と言う自覚でご商談させて頂いております。

旧車バイクパーツに於ける再メッキ加工を行う上での注意点とは?令和2年1月

旧車バイク部品には、様々な装飾クロムメッキパーツやインナーチューブ等のシリンダー部品に硬質クロムメッキが施されている物が沢山御座いますが、国産、外国産者や各メーカーにもよりますがスチール素材とアルミニウム素材、樹脂素材を使用している事が多いです。バイクによっては亜鉛ダイカスト(アンチモニ)を使用している部品、現行車などはマグネシウムを使用しているポイントカバー等も御座います。この素材は別として他の素材に再メッキ加工(リクローム)を施す事は弊社に於いて59年間の経験から3ランクのクオリティ選択からお客様のニーズに合わせさせて頂いて加工お受けさせて頂く事が可能では御座いますが、経年劣化の具合で必ずしも新品未使用品の様な仕上がりに到達しない事も少なからず御座います。(上メッキ加工を選択されれば概ね可能)ではどの程度ならば再メッキ加工(リクローム)を施した時に新品未使用品の仕上がりになるのか?今回のお話は旧車バイク部品に於ける再メッキ加工を行う上での注意点とは?と題してお話させて頂こうと思います。部品の素材にもよりますがスチールよりもアルミニウムの方が見栄えのクオリティの追求と板金加工が難しい傾向に御座います。その理由はそもそもアルミニウムには巣穴やピンホールが多く存在するからです。(特に安い素材を使用して製作している物はこれらが多く存在致します。このピンホールや巣穴に水分やほこり、酸等、様々な要因は御座いますが経年劣化が進んでくると黒い錆や青い錆、粉の様な物が表面に現れ始めます。スチールの錆色は黒や茶色っぽい。アルミニウムの錆色は青っぽい色や粉の様な物が表面に現れます。亜鉛ダイカスト(アンチモニ)の錆色と言うよりも表面がボコボコしてきます。この凸凹感はこの素材独特なので直ぐに分かります。先ほども述べました様にバイクに於いてはこの素材を使用している事は少ないので考えなくても良いかもしれませんが・・・この機会に覚えておいて損は御座いません。スチール部品の場合は経年劣化でしい小さな穴が開いていたり事故などでフェンダーやフレームが少し歪んでいる程度なら板金加工後にメッキ加工を施すと(厚メッキ仕上げ以上のランク)、アルミニウム素材が多く使われている部品ポイントカバー類に深い傷が入っている様な場合には新品未使用品の仕上がりをご希望されるお客様は上メッキ加工のみです。(理由は厚メッキ仕上げ+板金加工では場合にもよりますがこの素材に板金加工を施す事は大変に難しい上にスチールに比べて熱に弱い為。)もう一つ例えるならばアルミニウム製ホイルに深いガリ傷が有る場合等がそうです。

アメ車(旧車)の純正パーツに再メッキ加工するのに必要な注意点とは1月5日

本日のお話はアメ車、特に旧車の様々な経年劣化してしまった純正装飾クロムメッキパーツを再メッキ加工(リクローム)で新品未使用品の様な光沢と見栄えが回復する為の注意点をご説明させて頂きたいと思います。アメ車と言えばフォードやクライスラーゼネラルモーターズ等が代表的なメーカーですが、メーカーが違うと言えども共通する点が御座います。それはヨーロッパの自動車メーカーよりも装飾クロムメッキパーツを多く取り入れている点にあります。これは現行のアメ車にも引き継がれています。ですのでアメ車の旧車レストアを行う場合に必ずと言って良い程、経年劣化した純正部品に再メッキ加工(リクローム)する事がヨーロッパ車と比べて多いと言えます。もう一つの大きな違いは前後バンパーの大きさと形状にあります。日本車のバンパーはヨーロッパ車と形状と大きさが大変似ており違うと言えばスチールの肉厚位だと感じます。アメ車バンパーの特徴としてはスチールの肉厚も下手をすると日本車の倍程有る様に感じる事も御座います。装飾クロムメッキの質感は日本の質感よりも劣り錆やメッキが剥がれやすいのも特徴の一つと言えます。バンパーの大きさは2トントラック純正バンパーと同等か下手をすると4トン標準クラスの物と同じ事もけして珍しくは御座いません。例えて日本車に言い換えればトヨタハイラックスサーフ純正クロムメッキバンパーの横幅の様な感じです。それと通常フロント、リア共にバンパーの形状は真っ直ぐの面が普通ですがアメ車は正面が一部深く入り組んでいたりしてモーター関連に特化した装飾クロムメッキ工場でも再メッキ(リクローム)の場合には大変に苦労する事が珍しくありません。その理由は入り組み個所にバフが当たり難い事と見栄えのクオリティが悪い割にメッキが分厚く(純正品の場合)お客様によっては再メッキ依頼時にはスチールバンパー内部にかなり腐食痕が現れていてこの痕を消すのに大変な労力を必要とする為。この事からヨーロッパ車及び日本車のバンパーよりもアメ車の方が手間が掛かるのでコストが高くなる事が多いと言えます。(当社の中メッキ、厚メッキ仕上げ以上のランクを推奨)マスコットパーツやアウタードアハンドル等のクロムメッキが施されている物は他国とも同じ素材を使用している事が多いです。(値段は変わらず)グリルも独特な形状をしています。素材はABS製樹脂を使用しているか金属を使用している場合には亜鉛ダイカスト及びスチール、アルミニウムを使っている事も御座います。樹脂の場合には必ず剥離が出来るか検品による薬品検査が必須になります。(加工不可になる事も珍しく御座いません。

ドイツ製新品未使用品BMW3分割バンパーに厚メッキ加工を施します。

上のパーツはBMW(旧車)3分割バンパーのドイツ本国から送られてきた新品未使用品です。裏面にそれが分かるシールが貼っています。流石だと思うのは皆様にも日頃から弊社のブログでご紹介させて頂いております様に、バンパー裏面には錆止め所謂塗装やそれらの細工をして下さいとご説明させて頂いている様に本国ドイツ製の純正品にも錆止めが施されております。メーカー様がお客様目線で製品を製作されているのが良く分かります。今回のお客様はリピーター様で約7か月前にスチール製タペットカバーに3度漬け銅メッキ加工を施されたお客様です。年末に弊社のお問い合わせホームにて本国にて新品未使用品を購入して梱包を開封するとメッキの見栄えのクオリティが低いので再メッキ加工をお願いしますと言うご依頼を頂きました。先ほど、検品をさせて頂きましたが確かにピンホールが表面に表れているのが確認できました。当然、素材はスチール製で経年劣化に強いステンレスとの合金で出来ております。(磁石に付く強さで判明致します。)特にピンホールが見えるのはコーナーバンパーの先端付近です。新品未使用品ですので経年劣化による錆は御座いませんので比較的安価で済みます。弊社の中ランクである厚メッキ加工仕上げで見栄えのクオリティと錆びにくさの両方が追求できます。(ドイツ本国仕様の装飾クロムメッキ仕上げよりも断然にクオリティが増します。)その場合、少し気になるのが3分割バンパー等の場合に分割パーツ一つだけ再メッキ加工してしまうと他のメッキバンパーとの綺麗さに差が出来てしまい残りのパーツの見栄えの低さが目立ってしまうと言うデメリットも御座います。(弊社はバンパー一式での再メッキ加工を推奨致します。)施工方法はメッキと塗装とシールを完全に取り除きます。(剥離剤にはシアンを使用致します。)剥離日数は約7日程かかります。続いてバフ研磨作業ですが先ほど検品した時のピンホール部分を特に注意して他の部分より磨き込みます。その次に銅メッキを施しますがこのメッキは2回目のバフレースの為に使用する為の物です。バフで削れた銅の粉が自然にピンホールに入っていきます。(このピンホールを埋める作業は素人さんでは絶対に出来ません。熟練職人の技が必要となります。)もう一度、銅メッキを分厚目に施しますが元々存在したピンホールが残っている場合には3度目の銅メッキを施す事も御座います。この手間が凄く大切なのです。続いてニッケルを分厚くメッキ致します。ここも大切なポイントとなります。クロムメッキ加工を施してから仕上げに表面に青粉等の研磨剤で丁寧に磨いて完成品となります。この時の見栄えのクオリティは純正品クロムメッキバンパーよりも断然に綺麗に仕上がっています。

旧車(自動車)の再メッキ加工について可能な部品、不可の部品のご説明

1月3日のお話は旧車(自動車)の部品に対して再メッキ加工(リクローム)や塗料が付着している物、経年劣化が進んでいるパーツに対して綺麗に施工が出来る状態、そうで無い状態を分かりやすくご説明させて頂きたいと思います。1台の旧車を例に挙げてご説明させて頂きますがメルセデス・ベンツ280SLで言いますとフェンダーミラーは当時の装飾クロムメッキが施されていります。当然内部にはミラー部品が装着されておりメッキ加工後にフェンダー全体部品を組み立てて完成品になっていますので再メッキ加工をご希望の際にはミラー部品やステー、カバー等を完全に分解している状態でのみ加工が出来ると言う事になります。旧車(自動車)のミラーパーツが一番再メッキ加工が困難と言えます。このパーツだけはレストア専門業者様などが脱着含めて行って貰うのが賢明です。2つ目はグリルですが280SLはアルミニウム製で全9パーツで構成されています。中心部のエンブレムの素材は亜鉛ダイカストに装飾クロムメッキが施されていますが再メッキ加工を施さなくともドイツ本国には現在、新品未使用品在庫が御座います。価格は約1万円程度です。(取扱い専門店で取り寄せてもらう。)グリルのその他部品は弊社の上、中、下メッキランクから選んで頂く。3つ目は前後バンパーですがこの車種は3分割です。純正は必ず当時としては最高品質の装飾クロムメッキが施されております。素材はスチール製で歴代のオーナー様がどれだけノンコンパウンドワックス等でお手入れされているかのもよりますが一番腐食する部品です。50年ほど経年劣化している物は最低でも弊社の厚メッキ仕上げ(中ランク)以上が望ましいです。4つ目はアウタードアハンドルですがこの素材は亜鉛ダイカスト(アンチモニ)です。このパーツも当時メッキ加工を施した後にハンドル裏面に取付部品や専用バネ等を組み立てて出来上がっておりますので再メッキ加工をご希望される場合には必ずフェンダーミラーと同じようにレストア専門業者様に分解と組み立てを依頼しなくてはいけません。(この部品は上メッキ加工のみ)5つ目はモールですが場所によってアルミニウムと亜鉛ダイカストを使用しております。意外とこの部品は年数のわりには経年劣化でボロボロと言う事は珍しいですが亜鉛ダイカスト(アンチモニ)モールの場合は経年劣化で表面が綺麗でも上メッキ加工でなければ不可になります。(アウターハンドルと同じ)6つ目はホイルキャップですがこの部品も50年経年劣化致しますと最低でも弊社の中ランクである厚メッキ仕上げ以上をお薦め致します。場合によっては経年劣化か所に板金加工や表面補修を行った方が見栄えのクオリティが増します。(板金加工職人は日本でも有名な職人が加工致します。)

ヤマハアシスト自転車フルメッキ加工バージョンの方法

上の写真は2019年式ヤマハアシストです。(新品未使用品)今回のお話はバイクや自転車などの2輪車にフルメッキ加工を施す方法をご説明させて頂きます。(今回はバッテリーは自転車から抜いています。)バッテリー本体には装飾クロムメッキ加工は不可ですが樹脂ケースだけに分解できるのであれば可能になります。最初に行う作業は2輪車の分解から始めます。続いて各パーツに貼っている車体番号やその他登録シール等をカッター等を使用して剥がします。(完成後に貼り戻す)次にハンドルやサドル等のゴムパーツを取り除きます。(ゴムパーツは金属製品では無いので違う工程でメッキを施す為)ペダルやモーターカバー、ポイントカバーも同じ工程です。この様なママチャリの場合フレームはスチール製が多いです。バイクの場合や高級自転車の場合はアルミニウム素材が多いです。(軽量化の為)この様に2輪車には様々な素材を使用していますが最低でも弊社の中メッキ加工(分厚いメッキ仕上げ)をお薦めさせて頂いております。(理由は常に雨や飛石傷、ホコリ等が多い場所に於いて使用する為に)一番値段が高いパーツはバイク、自転車共にフレームです。続いてリム及びスポーク、ニップルセットです。自転車の場合写真の様にリムとニップルスポークで組み立てていますが完全に分解した上で1つ1つの部品に装飾クロムメッキ加工を施すために工賃が高くなります。因みにこの自転車は26インチですが分解した部品全てに厚メッキ仕上げ致しますと1本約7万円致します。このホイルの工賃はバイク用ホイルと変わりません。(素材の状態や形状、インチ数、ピース数に比例致します。)このホイルなどで気を付けなければいけないのがニップルとスポークを1つでも紛失致しますと新品未使用品1セット購入しなければ手に入らない事が多いので(メーカーにもよります。)スポークとニップルを1本1個づつ取り付けておく事が紛失防止には良い。続いて完全に分解してシール等が付いていない部品を同じ素材に分けて行きます。例えばフレームはスチール、スポークもスチール、サドルやハンドルもスチールと言う様に。ニップルやリムはアルミニウム。樹脂やゴム製品は同じと言う感じで分けます。分解した部品個数を素材ごとに数を数えます。そして素材ごとに梱包致します。スチールの場合は磁石に反応致しますが、アルミニウムやステンレスの場合には磁石の反応がありません。(万が一部品の素材が分からない場合は、そのまま弊社にご発送して頂いても大丈夫です。到着後検品した時に調べさせて頂きます。

2020年1月1日モーター関連のメッキ加工に特化した光沢屋から皆様に新年のご挨拶

2019年も皆様には大変に御贔屓頂きまして本当に有り難う御座い居ました。2020年も何卒更なる御贔屓宜しくお願い致します。皆様もご承知して頂いています様に弊社は、自動車部品、バイク部品、トラック部品、自転車部品等に装飾クロムメッキ加工を施し、またカラーメッキ、ユニクロ、クロメートに特化したメッキ工場です。東京工場、埼玉工場、静岡工場、東大阪工場共に1月6日から平常営業となり営業部は4日からお電話対応させて頂きますので宜しくお願い致します。昨年12月28日から1月5日迄の期間は各工場の機材の調整、メッキ液を全て廃棄し新たなメッキ液を新年から使用させて頂きます。メッキ槽も普段から再メッキ加工の御依頼が大変に多い為に、少なからずメッキ液に不純物が混じりますのでメッキ液を入れ替えるだけでは無くメッキ槽も側面、底辺部も徹底的に洗浄させて頂いております。約1週間と言う期間を使いこの様なメンテナンスに弊社は力を入れております。徹底した品質管理を行う事によりどの工場も見栄えのクオリティと錆びにくさの両方のクオリティを追求する事が可能になる訳です。御贔屓させて頂いたお客様にトップレベルの光沢を提供させて頂くためにも妥協せずにメンテナンスに力を入れてまいります。現在、弊社にご依頼頂きましたお客様の加工品進展情報ですが下メッキ加工(町のメッキ屋さんレベル)では12月中旬以降にお受けさせて頂いております製品完成予定日は1月1週目から2週目前半となります。中メッキ加工(分厚いメッキ仕上げ)に於きましては12月上旬にご依頼頂きましたお客様は1月2週目の仕上がり予定で、板金加工有りのお客様はその後約3日プラスとなります。上メッキ加工(最高級モーターショー用クロムメッキ仕上げ)に於きましては樹脂製品新品未使用品の場合は約2週間から3週間程度、スチール製品やステンレス製品、真鍮製品、アルミニウム製品は3週回程度となっております。経年劣化樹脂と亜鉛ダイカスト製品(アンチモニ)は約6種間は加工日数が必要となります。(状態によっては2か月以上にかかることも御座います。)量産品に関しましては予定通りの完成日となります。尚、弊社の完成品に至るまでには各工場長検品で合格される迄手直しが施される為に商品によっては予定納期が過ぎる事も御座います。その際には事前にお客様にご連絡をさせて頂いた上で手直しさせて頂きます。その際はご協力宜しくお願い致します。

20年前の経年劣化レイズゲノムホイル(2ピース)厚メッキ加工(中ランク)完成品

上の写真は2カ月ほど前に北海道の個人様から20年前の融雪剤と傷で光沢が少なくなった思入れの有る経年劣化したレイズ社製ゲノムホイル(2ピース)4本を弊社の厚メッキ加工(中ランク)で施工して欲しいと言うご希望商品の写真です。2枚目まではアフターで下部はビフォーです。加工前後で光沢が全く違うのがお分かりになられると思います。素材は2ピース共にアルミニウム製で20年経過している割には表面の傷が浅く日頃のお手入れが行き届いているのが分かりました。皆様もご承知の様にホイルは全て分解して各パーツ事にリクロームを行います。ハブキャップ枠は傷が深い為に弊社の上メッキ加工(最高級モーターショー用クロムメッキ仕上げ)、残りの2ピースは先ほどもご紹介させて頂きました様に厚メッキ加工で仕上げております。厚メッキ加工はバフとメッキの厚みで見栄えのクオリティを追求する方法でホイルの出来栄えは物の状態によっても差が出てしまいます。要するに経年劣化が激しくしかもガリ傷が深い場合は完全には新品未使用品の様に綺麗になる事は御座いません。しかしながら上メッキ加工(最高級モータショー用クロムメッキ仕上げの場合は、ホイル全体にアルミニウム製金属パテとプライマー処理により深い傷や経年劣化痕、巣穴やピンホールを完全に埋めてしまうので見栄えのクオリティは新品未使用品で、尚且つ錆びないメッキホイルに変わります。当然、加工賃は厚メッキよりもお高くなります。アルミニウム製ホイルで経年劣化が進んでいたりガリ傷が深い状態の場合は上メッキ加工(最高級モーターショー用クロムメッキ仕上げ)をお薦め致します。今回の様な経年劣化であれば厚メッキ加工でもこの様な綺麗な仕上がりになります。今回のレイズホイルでも取付ボルト周辺の穴付近には小さな巣穴が少し残っておりますがさほど目立つ様な物では御座いませんが人によってはこの様な状態でも妥協できない方も沢山いらっしゃいます。その時には最高級モーターショー用クロムメッキ仕上げが断然良いです。コストパフォーマンスを追求して尚且つ新品未使用品よりも良い光沢を出す方法はまず厚メッキ加工を全パーツ仕上げてから検品を致します。例えば4本ホイルがあっても中には中メッキでも新品未使用品よりも光沢が出る物も御座います。(巣穴やピンホールが全く無い状態)これらはこのまま組み立てて、残りは上メッキ加工を施すとその分加工賃が安く済む事に繋がります。この施工方法がお客様にとってコストパフォーマンスと見栄えのクオリティを追求する上で一番の良い施工方法となります。

真鍮製バイク部品に装飾クロムメッキ加工を施す 京都府12月29日個人様

今回のお話は12月29日に弊社にご依頼した抱きました京都府の個人様で真鍮削り出しバイク新品未使用品に装飾クロムメッキ加工を施して欲しいと言う事です。バイクを取り扱う業者様やバイクの愛好家の皆様ならこのパーツを知ってらっしゃると思いますがご覧の様に真鍮色で光沢が出ていて高級感が御座います。この見栄えでメーカー様は売っているのですがこの金色っぽい光沢をクロムの光沢に変えて愛車に装着されたいとオーナー様はお考えになられています。実はこの部品よく弊社に今回のお客様同様にご希望される方は少なくありません。この真鍮製部品に関しましては弊社のメッキランク下メッキ加工でも充分に見栄えのクオリティを追求出来るレベルです。その理由は真鍮製品の新品未使用品であり削り出しと言う事にあります。この様な場合、元自体が既に素材自体がピカピカな状態、しかも真鍮自体経年劣化しにくい特性が御座います。例えば、この様な真鍮素材を使用している洗面付近の部品で蛇口等、それらにクロムメッキ加工を施しております。皆様の洗面周辺部品や台所やお風呂、トイレなど水気が多く錆びやすいか所ばかりです。しかしながら錆が出ていないですよね。それはクロムメッキの膜厚が薄くとも真鍮う素材自体が腐食しにくい為にその様になっているのです。この様な水回りメーカー様はその真鍮素材の特性をお分かりになられているのでスチールなどの錆びやすい素材を使用しないで真鍮素材を使われるのです。この理屈と同じでこの部品メーカー様もこの素材を使用されている訳です。なので下メッキ加工でも充分に対応できる事になります。それでは今回ご依頼いただきましたバイク部品のメッキ加工方法をご紹介させて頂きたいと思います。まずはこれらの部品全てを分解しなくてはいけません。写真をご覧の様にゴムパーツを取り除きます。続いてスチール製の6角ボルトで丸い部分が留めているのでこれも取ります。そして真鍮自体に油分などが付着しているので脱脂致します。この作業は油分が製品に付着しているとメッキがのらなかったりザラザラした様な見栄えの仕上がりにならない為に行う作業です。この作業を忙しいからと言って疎かにすると本当につまらない商品に仕上がってしまいます。丁寧に脱脂致します。続いて素材が削り出しで充分に光沢が出ているのであればこのままメッキ致しますが、中途半端な光沢や傷が付いている場合は、しっかりとバフ研磨作業を行わなくてはいけません。

厚メッキ加工(中ランク)での下地磨きの限界値についてのご説明

上の写真は、10月下旬に弊社に厚メッキ加工指定(中ランク)の仕上がりでご依頼いただきました業者様の絶版になって新品未使用品が手に入らないスチール製ハンドルの完成品です。写真添付では分かりにくいですが最高の光沢が出ていて私が言うのもおかしいですが凄く綺麗なハンドルに仕上がっています。この絶版ハンドルの特徴に3段の山型状になっており頭頂部が尖って出来ております。その底辺もかなり深い為に高低差があります。底辺の角度もキツイのでこの様な場合には専用ルーターを使用して磨き込まなくては、その下地が平らにはなりません。この元の状態と言うのは荒目のサンドブラスト(ショット)を撃った様なザラザラした下地肌でした。特にこの様なザラザラした肌には徹底した磨き込みを行う必要があります。この事は装飾クロムメッキ加工完成時の見栄えクオリティに比例致します。そう言った目線でもう一度写真を見て下さい。ハンドル底辺部に少しザラザラした肌が見えるでしょうか?角度が一番きつい底辺部です。よく目を凝らさなければ見えないと思います。この角度、深さ、形状が厚メッキ仕上げ(中メッキ加工)の限界値となります。(基本料金内の場合)。当然、別途料金が掛かりますが最終手磨きで時間をかけていけば最終的にはザラザラした肌も平らにはなりますので綺麗には仕上がります。この場合はお客様の見栄えのクオリティによってお求めになる物が違いますので、今回の厚メッキ仕上げ(中ランク)の基本料金内の見栄えのクオリティをご参考になられてご検討頂けたら幸いです。今回の納品に於いても専門業者様からはイメージよりも綺麗に仕上がったのでお客様からお褒めの言葉を頂きましたとおっしゃって頂いた様です。弊社もそのお言葉を聞かせて頂いて大変に嬉しく思います。この様な変わった形状の部品の場合バフ磨きが出来にくい箇所が出てきます。大きさや素材、部品に塗装やメッキが付いている、経年劣化の状態など、様々な用品により見栄えのクオリティや錆びにくさのクオリティが多少なりとも変わってきます。出来る限り現品確認をさせて頂いた上でご商談される事が最も望ましいと弊社は考えております。この言葉は今までメッキ加工の業者様や工場に委託されてその完成品で嫌な思いをされた方も少なくないと思います。どの業者様にご依頼するにしても現品確認はお客様にとっても大変に大切な事で損しない、もしくはお客様がお求めになるイメージ以上の仕上がりになる事も期待できます。